- ベストアンサー
大臼歯(7番)抜歯後の治療方法を複数教えてください
30代後半の女性です。大臼歯(7番、根の治療済、神経なし)に根元までひびが入った為、抜歯しました。 歯医者さんから今後の治療として・・・ 5番(神経あり、虫歯治療、削った部分に詰め物)6番(神経なし・根の治療済み、平らに削り保険適用の冠をかぶせている)は、金属焼付ポーセレン、7番は金合金で、ファイバーコアを使い、連結冠にすると言う説明を受けました。数年のうちに装置に不具合があった場合は、責任をもって、対応してくださるそうです。また、歯槽膿漏などがなければ、20年はもつそうです。 治療方針の提示が1つしかなかったので、保険適用の治療も含め、考えられる妥当な治療、また、それぞれの長所短所を教えていただけないでしょうか? ポーセレンが1歯12万×2=24万円はじめ、トータルで36万円かかるので、万が一、わずか数年のうちに装置を入れ替えなくてはならないような事態が発生しないかと(具体的には、神経のない6番が欠損してしまう等)、心配です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
治療方針に7番があるのは、一部を残しているということでしょうか? だとすれば(5・6・隙間・7の半分)という並びか(5・6・7の半分・抜いた半分)という並びになります。 【ブリッジ或いは連続冠という考え方】 (1)全てを保険…ポーセレン予定の5・6は金属冠になります。 現状では「混合診療の禁止」という規則があり、一部を保険で処置することは出来ません。 (2)インレーブリッジ…手前を冠にせず、金属が一部分のインレーブリッジも可能ですが強度的にはだいぶ下がります。 (3)7だけの冠…半分が手前にあるのなら楽ですが、 担当医が5まで使うことから考えると奥側半分を残したのではないでしょうか。とすれば、咬む力を支えのない半分で凌ぐ事はかなり難しいと思います。 【残った7も抜歯してしまうという考え方】 ブリッジは手入れが複雑になります。失った部分を補完するダミーという部分の下は歯肉炎になりやすく、支える歯の冠の連結部分はフロスが使えないので再虫歯や歯周病のリスクが非常に高くなります。 そこで、いっそ抜いてしまうという考えもあります。 (1)放置…しかし、上下の歯はかみ合わせようという働きがあるので、この場合、噛み合せによっては上の歯が伸びてくる可能性があります。 すると、顎の動きが阻害され、顎関節症になって、将来口が動かなくなるリスクを生じたり、上の歯が抜けてしまうというリスクもあります。 (2)延長ブリッジ…上の歯の伸びるのを防止する為に6の後ろに伸ばす延長ブリッジがあります。これは特例として保険でも出来ますが、近年では認めない自治体もあるので担当医に確認しましょう。 上記ブリッジのリスクだけでなく、手前の歯は常にテコの原理で上下に力が加わるので、歯周病になるリスクが高いです。だから保険で認めなくなる傾向にあります。 (2)-a)ゲキ…上記の打開策として後ろに伸ばす部分を半分ほどにし、噛み力はほとんどないが、上の歯が落ちない程度にする方法があります。 延長ブリッジに比較すれば手入れは多少楽になります。 原則自費ですが大きさによってはデザインで出来るので6の単独冠にするか、延長ブリッジ扱いで保険で出来る場合もあります。(延長ブリッジが認められない地域ではダメです) (3)義歯(入れ歯)保険可 入れ歯はイメージは良くないですが、ブリッジに比べて残りの歯への負担が少なく、手入れも容易なので、治療法としては決して悪い方法ではありません。 バネの設計によっては大きなものになり、かなりの違和感を生じる事があります。 バネは消耗品なので、半年毎の調整と一定期間でのバネの取替えなどを行なう必要があります。 しかし、調整や作りなおしも他の歯にほとんど負担をかけません。 義歯では手前二本に沈み込み防止装置(レスト)の為に僅かに削る程度で済みます。 具体的には実際に診察しなければ、このうちのどれが適しているかは分りません。 しかし、大まかな【】段階の選択肢はあるはずですし、保険内診療か否かの選択は必ずあります。でなければ保険医である資格がありません。 保険が良くないというなら、保険医をやめればいいだけです。 治療に寿命はありません。また保証期間もありません。 歯が生えてから失うまでの期間を厚労省が「寿命」という表現をしただけの事で、骨になっても残る歯や金属に寿命などありません。 手入れをしなければ何百万かけても数ヶ月でダメになり、充分手入れさえ出来れば、保険でも一生使えます。 要は如何に患者さんがメンテナンスをするか、歯医者がメンテナンスを支えるかによります。医院に来なければ支える事が出来ないのですから。 しかし歯医者の中には自分の立てた治療方針を曲げない人も多いです。その場合の選択肢は、その先生に従うかほかを探すの二者択一です。 相談だけでもいいという歯医者を探して有料でも僅かならセカンドオピニオンをするのも一つの手でしょう。実際に診た方が確実な選択肢が提示できます。
その他の回答 (2)
- sizensika
- ベストアンサー率40% (144/354)
歯の噛む力は50キロ近くあり左右前後に色々な動きをしながら動きながら磨り減りながら時間を掛け体全体でバランスを取って存在します。 7番を抜いただけで、それまでその歯に加わっていた力が前の歯や反対側の歯その他に移動し噛み合わせ、体のバランスが変わります。 そこで更に5、6を削ると更に大きく歯と体のバランスが崩れます。 きんさん、ぎんさん歯が無くても胃も丈夫で100歳過ぎまで長生き生きしました。これ以上、出来るだけ手を付けず最小限を心がけた方が良いと思います。 参考: 歯科医療等に伴う噛み合わせの不調和が原因で頭痛、肩こり、腰痛その他様々な事が起こります。 私達の歯は時間を掛け体全体でバランスを取りながら生えてきます。 歯科医療は自然の時間的変化に比べ大きな変化を与えますので体が付いて行けず、バランスを崩し上記の様な事が起こる事がありますので、治療は噛み合わせを変えない様に、最小限に少しずつ体を馴染ませながら行わなければ成りません。 定年間近で歯を一気に抜き、入れ歯にしたら脳溢血を起こした人、??学会認定と言う先生に16本も歯を削られ動悸、首の凝り、手のしびれ等を起こした人など色々な経験をされている方が多くいます。 また虫歯になったら歯医者に行き詰めて貰うのが当たり前と多くの方は思っていると思いますが、某国で学校に歯科室を作り子供達の歯をせっ せと詰めたら返って虫歯が増えてしまったと言う報告もありますし、 歯医者に行けば行くほど歯が駄目になると言う統計も出ています。 自動車のタイヤに金属を被せたら振動で車が壊れてしまうかもしれません。多くの人が車には純正部品を使うのに、自分の歯には金属を平気で入れてしまいます。奥歯の噛む力は50キロ近くありますので、歯に顎の動きと不調和な詰め物、被せものをすると歯がしみたり、痛くなったり、詰め物が取れたりします。その時症状が出なくても歯の減り方が違う為、時間を掛け骨を破壊し歯周病に成ったり、相対する歯を駄目にしたり、不調和な詰め物を避け噛み合わせが不安定になり、歯や体に様々な問題を起こす事があります。 歯科医療所詮偽物、一度に治療しない事が大切、最小限が、自然が一番です。
お礼
貴重なアドバイスをありがとうございました。 急激に歯をいじらないこと、なるべくなら、手をつけないことが、大事なんですね。 すみませんが、最小限の治療の具体的な内容を教えていただけないでしょうか?
- rimurokku
- ベストアンサー率36% (2407/6660)
私の奥歯の場合は、同じような治療方法を保険適用範囲で済ませています。 金額は数万円程度で、数年経過した時点でも何の問題も起きていません。 昔、前歯を同じようにブリッジにした際は、見た目もあって自費治療で数十万円を払ってセラミックスにしましたが、結局十年ほどで他の歯も腐ってきたためにやり直しています。 やり直しには保険適用の物で安く作り替えましたが、外から見える前歯であってもそれほど違和感もなく現在に至っています。 ましてや奥歯で有れば、本人さえ気にしなければ保険適用材料での治療でも全く問題は無いと思われます。
お礼
早速、ご自身の経験から回答をくださり、ありがとうございました。 保険適用範囲での治療でも、支障なく生活できること、これに尽きます。私も、今までの治療は全て、保険でまかなえるものでした。 今回、選択肢のない、お金のかかる治療方針に、動揺してしまいましたが、rimurokku様の体験談のおかげで、少し、平常心に戻れたように思います。保険適用路線も十分考えられますよね!感謝いたします!!
お礼
多岐にわたる専門的なアドバイスをありがとうございました。 義歯という選択が、一般的な治療としてあって、歯への負担が少なく、手入れもしやすい事を教えていただいて、なんだか、ほっとしました。 早速、以前通っていた歯医者さん(遠くて頻繁には通えなくなり、現在、近所の歯医者さんに通院)に、セカンドオピニオンの予約を入れました。 michael-m様にご教示いただいた内容をもとに、相談に行こうと思います。
補足
7番は、抜歯処理しています。 模型を使った治療説明では、5番・6番の歯と連続して支える形で、抜いた歯の代わりに金合金の歯を使用するとのことでした。 また、説明不足ですみませんでした、これは、上の臼歯です。