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金融機関というのは頭の悪い人の集まりなのですか?
昨日の報道でも「金融機関の被る損失が、世界全体で4兆ドル(約392兆円)に達するとの推計をまとめた。」とありましたがこんなに損失を出してしまってどうするつもりなのでしょう。(金融機関員)って堅そうで、りこうそうで、まじめそうに見えますが本当は先を読む力のない、責任感のない、頭の悪い人の集まりなのですか?
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- ryuken_dec
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>結局頭が優秀だという人は世の中に必ずしも役に立つか >どうかわからないということでしょうか? そういうことです。 その優秀な頭脳をどう使ってもらうか次第です。 ある優秀な科学者の家族を人質にとって「暗殺兵器を作らないと家族を殺すぞ」と脅せば、その科学者の優秀な頭脳は世の中の役に立たないことのために使われます。 会社が組織としてやらなくてはいけないのは、社員という個人の利益と企業の利益を同一のベクトルにすることです。しかし、金融機関はそれを誤りました。 「儲ければそ20%が君の取り分。もちろん儲けられないとクビね。損しても君は1円も払わなくていいよ。」 こう言われれば、社員は利益を追求することに専念します。それは個人として正しいことです。でも金融機関にとっては???? >現在の成果はみんなだめだということですかね。 違います。 個人の成果としては別に悪くありません。 仮に10人のファンドマネージャがいて9人がそれぞれ100億円の利益を挙げて、1人が5000億円の損を出したようなものです。 9人は20億円の年収を得ました。1人だけは年収0円でクビになりました。 10人の合計年収は180億円、平均年収は18億円です。一番ダメな人でも年収が0円になっただけです。 これは素晴らしい成果です。年収18億は普通のサラリーマンの生涯収入をはるかに超えています。 ただし、彼らを雇った金融機関の結果は違います。 (100億-20億)×9-5000億円なので、金融機関は4280億円の損失です。 あれ?個々人はサラリーマンが人生を4回くらい繰り返さないと手に入らないくらいのお金を稼いだのに、会社は大損しているぞ? 個人の成果としては劇的に素晴らしい成果です。 ただ、金融機関の成果としてはだめということです。 そこで働く人の利益と金融機関の利益をうまく結び付けられなかった金融機関の失敗です。個々人に対して成果主義を導入したからこうなりました。
- ryuken_dec
- ベストアンサー率27% (853/3139)
集団と個人は混同できない。 個としては優秀なものが集まっていても、一部の強欲な指導者や意思決定者によって、ゆがんだ結果が生まれることはよくあることです。 個が優秀がゆえに多くの利益をあげることができました。そうなると次にはより多く、より多く・・・と際限なく利益を求め続けることになり、その結果の失敗です。 金融機関の損失は、その優秀な頭脳をいかに利益を上げるかだけに注力させたことによる結果です。 スペースシャトルが爆発事故を起こしてしまいました。紙飛行機は爆発事故を起こしません。 スペースシャトルに関わった人たちは無能で、紙飛行機を折った小学生は優秀なのか? 違います。 優秀だからこそより高み(利益)を目指せてしまう。その結果、失敗した時のダメージも大きくなります。 一方、無能な人たちは大損をこいた金融機関の人たちのようなポジションを取ることもできないくらいに無能ですから損も小さいわけです。
お礼
回答ありがとうございます。大変わかりやすい説明で頭の悪い私にはありがたいです。ただ私の質問もいろはのいのレベルで質問していますから答えは難しいはずです。結局頭が優秀だという人は世の中に必ずしも役に立つかどうかわからないということでしょうか?それならば優秀な人というのはそれこそ成果主義で判断しないとだめだということでしょうか? 現在の成果はみんなだめだということですかね。
- 織田 信長(@id_system)
- ベストアンサー率17% (55/306)
小さな政府、市場万能主義が横行し、金融至上主義が持てはやされ、それを訴える政治家が国民の大きな支持を得て来たのがここ十数年の大まかな流れです。 米国での金融関係者はただ儲ける為に仕事をしていただけです。基本的には他の職業の人と何ら変わらないともいえるでしょう。まぁ金で金を生み出すという特性上、多少の人材の特性がでたり、金融が米国や他のいくつかの国の経済成長の主役となっていた事もあってかなり調子に乗っていたという面はあるでしょうが(それはバブルという虚構の上に存在していたものだったと)。 例えば、数理的アプローチから多くの金融商品を作り売ってきた事で多くの金融機関は儲けを出してきました。これはプログラムを組んでパソコンやゲームのソフトウェアを販売する事と似たようなものです。 そしてその金融商品は金融商品の価値としてではなく、肩書きの価値によって販売されるようになり、それが世界中にばらまかれるという事態にまで発展したのです。非常に複雑な数理計算の上に設定された金融商品は、作った人以外はほとんど理解がされず、販売する人も購入する人もその商品には目も向けず肩書きによって売買がなされ、そしてそれはバブルの上だけで成立する虚構のインチキ商品だったという結果です。 頭が良いとか悪いとか、優秀だとか馬鹿だとか、そういう話ではないわけです。ただ他社より利益を多く上げようと競争をし、短期的利益を追求し短期的利益を出す人を集め、その競争に負ければ会社は淘汰され、そして金融市場の競争は巨額のレバレッジによって成立し、バブルを発生させ、そして崩壊へと至ったのです。 年間何千万もの人が犠牲になる自動車を開発した人、それを推進して来た人、多くの化学兵器を開発してきた人、戦場で戦って何の恨みも関わりもない人を殺してきた人、それらと何ら変わらないという事です。 それをよしとする土壌の上で、ある人たちが仕事をしてきた結果でしかないのです。
お礼
回答ありがとうございます。経過についてはよくわかりましたその通りですよね。
- code1134
- ベストアンサー率20% (703/3370)
多くの金融機関ので頭の良い人達が相当数活躍していたのは粗間違いないでしょうね。 但し、"頭が良い事と頭の使い方が巧い事とは別次元"と捉えて置く方が無難かと私は感じます。 "おカネは辛うじて廻る、されど(金融機関の)莫大な利益の確保は容易ならじ"と言った所でしょうか!?
お礼
回答ありがとうございます。同感ですね、本当に頭が良ければ独立してもっと利益を上げてということを考えるかもしれませんし。
- umaruko
- ベストアンサー率73% (137/186)
金融機関の人たちはすごーーく頭がいいと思いますよ。特にサブプライムローンがどうやって作り出されたとか、それを証券化するにあたっての価値のない証券をどうやって価値のある証券に見せかけたかとかのプロセスを見る限りものすごーーく頭が切れる人たちですね。 ただ(特にアメリカや欧州の)金融機関の人たちは非常に欲が深かった。株主ににらまれていたのもあったとは思うけど、限りなく目先の利益を追求するため、レバレッジを極端にまで高め、サブプライムというインチキ商品も生み出してしまった。先を見通す力がないといったらその通りかもしれません、ただ金儲けすることに関しては天才だったというだけで…。 しかし、本当に頭のいい人たちもいます。(さんざん金儲けをして危なくなったらおさらばした金融機関) まあそれはゴールドマンサックスなんですけどね。(ほかにもあるかも)2007年あたりにはサブプライムが危ないと判断して自分たちは逃走準備をしてましたんでね…。まあある意味ゴールドマンが金儲けに関してはもっとも天才だと言わざるをえない。
お礼
回答ありがとうございます。なるほど!これですね。「2008年に大きな問題となったサブプライムローン問題においては、他の金融機関と比較して相対的に、被害を受けていない金融機関の一つである。また同年にやはり大きな問題となった、投機筋による原油価格高騰問題は、同社のマッチポンプであるとの憶測(批判)もある。」 う~ん。
- cobe
- ベストアンサー率23% (54/227)
金融機関の「役割」としてはリスクの担い手という側面がありますね。 したがって、個人でも手が出せそうな資産にしか手を出さず、低位安定した運用しかしていない銀行というのはむしろ無能です。 日本の銀行は今回の不況では傷は浅いのですが、逆に「じゃぁ何やってたの?」という批判は存在します。
お礼
回答ありがとうございます。日本の銀行は傷は浅かったのですか。銀行が高リスク高リターンばかり狙っていると問題だと思っていました。
- akaginoyama
- ベストアンサー率43% (37/86)
責任感や善悪は別として、頭は、悪く無いと思います。 結果として大抵の国では、一部の企業や一部の 利権者に公的資金を注入されています。 そのつけは将来に渡って各国の国民全体で長い 期間掛かって支払って行かなくてはいけません。 今回の一連の騒動は、絶対的にこの世からお金が、 どこかに捨てられて無くなってしまった訳では無く、 相対的に株や不動産などの金融資産の資産価値が 低くなっただけです。 金やプラチナなどの商品市場などが暴騰したり、 少し前に原油が値上がりしたように、価値観を 目まぐるしく、お金から一部商品や将来莫大に 掛かるはずのコストを前払いしているわけです。 例としては、 (環境問題に関連させた新エネルギー開発など) などが将来莫大に掛かるコストとしてあげられます。 しかも、本来だと事業者に対して莫大に掛かるはずの コストが国民の税金を公的資金と言う名目で援助させら れます。 今回取られた、景気対策で数十年後お金の価値が元に戻り、 一部の人間に莫大な利益をもたらすことは想像に難しく無い でしょう。 他にも、現在の資産価値だと相続税なども安くなり、 その恩恵を莫大に受ける者もいるわけです。 今回の騒動により、将来得をするような者が確実に存在する 以上は、頭が悪いと決め付けて掛かれません。 むしろ、頭の悪い庶民をだまして好き放題にしていると 言った印象すら受けてしまいます。 計画的に金融危機を引き起こし一部の人間の利権に繋がる ための、投資資金を、昨今豊かになりすぎた世界の国々の国民に つけを回すような、ローンを組ませたとも考えられます。 現に、この騒動を利用して民間優良企業を没収に近い形で、 国有化したロシアなどをみていると政治家や金融関連を動かす 人たちは、馬鹿ではありません。 最も、純粋な民主主義国家は、あからさまにロシアのような 真似もできないので数十年後、客観的にみて今回の受益者が 明らかになるわけですが。 その頃には、景気も回復しており、誰も文句は言わないでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。お説のような話なら公的資金などの融資をすることはだめですね。一説には株などもう上がらないよという話もあるようですけどまた上がりますか、それなら買っておいたらいかがですか。
>金融機関というのは頭の悪い人の集まりなのですか? この問いだけに答えるならばNOですね。 一般的には優秀で高学歴な人間たちの集まりだと思います。 ただ、世の中にはそういうやつらをまとめてだませる とてつもなく頭がよくてずる賢い奴がいるということではないですか。 日本でいえば大手の都銀に勤める銀行員など 優秀で善良だけど、わりと思考停止している人もよく見受けられますので。
お礼
回答ありがとうございます。高学歴の人はお金儲けの方法を学校で教えてもらった人たちなのですか!
一般的にいえば、頭がよくて責任感のある人の集まりだと思います。 高学歴で業務上の倫理観もたたきこまれているはずですから。
お礼
回答ありがとうございました。そうですか。
結果からみれば、確かにその通りですが、 タイトルのような、ひとくくりにした質問は、乱暴です。
お礼
回答ありがとうございます。分かっていて乱暴に質問をしたつもりです、でもわかりやすくなるのかなと思っています。
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お礼
回答ありがとうございました。世界全体が多額の損失を出してしまった 理由は今後もいろいろなところで考察されるでしょうがどうも危なっかしい話ですね。 多くの人から回答を寄せられましたが大変勉強になりました。 この辺で締め切りにしておきます、ありがとうございました。