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昔見たJR九州のあの車両は

10数年前に青春18きっぷで九州を旅した時に乗った電車のことが知りたいのですが。 その電車は:たぶん佐世保か長崎あたりでのった。窓ガラスが青色で、夏だったので涼しそうだった(これが一番はっきり憶えている特徴)、車体の色は白っぽかった、座席はボックス。 知りたい事は座席の頭上にトランクみたいなものがあって(飛行機のシートの頭上にある荷物入れのような。)それが本当にただの荷物入れだったのか、それにしては大きすぎるし、普通列車だしという感じで未だ気になってます。もしかすると、それの扉を開けると寝台になるのではないかと思ったくらい大きかったです。 これは何だったのかご存知の方お願いします。

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  • PAP
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回答No.3

419系・715系電車でしょう。 これらの電車は寝台特急電車として登場した581系・583系を改造したものです。 581系・583系の大きな違いは、581系が直流と交流60Hzの交直流対応に対し、583系は直流と交流60Hz・50Hzの交直流対応となっている点です。 419系と715系の大きな違いは、419系が交直流対応なのに対し、715系は直流関係を外して交流専用となっていることです。 419系は直流と交流60Hz・50Hzの各電化区間のある北陸線用として50Hzにも対応している583系から改造されました。また、仙台地区用は50Hzですので、やはり581系からの改造はなく、全て50・60Hz対応の583系からの改造で直流を外した715系となっています。 交直両用のままですと、メンテナンスなどの費用もかかりますので、直流区間に使う予定がないものは改造のさいに直流用の機器を外して交流用にしました。 419系・715系(Wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84419%E7%B3%BB%E3%83%BB715%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A 581系・583系(上:Wikipedea、下:座席探訪) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84583%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A http://www62.tok2.com/home/tsubame787/seat_583.html 寝台特急電車の581系・583系は、昼間は座席車、夜は寝台車として使用することにより、1日中使用できるようにして登場当時の車庫不足に対応したものです。 ご質問の「座席の頭上にトランクみたいなものがあって」とあるのは、寝台車として使用する時の「中段寝台と上段寝台」がしまい込まれています。寝台特急として利用する時は、ここにしまってある寝台をパズルのようにくるくると回したりしながらセットして中段・上段とし、向かい合っている座席1組から座席のモケットを引きずり出すとともに背ズリのモケットも座席面まで下がって、背ズリ-座席-座席-背ズリのモケットがつながって1個の下段寝台としました。この電車は3段寝台だったんですね。トランクのように見える外側の部分は中段寝台の下の面で、これが座席の背ズリのところまでおろされます。 ただ、車体断面が限界いっぱいに作ってありますので、パンタ下だけは2段寝台でした。パンタの屋根まわりは現在のサンライズ号と同じような感じですが、サンライズ号のように車体中央部の1階部分が線路ぎりぎりといった構造ではなく、普通の電車と同じような構造です。この点は、寝台特急電車のサンライズ号と比較してみるのもおもしろいかもしれません。 話を581系・583系に戻しますと、2段式寝台客車が主流となり、国鉄の財政難も重なって、この寝台特急電車の中段・上段の部分を残したまま普通・快速列車用の座席車としたのがご質問の車両です。 ただ、寝台特急電車だったときは全てがご質問にあるような座席だったのですが、普通・快速列車用に改造した時にドア近くは全て取り払って通勤電車のようなロングシートとし、車両の真ん中だけ昔の座席を残したので、ご質問のような感じを強く持たれたのではないでしょうか。 座席はリクライニングしませんが、向かい合っている座席の間隔が相当に広いので、現在の向かい合っている座席の電車などに比べると非常にゆったりしています。 もとの581系・583系のうち583系は今でも大阪~新潟の急行きたぐに号として毎日運転されていますので、何かの機会がありましたら車内をご覧になってみるのもよろしいかと思います。時刻表をご覧になるときたぐに号には電車3段式を意味する「電3」などと言った表示があります。 なお、寝台と座席の転換は大変な作業で、手を挟んで怪我をしたり固定ができなくてほかの乗客の危険・迷惑となるなどから、係員以外は転換してはいけないことになっていますので、転換はしないでください。 寝台特急として使用されたころ(最初は月光号)も、座席と寝台の転換は車庫で行い、走行中に転換することは極めて少数の例を除いてありませんでした。 特急時代の窓は青く、車体側の窓と客室側の窓の間にブラインドがあって、窓-ブラインド-窓という構造でした。改造で取り替えていない窓はそのままですので、青くなっていたわけです。

bailbonds
質問者

お礼

大変詳しいご説明をいただきありがとうございます。あまり鉄道には詳しくないので長年の疑問が晴れてスッキリしました。 ただ、電車で旅をするのは好きなので、この間も廃止前の富士・はやぶさで九州に行ってきましたが、3段式の寝台がまだ走っているのなら乗ってみたいですね。

その他の回答 (2)

回答No.2
回答No.1

581系ではないですか? 元々寝台特急の電車を普通電車用に改造したもので、上段ベッドは残っていたはずです。 大きなトランクみたいなのが上段ベッドです。 この電車は九州地区、北陸本線、東北本線黒磯以北の各線で改造されて使用されました。

bailbonds
質問者

お礼

回答ありがとうございます。いろいろ検索してみたのですが、残っている記憶だけでは情報にたどり着けずといった具合でしたので。長年の疑問がはれました。

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