お祓いは全ての行事につきものです。お祓い自体は別に特別な事ではありません。
大きな神社でも日常的に参拝者全てにお祓いをしている神社はほとんど目にしません。
しかし、簡易な装束をつけて神前に上がる「昇殿参拝」や垣根の内側に入る「御垣(内)参拝」では事前、あるいは事前事後に「祓い」を受けます。
お礼参りを通常の神殿前の参拝で済ませる事もありますし、丁寧に昇殿参拝する事もあります。その方は昇殿参拝の事を「お祓い」と思ったのではないでしょうか。
通常ではほとんどお祓いを受けた自覚がないので、昇殿参拝を「お祓い」と思っても仕方ない事です。
本来は昇殿参拝祈願で厄払いを受けたのなら、厄明けのお礼も昇殿参拝するのがスジでしょう。手紙の頭語と結語みたいのものです。
でも最近は拝啓は書いても敬具を書かない人が多いように、省略してもたいした問題ではありません。
ちなみに、日常の参拝で鳴らす鈴は「鈴祓い」といって、立派なお祓い。実はいつもお祓いは受けていたんですね。
逆に言えば鈴を鳴らさずに参拝するのは、外の埃も払わずに人の家に入るのと同じように失礼に当ります。
お礼
「昇殿参拝」って言葉も初めて聞きました。 お祓いを受けたりする神殿に上がるってことですよね?そして参拝をすることなんですよね? 昇殿参拝というのにも祈祷料のようなお金が必要なのでしょうか? 通常の厄払いの祈祷料の半分の祈祷料?が要ると聞きました。 お金の問題じゃないんだとは思うんですが・・・。 逆にお金の問題じゃないから、お礼参りだけしっかりすませばいいかなって教えていただいて思いました。 鈴もお祓いの仲間っていうことも知りませんでした! すごく勉強になりました。 次参拝したときは、しっかり鈴に心をこめて鳴らします(^_^;) ありがとうございました!