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[高校化学]金属酸化物の塩基性の強さ
Li2OとNa2Oの塩基性はNa2Oの方が強いという事ですが、それはどういう理屈なのでしょうか? Na2OがH2Oと反応してNaOHとなった時に、ヒドロキシ基のδ-とNa+の差が大きいので、LiOHの場合よりもイオン結合性が大きくなり、水溶している時にはより電離度が大きいから…? と考えてみたのですが、自信がありません。 Na2OとLi2Oの塩基性の強さの違いはどういった理由からくるのか、教えて頂ければ有難いです、宜しくお願いします。
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- htms42
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高等学校の化学で「Li2OとNa2Oの塩基性はNa2Oの方が強い」というのが出てきますか。 LiOHもNaOHも強塩基であるということしかでてこないと思うのですが。 LiOH、NaOHはイオン結合性物質です。 イオン性物質が水に溶けるということはイオンがバラバラになるということです。これは電離度=1としていることと同じです。
- enjoyq
- ベストアンサー率50% (3/6)
電気陰性度(電子がどの位好きか)で、Li>Naだからではないでしょうか。 Na-O-Na + OH-H → Na-O(負に帯電) + H(正に帯電) + Na(正に帯電) + OH(負に帯電) Li-O-Li + OH-H → Li-O(負に帯電) + H(正に帯電) + Li(正に帯電) + OH(負に帯電) となりますが、Naの方が電子が嫌いですので、Na-Oにおいて、Liのときより、酸素側に電子が偏ることになります。結果、Na-Oの方が、 H(正に帯電)を受け取ろうとする力(塩基性)が、Li-Oより大きくなる、ということではないでしょうか。 (酸・塩基の定義としてブレンステッドの定義を用いています。)
お礼
分子全体での極性の強さの違いという事ですか。 分かりました、有難うございました。
お礼
回答有難うございます。 この事項は高校教科書傍用の問題集に出ています。 化学結合においては、イオン結合も共有結合も連続的なもので、電気陰性度の差によって結合性は決まるようですが。 巨視的には、水溶する際に物質ごとにこの結合性のパーセンテージの違いによって水和するイオンの量的関係も違い、生じる水酸化物イオンの量も異なる、つまり平衡の偏りがわずかに違うような気がします。