• ベストアンサー

「水際」を「入口」という意味で使うのは日本語だけ?

最近の豚インフルエンザのニュースで、「水際で防ぐ」という表現をよく聞きました。これは、港や空港といった、国の入口で防ぐという意味なのでしょう。 このように、「水際」という言葉を「入口」という意味で使うのは、島国である日本だけなのでしょうか?陸からの交易ルートが多かった中国、フランス、ドイツなどでは単に「国の入口」と表現しているのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#125540
noname#125540
回答No.1

日本語の「水際で防ぐ」は「上陸させない」という意味だと思います。 入り口よりも、国境線、境界線という感じがします。 gooの国語辞典によると、 水際作戦 上陸してくる敵を水際で防ぎ守ること。 特に、病原菌や害虫などが国内にはいり込む可能性のある海港・空港で防疫体制をとること。 戦国時代はくにざかいが地続きだし、いつからの概念? とGoogle検索してみたら、 第二次大戦中の日本軍で、太平洋の島々での戦いで海岸に陣地を敷設し、米軍を上陸させないという作戦が「水際作戦」であったと。 語源は分かりませんが、ここから今も使い続けているのでしょうか。 (孫子の兵法に水際云々というのがあるそうですがまた別の話みたい) 以下、回答にはなりませんが、ヨーロッパ方面のご参考まで。 英語だと「国境」はborderです。 名詞では へり、縁 境界(線)、国境(地帯) 動詞では 境を接する、隣接する ~に縁をつける、~を縁どる ~に接する、~に隣接する などの意味。 http://eow.alc.co.jp/border/UTF-8/ 地続きのイメージがします。 英辞郎では、 密輸を水際で食い止める interdict smuggling at the border という例がありました。 水際線 waterfront line // waterside line 水際防御 beach defense などもあります。 英国は島国ですがスコットランドなど複数の王国から成る歴史がありますので、地続きでも国境を接していました。 リーダーズ英和では、the Borderというと「イングランドとスコットランドの境界地方」「北アイルランドとアイルランド共和国の国境地」「カナダと米国の国境地」「米国とメキシコの国境地」等だそうです。 語源は古フランス語→ゲルマン語由来らしい。 関連語?(英語)で、bordure=紋章のへり、縁取り というのがあるそうです。 frontier「フロンティア」も国境、開拓前線、境界などの意味。 古フランス語でRomanticの意味。(綴りからしてフランス語っぽいです) ラテン語ではFRONTの意味。 英語のFrontは古フランス語でfront-frons....英語のfaceの意味だと。 一番前に出て接する部分という感じがします。

botte
質問者

お礼

>戦国時代はくにざかいが地続きだし、 >英国は島国ですがスコットランドなど複数の王国から成る歴史がありますので、地続きでも国境を接していました。 日本やイギリスでも、昔地続きの国境があったことは思いつきませんでした。確かに国境=海や川という考えは全世界・全時代共通ではありませんね。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • Mumin-mama
  • ベストアンサー率45% (1140/2503)
回答No.2

>ドイツなどでは単に「国の入口」と表現しているのでしょうか? 他の国と国境を面している、 ドイツのノルドゼーとオストゼー(Strandschutzシュトラント海域防衛) ライン川やオダー川(Uferschutzウファーシュッツ河川防衛) と言いますが、StrandschutzとUferschutzはGrenzschutz(グレンツシュッツ)または、Bundespolizei(空港警察)と呼ばれる国境警察の仕事で、人と貨物の出入りなどを見張ります。 上に上げた海や川以外にも、ベネルックスとフランス側チェコ側は広大な土地で、スイスとオーストリア川はアルプス山脈により9カ国の国に囲まれたドイツは「水際」と言うよりも、「国境(線)」だと思います。 東のオダー川などは橋の袂に必ず税関(パスポート検閲)があって、場所によってはEU国籍の人しか渡れない橋(Goerilitzの橋で対岸はポーランド)もありますが、現在のドイツと他の国はほとんど無国境といってもいいほどです。 また、道路の方はEUになった後でも税関の名残はまだ残っているところもありますが、普段はほとんど機能していません。但し、サミットなど開かれるときは臨時に再開されることもあります。今回のインフルエンザで国境が再開されたというニュースは聞いていません。 結論として、「水際で防ぐ」をドイツで言えば、「空港で防ぐ」「港で防ぐ」「国境で防ぐ」だと思います。 今回の豚インフルエンザではフランクフルト空港がよくニュースに映っています。 フランスやイタリアでは今アフリカからのボートピープルが多いので、それこそ水際の防衛に気を使っていると思います。

botte
質問者

お礼

やはり国境を「水際」と表現するのは日本特有のようですね。 ご回答ありがとうございました。