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ターボ計。
こんにちは。 最近、車の計器に興味が出てきたのですが、水温計、油温計、油圧計、などは何を測るもので、何のために取り付けるのか、というのが分かるのですが、ターボ計は何のために取り付けるのかが分かりません。 吸気圧を測っている、というのは分かったのですが、吸気圧そのものが何を指しているのかも分かりません。 お忙しいとは思いますが、ターボ計が測っている吸気圧とは何か、ターボ計は何をする(知る)ためにつけるのか、について回答願えたら、と思います。 よろしくお願いします。
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ピストンエンジンの吸気圧とは、その名前の通りエンジンが 吸い込む空気の圧力を言います。 エンジンの出力(=回転ではない)を制御するにはスロットル バルブを使いますが、このバルブを絞っていくと、エンジンは 空気を吸い込めなくなり、アイドル回転まで下がります。 このとき、吸気圧は大気圧より低い負圧となっています。 スロットル全開時は、自然吸気ではほぼ大気圧となります。 (この場合は負圧計、吸気圧力計と呼ばれる) ターボ車では、この圧力が大気圧を超えて押し込まれる形に なりますが、普通は初めからメーカーで設定した圧力以上には ならないので運転者が考えなくとも良く、この圧力を監視する 必要は通常ありません。(ブースト圧、過給圧) しかし、メーカーが設定した以上にこの圧力を上げたい (ブーストアップ)と考えた場合は話が変わってきます。 コントローラーで可変する様に設定したりすると、どこまで圧力 が上がったかを知らないとエンジン自体を壊すことになります。 この場合は必須になる訳です。 自動車には通常付いてないのですが、航空機のピストンエンジン には過給器装備でなくとも付いてます。これはピストンエンジンの 出力は、シリンダ内圧力と回転数に直接比例し、たとえ同一回転数 であっても負荷が違えばエンジン出力は違います。このために、 シリンダ内圧力を知る手段としてMAP(Manifold Air Pressure)計 と呼ばれる吸気圧計を装備して実際のエンジン負荷・出力を把握 しています。自動車でも装備すれば、エンジン負荷の目安とはなる ので、参考サイトの「経済走行用装備のブースト計(ブースト計 Wikipediaより)」の例の様に使うことも出来ます。 ブースト計 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A8%88 負圧計 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A0%E5%9C%A7%E8%A8%88 吸気圧力計 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%B8%E6%B0%97%E5%9C%A7%E5%8A%9B%E8%A8%88
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- wathavy
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第二次大戦、アメリカは日本を爆撃するために、B-29をより高度を高くして本土を爆撃するため、空気の薄い高高度でもエンジンを回そうとしました。そうすると、酸素濃度が低くてエンジンを回せませんでした。 そこで、研究中だった過吸気を採用します。エンジンの出力をつかうスーパーチャージャーは、低速から使えますが、航空機のように回転数を一定のまま使う場合には、排気ガスの膨張を使って回転力を得るタービンによる吸気圧縮のほうが向いています。 そこで、ターボを採用しエンジンに入れる前の空気を圧縮してからエンジンを回す構造を採用しました。 過吸気を持たない日本の航空機は、高度でB29の飛ぶ高高度まで到達できず、アメリカ軍は日本を火の海にできたという代物です。 過吸気の二次側で作られる圧縮空気の圧力を、ゲージ圧(大気圧をゼロにしてそれ以上を圧力として計測する)方法で表示しているのがターボの圧力計です。 雰囲気でつけるものですね。普通のエンジンなら、最高で1.5kg程度です。2.0までは壊れないと思いますが、燃料の噴射量を増やす必要がありますし、メーカーが実験したプロファイルでないと、実際には改造できないので高圧で運転するのは難しいですよね。