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政府筋の「テポドン迎撃不可能」発言について

昨日、ある政府筋が「テポドン迎撃不可能」と発言したようです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000502-san-pol 何を根拠に「不可能」だといっているのでしょうか。 「鉄砲の弾で鉄砲の弾を撃つようなもんだ。当たると思うか」という程度の根拠ではないでしょうか。 この発言によって、ミサイル防衛システムによる抑止力が無くなり、またコスト対効果でミサイル防衛システムの見直し論に発展する恐れがあるということが分かっていての発言でしょうか。 この発言の目的は何なのでしょうか。 発言者は笹川氏でしょうか。

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  • key00001
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回答No.9

性能・技術面はともかく、政治的に迎撃不可能な可能性もあります。 「鉄砲の弾で・・・」ってのは論外で感覚的。 質問者様がご指摘の通り、「じゃ、何で血税を使って導入したの?」って言う、政治責任を追及され兼ねない発言です。 ただ、これもご指摘の通り核抑止力ですから、過去に実戦データが無いんです。 核兵器というのは厄介なシロモノで、10発中9発を撃ち落としても、余り意味は無いんです。 首都に1発でも着弾したら、充分な大ダメージですから。 今回、北朝鮮の試射は1発で、万一、コレを撃ち落とせば、これもミサイル防衛システムを抜本的に見直しを迫られる事態となる可能性があるんです。 これは単に日本の問題では無く、開発したアメリカや、日本同様にこれを配備している台湾なども同じく大騒ぎ。 大げさに言えば、世界の軍事バランスが崩れると言っても良い事態です。 ですから、日本の独断で迎撃ミサイルを発射しても、何も問題有りませんが、日本の判断で単独で発射し、迎撃に失敗した場合、アメリカの顔を潰すことになり、後から何を言われるか判りません。 従い、日米で協議し、アメリカも合意した場合、アメリカも何らか関与の上、迎撃ミサイルが発射されると考えて、間違いありません。 アメリカとしては、実戦データは欲しいし、成功したら、防衛システムの最高のPRになります。 しかし、もし失敗したら、オバマ政権を揺るがしかねない事態が起こる可能性もあるし、軍需産業は大打撃を受ける可能性もあります。 この長短を比較すると、リスクの方が多大過ぎ・・・結果、ミサイル発射は行われない可能性が高いです。 あるいは、迎撃に失敗した理由がキッチリ説明出来る状況でないと、発射されないと考えても良いと思います。 北朝鮮も、日本のお家事情は充分判ってて、「発射出来るの?」って感じだろうし、もし迎撃すれば、ミサイル防衛能力が判るし、見事、迎撃されたとしても、「人工衛星を撃ち落とした。日本(アメリカ)が悪い。」と非難します。 北朝鮮側には余り損やリスクは有りませんので、発射実験を強行する可能性は高いです。 尚、アメリカのミサイル防衛構想は、 第一段階:敵発射基地(サイロ)への攻撃 第二段階:洋上鑑(イージス鑑)からの迎撃 第三段階:地対空の迎撃 です。 専守防衛の第二段階からの防衛構想では、本来の構想からは欠陥品であり、過酷なミサイル防衛を強いられています。

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  • tyr134
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回答No.8

>何を根拠に「不可能」だといっているのでしょうか。 色々なデータを元にしてる可能性も否定できませんよ。 とはいえ、どこまで正確なデータを持っての発言かは分かりませんけど。 というのも、ミサイル防衛システムは国家防衛の重要な地位を占めるとの前提で開発が進められています。 当然、その開発途上のデータやシステムの細かい点などは、「防衛機密情報」です。 ということは、開発関係者がウィニーやスパイ活動に合って漏らしでもしない限り、正確なデータは誰にも分かりません。 なんで、出てきたデータを分析して、分からない部分は推測して(つまり、分析する人の主観)考えるしか無いわけです。 実際、米国軍が「命中率は100%だ!」と高言していたにもかかわらず、その後の議会の調査で実際は9%に満たなかったなんてこともあります。(まぁ、開発の初期段階ですけど) とはいえ、最近は技術力も向上してきており、SM-3システムの迎撃実験で「米軍が16回中13回、海自は2回中1回成功」との事です。 まぁ、各専門家の意見で多いのは「当たるとも言えないが、当たらないとも言えない」段階なようです。 費用対効果については、検討は必要なのは事実でしょうね。 開発費用には、すでに約7000億円が投入されています。 今後、迎撃率が上がり、実戦配備後のコストも削減がはかれるような見通しがあるなら続ける意味はあると思います。 しかし、実戦配備実現に防衛費のほとんどが取られてしまうようでは、どんなに高技術でも意味がありません。 何事もそうですが、バランスが大切です。 無批判に受け入れるより、ちゃんと検討することは必要でしょう。 その意味では、懐疑論が出るのは良いと思いますよ。 ただ、政府高官という地位にある人が軽々に発言していい内容ではないですね。 しかも、「原理的に迎撃は無理」という全面的否定な形ですし。。。 ただ、 「準備が万全になるよう努力してきており、そのようには考えていない」(浜田靖一防衛相) 「国民の安全を確保する形で対応できることをやっている。懸念は持っていない」(河村建夫官房長官) と、火消しに動いてますから、政府見解でないのは明らかですね。 今後は、その政府高官とやらの名が明かされた上で、麻生総理が人事権を正しく行使するかどうかでしょうかね。

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  • snowplus
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回答No.7

一政治家が私見を述べただけで政府見解という わけではないようです 浜田防衛相が反論しています http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/north_korean_missiles/?1237866670

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  • makocyan
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回答No.6

>政府内での迎撃手続きに時間がかかると、撃ち落とすチャンスがなくなるとの見方を示した。  これはNo.1様のおっしゃるとおり、(ある程度の状況下では)現場指揮官にフリーハンドの権限を与えなければ~って意味に私はとりましたけど。もちろん、迎撃成功の可能性を少しでも高めるためにです。  技術的に可能かどうかは、間違いなく(もちろん一定条件下で)「可能」でしょう。可能ってことは必ずしも100%という意味ではありません。大体、必ず敵を撃破できる兵器なんて見たことがないです。ことは国民の生命財産に関わることです。少しでも可能性のあることならば、予算の許す限り実現方法を探る価値はあるでしょう。  また実戦経験がないから駄目だ、とする方もいますが、少なくとも現代の防空システムで実戦経験なんてあるほうが珍しい。経験がないことが「不可能」である理由にはなりえないですよね。 >ミサイルを打ち落とせるような高度な集団であるならば、漁船と衝突事故など起こるはずがありません。  どんなに錬度の高い軍隊だってしょうもない事故は起こしてますよ。最も錬度が高い部類に入るであろう米軍のEA6がスキー場のリフトのケーブルを引っ掛けて死者多数、なんて事故もありましたよね。ことさら自衛隊がその種の事故は多いって話は聞きませんが。

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  • trajaa
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回答No.5

『実際の命中率はどうでもよく、それらしく立派に見えるミサイル防衛システムをもっていればそれで十分役に立つと思います』 あれ?そうなの? そう言うことであれば、かの政府筋の発言も本当は充分な迎撃能力があるけど、 その能力を悟られないように、欺瞞情報として意図的にリークされたモノかもしれないなぁ・・・ 相手を安心させておくことで、開発や配備のペースを遅らせる効果も期待できるしね。 って考え過ぎだ。 向こうは、発射すること。あるいは発射するぞと思わせてこちら側の反応を伺う、反応をさせることが目的なので 迎撃を受けるかどうかなどは、二の次三の次なんじゃないの? そう言う意味で、こっち側であ~だこ~だど騒いでいるのは、向こうにしてみれば『しめしめ』って思っているかもね。

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  • sugeaho
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回答No.4

「不可能」と言うのに根拠は必要ありません。 実験で落としましたがあれはテポドンではありません。 打ち落とすタイミングまで事前に打ち合わせのあった ただのお芝居です。 今、私たちに必要なのは、「確実に可能」と言える根拠です。 実際のテポドンは稽古でまとまったお芝居ではなく、 発射の時点からアドリブの連続です。 そのような状態で撃墜を「可能」と言える根拠が全くありません。 そもそも、自衛隊が ミサイルを打ち落とせるような高度な集団であるならば、 漁船と衝突事故など起こるはずがありません。 自衛隊は信用できません。

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補足

ご回答ありがとうございます 抑止力について一応補足しておきますが、 実際の命中率はどうでもよく、それらしく立派に見えるミサイル防衛システムをもっていればそれで十分役に立つと思います。敵は迎撃率を想定してミサイル増強など再配備をしなければ攻撃に踏み切ることが出来なくなりますので。

  • trajaa
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回答No.3

政府筋ですから、自民党総務会長の笹川さんではあり得ない。 政府筋の場合、官邸にいる人が該当するので 官房長官や官房副長官、首相補佐官や秘書官などが候補だが 官房長官は、しばしば政府首脳と表現される事が多いので除外 秘書官などは、政府関係者などと表現される筈なので除外 そうすると官房副長官などに絞られる。 で、文中にて『石波に言ったんだ~』的な発言から、事務方は除外される。 且つ、石波さんにたいして年次が対等かあるいは上と考えるのが妥当なので・・・・・ 私は、こうのいけ 氏あたりと推測しているが・・・・ あの方は過去にも色々と話題を提供している方なので、今回も恐らくそうなんじゃないのかな? >この発言によって、ミサイル防衛システムによる抑止力が無くなり そう? だって実戦経験が無く、(状況設定が怪しげな)実験での成果しかないので、ホントのところはどうなの?ってのが普通だと思ってるけど 発言の目的? 『ワーワー騒いでいるが、お前ら何で騒いでいるの?矢でも鉄砲でも持ってこい!』(記者との雑談でつい口が滑って本音が漏れた)って感じじゃないのかな?

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  • snxx2
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回答No.2

質問の意図は想像つくんですが、一応原理的に、ミサイル初心者によるミサイル初心者の為の解説をしておきます。 北朝鮮から米国向けの、或いは太平洋向けの弾道ミサイルを発射するのならば、発射直後のブースト段階で迎撃しない限り、現在の日本の迎撃システムでは物理的に迎撃できません。 弾道ミサイルの着弾地点の推測には、弾道ミサイルの軌道計算が必要であり、その予測を確実なものとするには、ミサイル発射直後のブースト段階を含めて観測しなければならない。なのでブースト段階の迎撃はできないことになる。 そして日本上空を長射程ミサイルが飛ぶ場合、現在の日本の迎撃ミサイルでは、そんな上の高度まで届かない。 これが日本を標的とする中距離ミサイルの場合なら、日本の迎撃ミサイルでも十分届くし、日本に向けて落ちてくる段階での迎撃も可能。 つまり、日本を狙うミサイルは迎撃可能だが、米国や太平洋を狙うミサイルは迎撃が不可能。 これを改善するには、高高度に到達する迎撃ミサイルを配備するか、或いは敵ミサイル発射直後のブースト段階で全て撃ち落としてしまうか、です。 ブースト段階での迎撃は、敵ミサイル速度が低い段階で当てるので、迎撃成功確率が非常に高い。だから本来ならばブースト段階での迎撃が好ましい。 だけどそれをやるなら、敵国にとっては戦争行為となる。どこに飛ぶのか分からん段階で迎撃してしまう。宇宙船か核ミサイルかの判断つかんうちに撃ち落す。問答無用の迎撃なので、敵にとっては正しく戦争。 そしてブースト段階での迎撃をするためには、ミサイル発射基地からさほど離れていない地点で迎撃ミサイルを発射しないといけない。つまりイージス艦を北朝鮮領土近くに配備する。 そんな危険を冒すくらいなら、もう問答無用でミサイル発射基地をミサイル発射前に破壊してしまえ、とこうなる。 実際にはそれが一番いいんだが、となれば正しく紛れも無い戦争行為。だが、この戦闘は日米にとっては自衛目的となる。 北朝鮮の発射基地が地上数箇所に限られるのであれば、最善の自衛策は日米合同軍により北朝鮮の発射基地を全ては解してしまうこと。 だが北朝鮮には沢山の地下ミサイル発射基地があり、しかも核弾頭を所持していると見られ、先制攻撃はかなりに危険。日本にそれなりの覚悟が必要。

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  • cerberos
  • ベストアンサー率50% (420/830)
回答No.1

「テポドンの迎撃は不可能」という発言の根拠はどちらかというと、法律の不備を指しているのだと思い ます。 弾道ミサイルの迎撃に関して、攻撃許可を出すのは現場の指揮官ではなく、ミサイルを探知→防衛大臣 →総理大臣と情報が伝わり、初めて攻撃許可が出ます。 それだけの時間がかかってしまえば、ミサイルは遙か空の上を超音速で飛行している状態です。 さらに現在配備されている海上配備型のSM3(スタンダードミサイル)は万能ミサイルのように報道さ れていますが、現実には発射直後の加速上昇中(ブースト段階)の弾道ミサイルを先回りして待ち伏せる、 或いは落下してくる(ターミナル段階)弾道ミサイルを迎撃するのが目的で、今回発射されるテポドン2 の様な長距離弾道ミサイルが既に加速・上昇を終え高々度を飛行する段階(ミッドウェイ)での迎撃は、 SM3では不可能です。 (日本に向けて発射された場合はターミナル段階での迎撃が可能で、飛行する高度・速度も落ちますので  SM3は有効な防衛手段にはなりますが) またアメリカへ向けて発射されたミサイルを日本が迎撃した場合、集団的自衛権を認めていない政府方針 に反する行為になり、麻生さんが決断できるかどうか難しいところでしょう。 (憲法9条の絡みもあるため、集団的自衛権については曖昧なままです) こういった部分での法的な不備の整備(現場指揮官による迎撃許可や、集団的自衛権を適用できる明確な 線引き)を早くしてくれと言いたいのではないでしょうか? さらに言えば、自衛隊幹部クラスの本音としては、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)では射程が短 いので、より射程の長いTHAADミサイルを導入する予算を確保したいといった思惑もあるのではない でしょうか?

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