#1の方がおっしゃる通り、前回大会は総当たり制で混乱したためです。
サッカーやバレーボールのような勝ち点や得失点差という文化を持たない野球において、試合数の少ないリーグ戦は、勝敗同率の場合に非常に扱いづらいことになります。
前回大会では「失点率」(失点数÷守備イニング)という数値を持ち出して順位を決定しましたが、これによって二次リーグAグループ最終戦では奇妙なことが起こりました。
「アメリカ(1勝1敗)×メキシコ(2敗)」の試合でしたが、韓国が3勝、日本が1勝1敗のため、メキシコが勝てば3チームが並びます。
しかし、失点率の計算上、メキシコが2位でグループを通過するためには、「0対0で迎えた延長14回裏に2ラン本塁打を打ってサヨナラ勝ちするしかない」という条件がついてしまったのです。
つまり、まだリーグ通過のチャンスがあるにも関わらず、チームが延長14回1アウトまでに先取点を取った瞬間にその可能性が消滅するというアホみたいな話が現実に展開されたのです。
一部には、得失点差で決めれば良いじゃないかという見解もみられます。
ただ、サッカーやバレーボールの順位決定方式は、投手の役割が極端に大きく、また1試合あたりの得点の変動が大きい野球という競技に適用するには無理があるように思います。
野球方式の「勝率」がサッカーや柔道のリーグ戦にはそぐわないのと同じですね。
「順位計算のうえで、引き分けの試合はなかったことにする」などと言えば、サッカーファンの方は納得しないことでしょう。9割以上の試合で勝敗が決するプロ野球に特化した考え方なのだから当然です。(サッカーでは、勝利・引分・敗戦にそれぞれ比重の異なる勝ち点を与え、その総数で順位を争うのが一般的)
結局、今回大会では単純に「勝ったか、負けたか」だけを基準として勝ち抜けるチームを決する方法になりましたが、私もこれが一番自然だと思います。
ただ、まだまだ改善すべき点はありますね。
既に次のラウンドへ進出が決まったチーム同士が、順位を決めるためだけにもう1試合を戦うのは、消化試合みたいでなんだか格好悪いです。
ちょっとしたルールの調整で済む問題なので、次回大会には、更なる合理的なシステムを期待したいものです。
お礼
回答ありがとうございました。 大変よくわかりました。