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物質の分離・精製 たとえばお茶に入った睡眠薬
物質の分離について 化学で蒸留・再結晶・濾過・抽出などを学びました。 今、問題になってる お茶に入っていた睡眠薬とか カレーに入っていたヒ素とか どのように分離しているのか 具体的にわかれば教えてください。
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あれはクロマトグラフィーといって http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC たとえば蒸発→液化の過程での 沸点、濃度など ある溶剤に混ぜたときの濃度 遠心分離したときの分離する速度 などをグラフ化して判断しています ただ、和歌山カレー事件のときは SPring-8 http://ja.wikipedia.org/wiki/Spring-8 でレーザースペクトル レーザー光線を照射したときの反射光で判断したと記憶しています
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- c80s3xxx
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妙な誤情報が残るのもアレなので,書いておきますが... 例のヒ素の Spring 8 での分析は,基本的に蛍光X線分析という方法です.そして,ヒ素そのものを調べたことが重要なわけではありません.ヒ素そのものを調べても,量はわかりますが,出所とかにつながるわけではなく,この場合は亜ヒ酸に混入しやすい不純物を高感度分析したことがポイントなのです.どういった不純物がどの程度含まれているかは,ものによっては製造上の問題や原料の問題につながり,指紋のように試料を特徴付けることができる場合があるのです.蛍光X線分析は試料から目的成分を分離することなく,そのまま非破壊で多元素の同時分析ができるというメリットがありますが,通常の装置の分析感度は高くなく,微量分析には極端に強いX線源が必要です.そこで Spring 8 (筑波の Photon Factory も使われた) が使われたのです.
- wasabifumi
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事件のときに鑑定されるのは検出であって分離ではありません。 そこに毒物があることが証明できれば立件するのに十分だからではないでしょうか? 補足として: カレー事件の砒素のSpring8での鑑定は カレー鍋から発見されたとされる砒素の結晶と(当時)容疑者宅から押収された砒素との比較で同一の砒素である可能性が極めて高いという結果を出しました。
主題ではありませんがヒ素の件、スプリング8はレーザー光ではなくシンクロトロン放射光で、方法はX線蛍光分析だったはずです。