まず.法律上の規定から。
電力会社は.電気事業法に定められた地域独占企業であり.電気の供給義務があります。特に.不特定多数の人々(低圧電力以下)の人々に対しては.実質的に契約違反を除くと電気を止める手段がありません。そこで.大口顧客への配電を止めて.不特定多数の人々へ供給することになります。
大体.電力会社の大口顧客は.全体の50%程度の電力が配電されていますので.個人顧客に対しての配電に障害が出ることは希でしょう。
しばらく前の夏に.都内で1回あり.たしか.100万kw程度の大口顧客への配電を停止して対応を取った筈です。
ですから.大口顧客への停電はあるでしょう。
次に.原子炉の非常停止装置が作動した(100万kw程度の電力の発電が止まる)場合には.次の対応になります。(ただし.10年くらい前の事故の内容)
停止とほぼ同時に.30万kw程度の電力が北海道電力から送られてきます(北海道電力は.最近まで独立していたのでかなり発電余力がある)。この電力量は.津軽海峡に敷設されている直流送電ケーブルの容量による制限です。
2-3分後.関西系電力会社から10万kwの電力が送られてきます。これは.糸魚川の50-60HZ周波数変換機の容量による制限です(モーターをまわす関係で結構時間がかかる)。
最後に.自前の水力発電所の発電を最大にするのに5分程度(バルプを開いてもタービンが安定しないと送電できない).
中部電力・東北電力から5万kw程度送られてきます。
大体以上の処理が終わるのに5分程度かかります。
前回の東京地区での停電は.変電所のブレーカーが飛ぶ。入れる。飛ぶの繰り返しで.負荷が自然に減る時間帯まで繰り返されました。だから.半日近い期間配電が止まったのです。
それと.送電線の流れも複雑回帰になっていて.たとえは.山手線の電化のために作られた福島1幹線・福島2幹線は.現在栃木あたりまで逆送電に使われているようです。
ですから.変なところで伝染が切れると.とんでもない地区の配電が止まることになります。
私の家の場合には.初めて電気が来たときには.30kmはなれている変電所からでしたが.その後20km程度.10kmの変電所に変更になりました。
しかし.なぜか.裏山の変電所からは送られてきません。3300v高圧線(電柱の上の高圧線)が切れたときには.手作業で電柱の上にあるスイッチを切り替えて行くために.2時間停電となりました。
停電になるでしょう。ただし.それは.大口顧客だけです。
お礼
回答ありがとうございます!!