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膝を伸ばした腹筋
数十年前、腹筋のときには膝を伸ばして行いましたが、現代最近は殆どが膝を曲げて腹筋することが常識になっています。理由は腰痛や腰の故障防止ということですが 医学的にも膝を伸ばした腹筋は腰の故障に繋がる危険な行為なのでしょうか?
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- naopfy1955
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体において 筋は鍛えられるが。骨・関節は鍛えられません。 負荷が大きい とはいっても、骨関節にとって、マイナス なのであれば、おっしゃるように 勧められません。 私の 腹筋 の重要性 について の小意見を前に記したものがあります。 参考にしてください。もっとも私の真の専門?は 医学が見えなかった 肩甲骨 のバイオメカニクスなのですが・・。ただの一開業医ですけどね・・。
- naopfy1955
- ベストアンサー率57% (11/19)
すみません 出だし がまちがってました。 膝を伸ばすと楽? ではなく、 膝を曲げると楽? と読み替えてください・・。
お礼
有難う御座います。お礼申し上げます。 さて、「膝を曲げた方が楽かどうか」ですが、 良し悪しは別として、個人的には上体起こしは膝を伸展した方が腹筋への付加は大きいと思います。同意見の添付バイオメカニクス研究室の文章でも「障害の視点」は考慮されていないというこですから、、そのような紛らわしい論文は誤解され危険であり、慎んでもらいたいものです。効果的といっても怪我の可能性が高い「膝を伸展した上体起こし運動」は腰痛予備軍を増やしかねません。今回、先生から頂いたご回答は有難くよく読み返し理解しています。 それから、スポーツ指導者の立場をもたれる方々すべての人は最低限度、この膝を伸ばした腹筋運動の危険性と仕組みを理解するべきだと感じます。二足歩行を取った人類において腰痛は永遠の悩ましい問題ですから。今後とも補足ないしはご意見御座いましたらよろしくご教示いただけますようお願いいたします。
- naopfy1955
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1)膝を伸ばして行うと楽? 全く個人的にですが、私はそうは 思っていません でした。 貴方はどうですか? 膝を曲げた方がつらくないですか? 2) 腰椎は生理的には軽度の前彎凸ですが、ただ、その反りすぎは医学的には禁止事項として常識になっています。 メカニズムですが、反りすぎでストレスかけすぎると 後方成分の上下の椎間関節がぶつかり、傷め、また神経の出る穴を狭めるため、「よくない事」に定義されているのだと思います。 もっと詳しくとなると・・ 膝を曲げると、股関節前方では大腿四頭筋や腸腰筋、大腰筋がゆるみます。股関節の前方成分が使えない状況となることで純粋に腰椎が屈曲してくれることになりますね。 (膝を伸ばすと、股関節の前方も緊張し、股関節の動きで代用され、腰椎が伸展したままで強い負荷はかかっていためてしまう可能性がある=つまり腰を痛める・・) 上記の筋群がゆるめば、背骨・腰椎の前方の筋群が弛むことになり、前方凸の状態が軽くなることが考えられる。 つまり背骨の反りすぎでない環境で上体をおこすことで、股関節ではなく、脊柱を前方へ(前方凸=後彎の環境でのストレス負荷増大を防ぐ、)純粋に腰椎の前屈を行わせやすくなると考えていました。 膝を伸ばすと、上記が緊張し、前方凸のままとなり、あるいは前方凸の前彎を増悪させ、本来の前屈=腰椎後方凸への姿勢をとりにくく(股関節中心となって腰椎の前彎が十分でなくなる)する ことで 悪条件で腰へのストレスをかけることになります。 従って、膝屈曲させておこなわせるのが よかろう との 見解ではなかったかと自己判断をしておりました。(時間いただければもっと調べますが・・) 3)前回でもコメントしたように、個人差は大きいです。特に生理的前彎の強いケース(最近では胸椎は後方凸のくせに、と腰椎は前方凸傾向の子が多いと思ってます)では、股関節の前方成分が働きにくい環境である膝屈曲がなるほど安全だと思います。 あらゆるケースがそうだといい切れませんが、現時点では膝屈曲が間違いなく無難であることは 正しい認識だと考えます。 自分たちの時代は膝を伸ばしてやってましたね。しかし、自分は、屈曲した方が楽とは考えていませんでしたし、おっしゃるとおり、いためるケースが出てくるのはありえるでしょう ということになりますし、膝伸展でおこなうべきではないという、貴方に賛成です。
- naopfy1955
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医学的にも膝を伸ばした腹筋は腰の故障に繋がる危険な行為なのでしょうか? 教科書的にはそうなっていますね。 しかし、脊椎の姿勢(腰椎の並び方)にも個人差はありますし、反りすぎな方が、腹筋をする際に膝伸展では、殿筋や大腿二頭筋等、腸腰筋も含めて、さらに反りが強くなった姿勢をとり、強い筋トレでは腰を鍛えるはずが逆に、腰痛増悪を招く(腰痛時には反りが厳禁というのが医師の立場ですから・・) というのが基本的な意味でよいでしょう。 身体のどの部位でも実は柔軟性が最も重要なのです。(筋肉も伸びないと縮めないでしょう? 肩甲骨がその典型ですが・・) ある一定の範囲で関節や脊柱を動かして力強く使う場合、さらに大きな動きがあればあるほど、余裕があることになり、狭い範囲であるほど力強く使う場合にもより安全となります。逆に大きな動きを伴う場合はギリギリの動きの限界で使わない方が無難であり、小さな力であれば大きな動きがあっても安全ということになります。腕相撲がその例ですね・・。 つまり大きな動きで大きな力でもって並列で鍛えようとすると体が壊れやすいと見つめなおしてください。投球で、肩を肩甲骨面でゼロポジションで使う(ちょっと難しいかな?)のはこの点を強調した結果です。 腹筋も、背骨の柔軟性があれば、反りすぎにまず気をつけて行え・・。身体の硬い人は柔軟性に気を払え。そうして動きを少なく優しく徐々に大きく・強くという姿勢が必要で、結構個人差があるということになります。すべてのヒトを百羽一まとめに論じるのはナンセンスでしょう・・。 但し、また、長時間にわたり、ギリギリの動きを求めるのはこれもまた、関節等を痛めることになります。膝では正座、肩では後ろ手に長時間縛られるなど・・。 個人的には、まずは柔軟性その上で筋トレという考えが個々のケースで当てはまると考えます。いかがでしょう・・。
お礼
追伸 実はボランティアで小学生にスポーツを指導しています。ところが御年配の指導者の一人が膝を伸ばし仰臥姿勢からの上体起こしに拘り、一応助言しましたが練習方法を訂正して頂けません。訂正しない理由は「膝を曲げれば楽だから」 のようです。現在黙認しているものの、此の侭その腹筋運動を続けて子供たちに支障がないものか心配です。先生のご意見再度頂けないでしょうか。
補足
ありがとうございます。 その教科書的にをもう少しご教示頂けないでしょうか。たとえば昔はスポーツ中は水分を取らないことが常でしたが、最近はアメフトなどでも見られるように水分を取ることは常識です。そこで、この場合脱水症状の防止ということで理由が明白ですが こと腹筋の場合、専門的な知識が乏しく混乱しています。一般的に理解できず曖昧のまま、仰臥姿勢で膝を伸ばし状態起こし運動を繰り返しても腰の障害になるかならないか要因が「よくわからない」に行き着いてしまいます。具体的に障害の内容を説明くだされば幸いです。よろしくお願いします。
- hanjikenji
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こんなん見つけました。 http://nels.nii.ac.jp/els/110004007257.pdf?id=ART0005790852&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1236860375&cp= さらにこんなのも http://nels.nii.ac.jp/els/110006288519.pdf?id=ART0008307565&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1236861266&cp= 以上の論文から推察すると、膝を伸ばしてやる腹筋運動は腰に悪いけれどもより腹筋に効く。 また、足を伸ばした状態でも、あらかじめ上体の角度を20度ほど起こした位置(何か背中に置くことで調整)から始めれば腰を痛めるのを防げる、ということになりそうですね。
お礼
ありがとうございます。 資料をよく拝見させて頂きます。
お礼
上記URL拝見させて頂きました。知れば知るほど繊細な人体構造を痛感します。骨 関節は鍛えられないということは、案外気がつかない事です。過度な負荷は骨関節の障害になりえるということ。スポーツ選手にとって無謀なトレーニングは危険である事。それに加え、専門医とまでいかなくとも、知識のあるトレーナー あるいは指導者が必要な気もしました。 先生のご専門の肩胛骨。 腰の他に野球肩にも配慮しなければならないので今後とも宜しくお願いいたします。