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金正日死後の北朝鮮の政治体制はどうなる?
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>金正日が死亡したら、北朝鮮の政治体制はどうなるんでしょうか? 金日成死去した際、後継者について中国が口を挟み、一族による継承に反対しました。 しかし、金正日はこれを無視し、国家継承を強行したのです。 中国の反対を押し切って、正式に最高指導者となるのに三年の日時を要しています。 しかし、当時はソ連崩壊により、北朝鮮の保護者がソ連から中国に移ったばかりでした。 その後、15年間に中国の影響力は格段に強くなっています。 中国は集団指導体制を強硬に主張するでしょう。 >将来的には韓国による吸収合併が実現出来るでしょうか? 数十年先といった将来はそうなっているかも知れません。 しかし、十年以内の近未来的には、その可能性はないと考えます。 韓国自体が望んではいません。 経済の破綻し、産業基盤の殆どない北朝鮮を吸収し、復興させる力は韓国にはありません。 そんなことをすれば、自国の経済が破綻してしまいます。 中国もそんな面倒なことはやりません。 中国も韓国も日本にやらせたいと思っています。 ですから、日本と北朝鮮の国交が回復し、日本による経済援助で産業基盤を整備させる。 そして国際社会に復帰させる。 これが六カ国協議に参加している中国、米国、ロシア、韓国の思い描く北朝鮮近代化へのシナリオです。
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- Sasakik
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金日成が死亡したとき、偉大なる首領様の葬儀に参列したいと農民などが万の単位で平壌に集まったことがあります。 日本や欧米の北朝鮮ウォッチャーはもちろん、北朝鮮政府高官にも「ぎりぎりの生活をしている地方の人民が、平壌市民の恵まれた生活を見たら全国的な暴動が起きる」との見方が大勢を占めていました。 しかし、平壌も財産を投げ打ってでも首領様の葬儀に参列したいという人民の意思を無碍にするワケにいかず、恐る恐る平壌詣でを許可したところ・・・ヨミが外れて「さすが首領様、将軍様のいらっしゃる平壌は違う。我々も将軍様のお言葉に従えば、いつかはこんな暮らしが出来る」と逆に希望を持たせちゃったそうです。 金日成が死んでから15年が経過し、どのように変化したのか外部からうかがい知ることは出来ませんが「思いの外盤石」「そんなに甘くない」と見ておいた方が良さそうです。
父親の金日成氏の末期に 「親父が倒れたら息子の正一ではとても無理。 1年以内に軍事クーデターが起きるに違いない」 というような観測がありました。 ところがドッコイ、今振り返ると、金一族による体制はなかなかシッカリしたもので、ビクともしなかったという結論になりました。 ただ、当時と決定的に違うのは 「後継者」 が未決定という事です。 これは大きいと思います。 長男の正男氏はTDLで有名になって馬鹿面を世間に晒してしまいましたが、意外に利発で軍部の受けが良いとの観測もあります。 筋から言えば、この正男氏による第三次金一族体制が正統性を持つのでしょうが、あの国の事ですから、はっきりした事は後にならないと分からないと思います。 ただ、韓国による統一は可能性が低いように思います。 おそらく中国政府による信託統治のような形になるのではないでしょうか。 中国にはその能力も意思もあると思います。 アメリカに近い国と地続きで国境を接したくないからです。 そのため、あれだけ北朝鮮にコケにされ続けても、一生懸命に北朝鮮政府を支持し、物資の補給もしているわけです。 残念ながら、口では 「統一! 統一!」 と叫んでいながら、今の韓国にはその能力も余裕も、そして意思も無いでしょうね。 共倒れなんて誰もしたくないからです。