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スワップ小質問
以下の質問が○か×か教えてほしいです。 1.ユーロの金利の方が円の金利より低い場合、円/ユーロの先物レート体系は、ユーロプレミアム・円ディスカウントとなる。 2.ヘッジボンドとは例えば我が国の企業がドル建て債を発行すると同時に、金利スワップを通じ、6カ月物ドルLIBORアンダーの資金調達になるように仕組まれた債権である。
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1については、○です。 通常、相対的に高金利通貨が「ディスカウント」、低金利通貨が「プレミアム」になります。このため、「ユーロの金利の方が円の金利より低い」(<->「円金利>ユーロ金利」)ことから、円ディスカウント、ユーロプレミアムとなります。 以下の公式を使っていただくと、分かりやすいかもしれません。 先物価格(円/ユーロ)=直物価格(円/ユーロ)×DF(ユーロ)/DF(円) <ここで、DF(通貨)=exp(-その通貨の金利×日数/365)。> 今回は、円金利>ユーロ金利を想定しているので、DF(円)<DF(ユーロ)。 このため、この前提では、先物価格は、直物価格と比べて円安・ユーロ高となることにになります。これは、ユーロプレミアム・円ディスカウントに対応しています。 2.は×だと思います。 ヘッジボンドですが、「金利スワップを通じ」という部分が気になります。2.の説明では、金利リスクをヘッジしていることになりますが、ヘッジボンドは為替リスクをヘッジしているというのがそのコンセプトと理解していますので、当該部分は、「為替予約」もしくは、「通貨スワップ」ではないでしょうか。 さらにいえば、ヘッジボンドだからといって、6カ月物ドルLIBORアンダーの資金調達とは限らないと思います。 ご参考になれば幸いです。