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インダクティブキックとは?
インダクティブキックとは http://www2.famille.ne.jp/~teddy/myamp/log301.htm 例えばこのページですと インダクティブキックとはなにかですが、L成分は電気にとって車みたいなもので 車は急にとまらない、もし急に回路が切られてしまうと切れた端に押し寄せて 高圧を発生させてしまう。これがインダクティブキックです。 と解説されていますが、いまいちピンと来ません。 回路の切れた端に電流が押し寄せるって意味が分かりません。 例えば電流を伴わない電圧だけの信号であれば発生しないのでしょうか? どなたかもう少し分かりやすい説明をお願い致します。
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解りやすく解説しようとしてかえって解りにくくなっているのかも しれません。Lは車のようなもの、というのは非常に良い喩えですが、 ちょっと電気の現象との間に関係性が見つけにくいので混乱するので しょう。 Lはその電流の時間微分(時間に対する電流変化)に比例した電圧が 生じます。だから極めて短時間に電流が0になると(0でなくても 良いのですが)その微分は大きな値となって、Lの端子には高圧電圧が 生じます。 かえって混乱するようでしたら読み飛ばしてほしいのですが、 コンデンサで喩えると解りやすい人が多いので、コンデンサで説明 してみましょう。 CとLは電圧と電流を逆に考えると同じ性質になります。 つまり、インダクティブキックという現象は、コンデンサでは(キャパ シティブキックと言わなければなりませんね)こうなります。 「コンデンサに電圧を貯めておいて、その電圧を急に0にすると 大電流が流れます。」 そりゃそうです。コンデンサをショートしたら大きな電流が流れます。 これと同様のことがLでは電圧と電流を逆にして起きているという ことがお解りいただけたでしょうか。 「インダクタに電流を流しておいて、その電流を急に0にすると 大きな電圧が発生します。」 同じ事を言っているわけです。 Lでは回路を切断したりして電流を一瞬で0にすると、切れたところに 高圧が生じ、空気の絶縁を破って電流が流れます。流れるまで高圧に なります。どうしても流れない状態を作ると、浮遊容量に流れて 結局Lに流れる電流が急変しないようになります。 電流を伴わない電圧だけの状態というものをLで考えることはできま せんが、例えば、印加時間が非常に短いなどの条件では電流を0と みなすことができるかもしれません。その場合はキックは出ません。
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電流を「パイプ中を流れる水流」に置き換えて考えるとわかりやすいと思います。電気回路と水流回路は以下の対応付けをすると式は等価になります。 電流→単位時間当たりの流量 電位→水圧 電圧(電位差)→水圧差 インダクタンス→フライホイール付きの水車(慣性モーメントがインダクタンスに対応する) スイッチ→バルブ さて、このような前提で上流から下流に水が流れているパイプの途中にフライホイール付きの水車を挿入し、水車の下流側にバルブを設けたとします。バルブを開くと水車は徐々に加速しはじめます。次に、バルブを閉めると水車の勢いで出口の水が急激に加圧されます。別の例で、水車の上流にバルブを設けた場合、バルブを閉めると水車の勢いで管内の水が引っ張られ急激な負圧が生じます。これらは水力学で云うウォーターハンマーという現象ですが、電気でも全く同じ事が起こります。インダクタンス中で起こる電流の惰性は「インダクタンスに蓄積された磁気エネルギーの電磁運動量」によって生じるものです。フライホイールの運動エネルギーによって水流に惰性が生じるのと同じ原理です。 バルブを閉めたときに起こるウォーターハンマーを解消するために、逆止弁を使って圧力が平常に戻るまで水流を他へ逃がす方法があるのですが、電気回路では、ダイオード(インダクタンスと並列に接続する)がしばしば使われます。実施例として、リレーのコイルにダイオードを接続し、コイルのインダクティブキックが緩和されています。
- yamame17gou
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疑問、アイディア等は実験して実態を確認する習慣が効果的です。 身近な物でやってみましょう。 表現から実務的側面の不足が感じられます。
- tance
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tanceです。 >高インピーダンスであれば、流れている電流量は少ないので、 >インダクティブキックも減るのではないかということなのですが。 それはその通りです。言葉のアヤだとは思いますが、「電流を伴わない」 というと、#3の方の回答のように静電気のような状態を指しますので 流れていない電流をどうやって0にするのか、という変な話になって しまいます。 電流が小さくて、変化が遅ければ、インダクティブキックは小さく なります。
>........ もう少し分かりやすい説明をお願い致します。 何が「分かりやすい」かは人それぞれなのですけど。 数式モデルなら、#1 さんの e = -L*di/dt だと思います。 「インダクティブキック」とは、インダクンスに電流があるときに一瞬で電流を遮断した場合にインダクンス両端に高圧 が発生する現象みたいです。 一瞬で電流を遮断すれば、|di/dt| がかなりでかい値になり、高い逆起電力を生じさせるのです。
- fjnobu
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コイルは、電流を流すと磁力を蓄えます。それは電流に比例します。磁力は電流を切っても、磁力の変化をさせないようにその状態を保持しようとします。そうするとコイルはどこかに電流を求めます。それが逆の電圧となって現れるのです。 電流を伴わない電圧だけの信号は、静電気で発生しますが、そうするとコイルには無関係になります。
- ymmasayan
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電圧だけの回路では発生しません。 あくまでもe=-L*di/dt です。 電流を流し続けようとする方向に電圧が発生し、電流の変化率に比例します。 例えは電流を流し続けるような電圧が発生することを表現しています。 水の場合も勢い良く出ている水を急に止めると速度のエネルギーが急激に圧力のエネルギーに変わり、 配管を破壊したり、大きな音を発生させたりします。 これを水撃作用(ウオーターハンマー)と言いますが良く似た現象です。
お礼
回答ありがとうございます。 >電流を伴わない電圧だけの状態というものをLで考えることはできま せん というところなのですが、高インピーダンスであれば、流れている電流量は少ないので、インダクティブキックも減るのではないかということなのですが。 逆に流れている電流量が増えるとインダクティブキックは大きくなると考えて良いのではないでしょうか?