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【体外受精】5回撃沈。どう誘発すれば?
- 体外受精にチャレンジ中の35歳女性が、これまで5回の採卵・3回の移植を受けているが全て失敗している。
- 主人の重度男性不妊により顕微受精をすすめられ、採卵と移植を繰り返しているが陰性結果が続いている。
- 卵がうまく成熟せず、ハードルの高い誘発法が難しいため、どのような方法で多くの受精卵を得るか悩んでいる。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 まず、採卵で未成熟卵が多すぎるのが問題だと思います。 未成熟の度合いにもよりますが、IVMで成熟させても、受精や分割はどうしても確率的に厳しいですので、まずはちゃんと成熟卵を得るのが先決だと思います。 >ショート法での誘発をかけると卵胞がたくさんできてしまい、OHSSのリスク高い ということは、多嚢胞性卵巣症候群なのでしょうか? この場合、どちらかというとhMGよりもhCGの使用の方が、問題となると思います。 質問者さまの場合、ご自身がおっしゃっているように、完全自然周期の方が、いい卵子を得られる可能性が高いと思います。 それは、hCGを使わなくても済むというメリットもあります。 完全自然周期では、数が取れなくて不安というお気持ちもよくわかりますが、要は1個でもいいから、出産できるだけのいい卵子ができればいいわけですから、1個にかけるというのも、ひとつの方法であるとは思います。 hCGを使わず、かつ複数個の成熟卵を得たいならば、KLC系列のクリニックが得意としている、クロミッド+hMGでの低刺激の誘発を試してみてはいかがでしょうか。 生理3日目ぐらいからクロミッドを服用し、状況に応じて少量のhMGで追加誘発するものです。 この場合のhMGは、質問者さまが使われたのと同じ、遺伝子組換え卵胞刺激ホルモン(フォリスチム)を使うことが通常です。 そして、採卵前のLHサージは、hCGではなく、スプレキュア(点鼻薬)を使って起こします。 また、通常は採卵周期に移植することはなく、凍結胚での移植となるため、OHSSとなるリスクはほとんど避けることが可能です。 採卵数は、平均で成熟卵3個、といったところでしょうか(個人差があります)。 また、質問者さまはこれまで分割胚~桑実胚での移植をされているようですが、分割胚での移植で結果が出ない場合、胚盤胞移植に切り替えた方がいいと思います。 胚盤胞まで育たないリスクはあるのですが、胚盤胞まで培養してみることで、ちゃんと受精卵が育っているのかどうかを確認できますし、着床する可能性も分割胚よりは確実に高くなります。 多嚢胞性卵巣症候群の方で、KLC系列のクリニック(特にS橋夢クリニックは実績が高い)でよい結果を出した人を、私は何人も知っています。 KLC系列でなくても、高度不妊治療は、多少通うのが大変でも値段が割高でも、実績のあるクリニックを選んだほうが、絶対に近道です。 特に、質問者さまのように同じクリニックで何度も結果が出ていない場合は、転院を考えたほうがいい時期でもあると思います。 かく言う私は、高度不妊治療でも結果が出ない難治性の不妊ではありますが・・・ 私の場合は、確実に成熟卵が取れるものの、卵子の質自体が悪くて、いい胚盤胞に育ちません。 現在は、不妊治療をお休みして、体質改善に努めているところです。 お互いに、いい結果が出るように、くじけず頑張っていきましょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 長文かつ把握しにくい質問だったにもかかわらず、丁寧にアドバイスいただき、感激しております。 >まず、採卵で未成熟卵が多すぎるのが問題だと思います。 >未成熟の度合いにもよりますが、IVMで成熟させても、受精や分割はどうしても確率的に厳しいですので、まずはちゃんと成熟卵を得るのが先決だと思います。 おっしゃるとおりです。 私も今後いくら未成熟卵をIVMしても、きっと受精卵は得られないだろう、それならば最初から未成熟卵を採卵することは避けて考えなければ、と気づいてきたところです。 やはり完全自然周期にかけてみるのも一つの手ですよね。 >また、質問者さまはこれまで分割胚~桑実胚での移植をされているようですが、分割胚での移植で結果が出ない場合、胚盤胞移植に切り替えた方がいいと思います。 これについてもおっしゃるとおりで、主治医にも同じことを言われ、5回目のチャレンジ(移植は3回目)の時には胚盤胞を移植する予定でしたが、採卵後6日目になっても桑実胚にしかならず、子宮環境との時間的ずれを防ぐために、その時点で移植するしかありませんでした。 しかし、今後やはり胚盤胞移植に切り替えてみる価値はありそうですね。 ちなみに多嚢胞性卵巣症候群ではありません。 採卵後は、刺激周期でも卵巣は腫れることなく、割と迅速に回復してくれます。 ただ、薬にとても強く反応する傾向にあるようなのです。 そのためショート法の時は、エコーで確認したところ卵胞が多すぎた+E2ホルモンが3000を超えたため、hcgの注射を打ってくれず、スプレキュアはそれまでの誘発で使用していたので使えず、未成熟と分かっていながらの採卵→IVM→6個全滅、となりました。 クロミッドは、中間法として3回目に使ってみたのですが、2~3個の採卵を目標として周期3日目から5日間服用したところ、周期8日目に卵胞1個のみがすでに20ミリを超えるというおかしな効き方をしてしまい、今後使えないな・・・という感じになってしまいました。 muni666様にいただいたアドバイスを読み返すうちに、やはり次は完全自然周期か、遺伝子組換え卵胞刺激ホルモン(フォリスチム)をもう一度使ってみるか、どちらかかな・・・と思うようになってきました。 (お礼欄では字数が足りないため、補足欄に続きを書かせていただきます。)
補足
ところで、重ねての質問で申し訳ないのですが、以下の二つのことが気になっています。 ・採卵前のLHサージをスプレキュア(点鼻薬)を使って起こす場合、hcgよりも効果が弱く成熟しにくい、といったことはないのでしょうか? ・hmg+hcgのロング法よりも、遺伝子組換え卵胞刺激ホルモン(フォリスチム)を使った方が副作用も少なく、良質な卵が安定して期待できる、と書かれてあるのを見たことがありますが、これには個人差はないのでしょうか?つまり遺伝子組換え卵胞刺激ホルモン(フォリスチム)を優先に考え、hmg+hcgのロング法は試してみるまでもないのでしょうか? もしご存じでしたら、ご教授願えませんでしょうか・・・。 >特に、質問者さまのように同じクリニックで何度も結果が出ていない場合は、転院を考えたほうがいい時期でもあると思います。 この点についても、考えさせられました。 私の住んでいるところは南に近い西日本で、不妊治療を専門としているクリニック自体がとても少ない地域でもあり、これまでは「選択の余地なし」と思って通っていたのですが・・・。 仕事も持っているため、遠方へ通うことは今すぐには考えられませんが、今後さらに結果が出ない場合は、選択肢の一つとして検討してみたいと思います。 muni666様にも良い結果がおとずれることを祈っています。 つらいことも多いですが、あきらめずに頑張りましょう! 本当にありがとうございました!