- 締切済み
大学院の進学先選びで悩んでいる方へ|ネームバリューとアプローチのバランスを考慮して決断しましょう
- 大学院の進学先選びで悩んでいる方へ。ネームバリューを考えれば京都大学などの帝大が魅力的かもしれませんが、アプローチや専門性とのバランスも大切です。
- 進学先の講座の先生方のアプローチと、自分のやりたいアプローチや専門性にズレを感じている方へ。他の帝大の大学院もカリキュラムや指導体制が充実している可能性があります。
- 大学院の進学先選びで迷っている方へ。最終的な決断は自分自身で行うべきですが、他の方の意見も参考にすることも重要です。教員志望や研究職に憧れる方にとっても役立つかもしれません。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
みんなの回答
- eureca
- ベストアンサー率56% (18/32)
単に大学名のネームバリューというのは、大学院で意味がそれ程あるのでしょうか? 学部卒で民間企業に就職するのであれば、ある程度は意味があるとは思いますが、大学院であれば極端な例は別として、例えば旧帝大をはじめとする有力大学の間での学部入試偏差値を目安とすると思われるネームバリューなどは意味をなさないのではないでしょうか。 本来、大学院ではコースワークもさることながら研究が主体ですので、質問者さんのようにある程度の研究テーマやアプローチが明確な方なら尚更、研究テーマやアプローチに最も適した研究環境を与えてくれる研究室に進むことが良いと思います。 お分かりかも知れませんが、学会に行けば最もその分野に対して質・量とも実績のある研究グループが良い研究成果を挙げていますし、それはとりもなおさず、その研究室の教授のスタッフや院生への指導力も示しています。 大学院で実力を付けることや、業績を積むことを目的にするならば、質問者さんの研究目的やアプローチ手法に対して最も良い指導をしてくださるであろう先生に師事するのが良いと思います。 個人的なことを例に挙げさせて頂くと、私自身は工学系出身なのですが、私の専門分野では東大はとてもショボい研究レベルです。それに、レフェリー付き論文が無くとも博士の学位を大盤振る舞いしているため、同業者からは「あぁ○○先生の所ね・・・」と言われる始末です。素人相手は別として、事情を知っている人の間では、たとえ東大でも専門家の間では東大だからというだけでのネームバリューなどはありません。こういうことは、幾らでもあります。 ただし、全体として見れば東大は多くの分野で優れた業績を挙げているわが国を代表する優れた研究大学であることは確かです。 私が言いたいのは、それが全ての分野ではないというだけのことです。 ただ単に、「京都大学大学院○○研究科修了」という一行の経歴を履歴書に書きたいのであれば、それはそれで構いません。 ただし、社会に出れば「△△大学大学院○○研究科修了」 博士(××)などという経歴はただそれだけのもので、実力のない者は結局は淘汰されます(役所や古くさい企業のように学閥で何とかなるような活力のない団体は別ですが、覇気のある人からすると詰まらない世界です・・・)。 という訳で、研究を真面目にしたいのであれば、京都大学の名前に拘ることはありません。それに、併願先が旧帝大であれば世間的に大きく引けを取るとも思えません。 一方、履歴書に「京都大学大学院○○研究科修了」と一行書きたいだけの目的で、大学院に進学したいのであればそれはそれで構いません。 私なら、前者を選ぶと思いますが、決めるのはあくまでも質問者さんです。後悔の無いように、ご自身を見つめて決めれば良いと思います。
- tyusei
- ベストアンサー率39% (9/23)
No.2です。 内部進学という形ではないのですね。 その場合、一番自分にとっても納得のいく院がベストですね。 実験系と理論系でズレがあるのは確かに悩んでしまいますよね……。 ただ、ズレがあってなお京大院に合格出来た、という所には希望を感じます。 院試でも旧帝大は浪人の存在がありますので……。 地方の国公立大学院は留学生が多く、院試も形骸化しつつあります(特に文系の場合)。 カリキュラム的なことはお気になさらない方が良いと個人的には思います。 研究室の先生との相性にも左右されますからね……。 実際問題としては、一次資料にすぐに触れられる環境下にある院生は有利かも知れません。 一番は東京の院生ですね。 大体、学会の全国大会は東京で開催されることが多いですし、国立国会図書館が近ければ有利です。 二番は関西ですね。 学会は大体関東・関西での開催が多いです。 地方は地方史学会とか小さな学会しかありませんし……。 ですので、合格された院の場所も考慮に入れられるとよろしいかと思われます。 他の院がどこにあるかは分かりませんが、ある程度辺鄙な所にある場合、最先端の研究成果に触れるまでに多少のタイムラグが生じる可能性があることは覚悟して頂けると、新年度からの研究生活がスムーズにいくのではないかと思います。 いずれにしても、4月までの院生活においてライバルと差をつけるためにも学会に所属したり、隣接分野の学会誌・研究誌に目を通したり、修士論文以外にも論文を執筆しておいたり、研究分野以外の就職活動に関する情報もネット等で入手しておかれたりといった下準備をオススメします。 納得のいく進路決定をして欲しいです☆ 頑張って下さいね。
- chanter6
- ベストアンサー率0% (0/0)
カリキュラムや指導体制は、表面的なものです。 大学院での指導は、教授個人の指導方針もさることながら、準教授や助教、ポスドク、他の院生などが何人いて、何を研究しているか、どれくらい面倒見てくれるかという非常にインフォーマルな部分で決まります。 教授と研究していることが多少違っても、柔軟な人物であれば一緒に勉強してくれたり、自分がやろうとしていることに詳しい人物を紹介してくれたりします。 しかし、ほぼ同じことを研究しようとしても、自分のやり方を押し付けけたり、不自由なこともあります。 そもそも教授は多忙な身なので、指導は助教やポスドクにしてもらうことになると思います。 なので、教授の研究やフォーマルな研究環境と言うよりは、研究室を訪問して、どんな人がどんな研究をしているか、人間関係はどんな感じかを見て決めることをおすすめします。
- gn_drive
- ベストアンサー率22% (175/789)
そんなにあなたが接した京大の先生のアプローチがズレて間違いなのでしょうか?あなたのアプローチが間違っていることはありませんか? あと僕もいろいろ経験ありますが、理想と現実は隔たりがあり、出来ることと出来ないことがあります。研究には挫折がつきものです。合っていると思っていたあなたのアプローチで大きな壁にぶつかったときどうしますか?乗り切れますか?普通違う視点で見つめなおさないと難しいことがあります。 ネームバリューとかで京大を選ぶこともあるでしょうが、あなたと違う視点で取り組んでいる教授がいるのなら、京大に進んで人の意見や考えに耳を傾け、良い点は聞き入れ、違う点は話し合ってみたらどうでしょう。僕には折角あなたが向上できるチャンスをみすみす逃すのではないかと感じています。
- my3027
- ベストアンサー率33% (495/1499)
私も#1さんの意見に賛成です。 やりたい事が出来る環境の院へ行くべきです。院から京大に入っても、学部が違えば日本では余り良く評価されません。学歴ロンダリングとまで呼ぶ人も居ます。やはり将来研究職も視野に入れた場合、やりたい事が出来る場所で無いと続かないと思います。何か違うと思う研究を2年か5年かわかりませんが続けられますか?私は難しいと思います。 科研の話ですが、私はよくしりませんが文系で取るのはかなりの実績と斬新さがないとダメだと思います。私の理工系分野でも、かなり難しいです。当然専門性が高いのは前提です。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 京大という響きに憧れていましたが、学部が違う大学ならあまりよく評価されないのですね。自分を抑えて研究を続けていけば、それはそれでとても大きな後悔となりますよね。(科研費は過去に4件採択されておりました。京都の方は1件でした。) とても参考になるご意見、本当にありがとうございました。
- tyusei
- ベストアンサー率39% (9/23)
確かに、京大の院なら安心ではありますね。 他に合格されてる院よりはレベル的には京大が上でしょうね(それ以上となると、もう東大しかありませんし) ただ、内部進学で京大→京大院という訳でないのでしたら後々キツいかも知れません。 仮にA大学(旧帝大レベル)に所属しておられてそのままA大学院に内部進学されたのでしたら、そっちの方が就職の面で良いかも知れません。 B大学に所属しておられて、A大学院(旧帝大レベル)に進学されたのでしたら、京大も帝大(A大学院)も変わらないと言えます。この場合は京大がベターかな、と思います。(個人的なオススメという意味合いです) 自分のやりたい研究領域と先生の指導範囲がズレているのなら他の院でも良いでしょう。 どの程度ズレてるのか、ということはもちろんあります。 例えば、平安朝の説話文学が研究したい。 C大学院の先生はストレートに説話文学。 D大学院の先生はどちらかと言うと説話文学だけどフィールドワーク的な要素が強い。 E大学院の先生は説話文学だけど言語学的な観点からの研究が得意。 F大学院の先生は説話文学というよりは和歌に対する関心が強い。 ……というように、同じ作品(例えば『今昔物語集』)を研究していても先生によって得意分野は違ってきます。 京大の先生よりも他の院の先生の方が自分の得意分野と近いのならば他でも良いとは思います。 ただ、後になって「せっかく京大に合格してたのに……」と思うのであれば合格した院の中でも一番レベルの高いところに進んだ方が個人的にはスッキリすると思います。 それに、文系の場合、仮に文学部系なら京大発行の学会誌(月刊誌『国語国文』)の存在がありますよね。 これは東大の『国語と国文学』と双璧をなします。 最近、『国文学論叢』も発行されるようになりました。 これは、卒論でも出来の良いものは掲載してくれるみたいです。 旧帝大レベルの院ならば、このような投稿→審査→掲載というレフェリー・システムの整った学会誌はあるとは思いますが、規模的に小さい院は紀要しかないです。 それと、権威の問題もありますよね。 研究者として修士(博士前期課程)→博士(博士後期課程)→専任講師→准教授→教授というコースを歩む場合、節目節目で「それまでに書いた論文」が問われるようになります。 更に、「【どの雑誌】に書いたか」も問われます。 権威ある学会誌に3本論文を書いた院生と紀要に5本論文を書いた院生なら前者が優遇されるかも……。 個人的にはレベル的に高いところでマスター、ドクターと鍛えられる方がオススメですが、あまりにも自分のやりたい研究分野と先生の研究領域がズレ過ぎているのであれば他の院の方が良いとは思います。 カリキュラム的なものは実際、進学してしまえばあまり関係無くなります。 究極的には別に進学しなくても研究は在野で出来ますし……。 科研費も大学の偏差値レベルと比例しますからね……。 結局、東大とか京大とかは高くなってると思います。
お礼
ご丁寧にご回答いただき、ありがとうございます。 私の興味ある研究領域と京大の教授の指導範囲にズレを感じております(私は実験系希望、先生は理論系出身です)。旧帝の方は実験系の方なので、合致しております。 ただ、tyusei様のおっしゃるように、後々「せっかく京大に合格してたのに…」と後悔しないかという不安がありました。もしそうなった場合、修了後に東大院や海外のドクターに進もうかな、という選択肢に甘んじようかとも考えております。(非常に甘えた考えでお恥ずかしいのですが) ご丁寧にどうもありがとうございました。よろしければ、またご指導いただければ幸いです。
補足
説明不足で申し訳ありません。私は私大生(MARCH~関関同立レベル)で、合格した大学院はすべて外部になります。混乱を招く形となってしまい、申し訳ございません。
- owata-www
- ベストアンサー率33% (645/1954)
私自身は理系なんで話半分で聞いていただきたいのですが… どうやら京大と帝大(なぜ名前を伏せるか分かりませんが)でお悩みのようですが、それだったら自分が求めている方に行ったほうがいいと思います。たぶん帝大なら京大とそこまで変わりません。それに、院以上では、ネームバリューよりもそこでやった成果の方が大事です、特にそこまでレベルが変わらない大学なら。 >科学研究費の採択件数などは、その分野の専門性が高いことを示す指標になるのでしょうか。 採択件数も重要かと思いますが、採択率もついでに調べといた方がいいと思います。ただ、どちらにしても文系の場合はどこも厳しい数字しか出ていないと思いますが
お礼
ご回答、ありがとうございます。やはり、大学院は「名」より「実」なのですね。どうしても「京大」と聞いたときの響きに憧れて、悩んでおりました・・・。 科研費ですが、希望する研究室での過去の採択件数は4件(京都の方は1件)でした。文系ですが、実験を必要とする分野であることが幸いしたのでしょうか。(採択率については分かりませんでした) 参考になるご意見、どうもありがとうございました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 「アプローチ」という表現があいまいでした。申し訳ございません。私は実験系の分野なのですが、京大の先生はもともと理論系出身の方で、私のやりたい分野と先生の指導領域にズレを感じている・・・ということです。誤解を招く表現をしてしまいましたこと、お詫びいたします。 >違う視点で取り組んでいる教授がいるのなら、京大に進んで人の意見や考えに耳を傾け、良い点は聞き入れ、違う点は話し合ってみたらどうでしょう。 とても親身なアドバイス、ありがとうございます。一度、この点について、先生とお話してみようと思います。とても参考になるご意見、ありがとうございました。