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あなたの死は望まれる死?
突然の交通事故により、25歳の若さでこの世を去った ある女性看護士の手帳が、後日両親の手によって彼氏の元に届けられた。 看護士と言う仕事柄、数多くの人の死と向かい合ってきたのであろう。 その手帳に書きとめられた詩の中に“望まれる死とは”と言う、外国人 詩人が歌った詩が書きとめられてあった。 その詩の内容は・・・ 『望まれる死とは、 自分の死期は自分で決められればそれが望ましい 病に倒れ死が訪れるのをまつのではなく むやみに死を選ぶことも無く 春の木漏れ日に、空に舞うチョウのように 人生で一番輝いている時、選べるのなら死を選びたい』 と言う内容の詩だった。 チョウは生まれてすぐに大空を舞うわけではない。 寒い冬を卵で過ごし、やがてサナギとなり空を舞うチョウに成長していく。 今までの自分が木陰の人生だったのならば、チョウのように 大空を舞う自分がいてもいいのではないだろうか。 その後、死を迎える事ができるのであれば、それこそ“望まれる死”ではないだろうか。 彼女はこの詩と、病で旅立ってゆく患者の無念さを重ね合わせていたのかもしれない。 突然の事故によりこの世を去った彼女が残していった詩。 残された彼氏にとって『人生で一番幸せだったよ』と言う天国からのメッセージだったのかもしれない。 彼女は自ら命を絶ったのではない。 自ら命を絶とうとする人は、もう一度考えてほしい。 “望まれる死” あなたはまだ空を舞っていないのではないだろうか・・。 チョウですら空を舞い、輝いてから死を迎えるのだから。 それでも死を選ぶと言うのなら、 神にあなたの冥福を祈るのではなく。神に願いたい。 あなたの捨てる命と交換に、彼女の命を私に返してほしいと・・・。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ あなたにとって、“望める死”とは・・・。
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- ARUEFU
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”望める死”も”望まれる死”もありません。 死はきれいなものでもきたないものでもありません。冷酷でもなく温厚でもなく神々や仏がどうにかしてくれる物でもなくいつか必ず訪れるだけです。 生物として生まれてきたからには 自分からは死なず、事故を避けて、病気を避けて、死ぬことになる事態出来る限り回避してそれが及ばないとき又は寿命が尽きたときに死ぬだけです。 例外があるとしたら、 人を命の危険から救おうとして自分自身を助けられなかったときでしょうか。 これが”望める死”といえるかもしれませんが。 しかしその時でも”自分も生きること”をあきらめようとは思いません。