詐称メールの送信先はどうして決まるか
本人は送信した覚えのないメールが、多数、知り合いなどに送信されたとします(詐称メール)。詐称された送信者をAとします。
いま、仮にA詐称メールは、何らかのメールアドレス帳を参照したとします。
A詐称メールの送信先は、Aのメーラーのアドレス帳に入っているメアドも、Aのメーラーに登録されていないメアドもあるとします。ただし、Aのメーラーに登録されていない送信先は、A詐称メールを受けた人と同じドメイン(同じ会社)です。Aとメールをやり取りしたことがある近しい他人B、C、D...(複数)には、Aには登録していない詐称メール受信者のメアドがアドレス帳に登録されています。B、C、D...各アドレス帳のどれかに、A詐称メール受信者すべてのアドレスが登録されているかどうかは分かりません。A詐称メール受信者を通し番号で1~10とすると、たとえば、Aのアドレス帳には1~3、Bのアドレス帳には2~6、Cのアドレス帳には7~9、Dのアドレス帳には1,4,10、というようなケースも考えられますし、Eという人が一人で1~10まですべてのアドレスを登録していることも有り得ます。AのPCは、B、C、D...とは物理的につながっていません(LANや専用線でもつながっていない、遠隔地)。
言い換えますと、メール送信先にA本人は知らない(メールをやり取りしたことがなくアドレス帳にもない)人が含まれますが、Aの知り合いBやCやD…のいずれかの人は送信先の人を知っている(メールやり取りしたことがありアドレス帳にある)、という状況です。
そこで質問です。
まず、このような現象の原因として、どのようなことが考えられるでしょうか?
さらに、各論ですが、
1.A詐称メールの送付先として、A以外のアドレス帳、B、C、D…などのアドレス帳を参照することはありますか?
2.参照する場合、Aのアドレス帳にはないメアドを、B、Cなどから補完的に参照するようなことは有り得ますか?
3.参照する場合、アドレス帳に送信者すべてのメアドが載っている1人の知人から参照するのか、何人かのアドレス帳を同時に参照するのでしょうか?
4.Aに過失(ウィルス感染など)があり、他に過失がない場合にBやCなどのアドレス帳を参照しに行くことは有り得ますか?
5.逆に、Aに過失がなく、BやCなどの何れかに過失があった場合で、A詐称メールが送信されるこはありますか?