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北朝鮮の金正日は独裁者なのか?
- 北朝鮮の金正日は本当に独裁者なのか、その真相について考えてみました。
- 歴史上の独裁者と比較しながら、金正日の行動や表情の無さに疑問を抱いています。
- また、金正日を操っている別の実力者がいるのではないかという仮説も考えられます。
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私は、ご質問の意図をきちんと捉えていなかったみたいですね。改めて回答します。 えっと、ユーゴスラビアのチトー、キューバのゲバラ・カストロ、ソ連のスターリンは、外患・内憂の違いこそあれ、自力で独裁を確保したいわゆる「英雄」です。民衆の支持を得たかどうかは別にして。 スペインのフランコ、北朝鮮の金日成 などは、自力では独裁を確保していません。やがて袂を分かったかもしれませんが、出自は傀儡なんです。 その子どもがどうか、というのは、いうまでもないと思いますが。
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先ず勘違いしてはいけないところは、独裁者は神でなく、天才かどうかは人それぞれだが我々愚民と同じでいつか死ぬという事。 ナポレオンはナポレオン戦争と後世に伝えられる暴虐な侵略戦争(いう人が言えばインターナショナルになる)に破れ、孤島で最期を迎える。ヒトラーはベルリン攻略の最中、拳銃自殺(その目の前で夫人は服毒死したという)。スターリンは娘さんの著作に拠れば、死の床は自らと警備隊との協議結果、毎日部屋を替えたという。フセインは戦争に敗れ、裁判でアメリカ大統領ブッシュの反省や批判とも取れるコメントはある物の、死刑は執行された。毛沢東も死の一年前から僚友周恩来との政治談議を交わし続けたものの、半ばうんざりしてた四人組(江青と権力闘争グループ)に看取られ最期を。このように案外悲惨だったりさびしかったりする。 金正日、戻ってきたけど、確かに生気が見えなくもない。が、モスクワに訪問しウィスキーを4杯呷ったという話もあり、なかなか情報は掴みづらい。 そもそも彼は傀儡なのかという話だけど、かなりやり手のように見える。彼の親、金日成は毛沢東の大躍進政策を真似て(鼻を明かしたかったのか?)国土を大量に荒らし、その爪跡は大量の餓死者、荒んだ日常食生活などつい最近まで生々しいものを突きつけ続けた。中国では、それを発端に文化大革命という暴虐な権力闘争に発展してしまい今も影響残るが、それだけで済んだともいえる。その権力闘争が経済政策に与えた影響は謎だが。 何が言いたいかという事だが、案外権勢を誇ってるように見える。最近ではすっかりオープンになり余裕でインタビューに応じる女性キャスター、今も変わらず士気の高い軍、楽隊。もともと日成その人はもてたらしいが、これだけの大失態を演じた政府に対する変わらぬ忠誠はやはり金正日に対する変わらぬ忠誠ではないかと思う。それは長年の結果とも見て取れる。恫喝国家、とか評判悪いが。 もう後継者を決めていたとしたら?「まだ生きるのか俺」から「楽しむ、楽しむ権利が俺にもある」みたいな心境の変化だったら案外その最期は近いかも知れないが、それが政権瓦解に即座に結びつくのはかなり難しく、想像し難い。
お礼
回答、ありがとうございました。 金正日は傀儡ではないとのご意見ですね。 確かに、本物の独裁者とて生身の人間だから、弱みもあれば老境での変化もあるというのは納得がいきますね。 ご紹介頂いたような伝えられる話が本当ならば、やはりかなりの発言力がありワガママが通るのでしょう。 ただ、ウィスキーを4杯呷ったとか、余裕でインタビューに応じるというのは、傀儡だとしても充分務まります。 もし、陰の実力者が別にいても、その人物は彼のそれくらいの振る舞いは何とも思わないどころか、喜んで許すでしょう。 彼がそう振る舞うことで、軍や楽隊の志気が保たれ、結果的に実力者のやりたいように、金正日を通じてスムーズに国民を操れるのですから。
- potachie
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えっと、挙げられた例は、すべて創業の人ですよね。つまり、自分で天下を取った人です。スターリンを3代目とみるか、彼が改めて天下を取ったと見るかは微妙ですが。 革命家であったとしてもテロリストであったとしても。 世界史上には、2代目の話も多くありますが、日本の徳川秀忠の例を出すまでもなく、2代目で人前に出られるほどの才のある人は、ほとんどいません。 わずかに唐の2代目太宗の李世民くらいです。彼は実質、父親を傀儡として自分が天下を取ったタイプなので、創業の人ですね。 今現存の独裁者の例では、キューバのカストロはゲバラの次代ですが、枯れも前に出るのは嫌っていますよね。 リビアのカダフィは、初代ですが、軍職は大佐、他の役職もすべて民主国家の標準的な期間を勤めただけで、すべての役職から離れていて基本的に前面に出ないようにしていて今は庶民ですが、間違いなく今もリビアの独裁者です。 長い天下を狙う守成の人で表面に出る人はほとんどいません。 それと、かの人は既に大病を患っていて、実権はないだろうという推測はあっていると思いますよ。3代目は、歴史を見ても外患がない限りそこで滅ぶか長くその王朝が続くかを決定づける位置ですから、今、誰が実権を持っているか、がキーであることは変わりません。 その意味では、今、実行できる案ではないと思います。10年遅かった気がします。
お礼
回答、ありがとうございます。 確かに仰るとおりで、2代目で真の独裁者というのは、あまり見あたりませんね。 カストロも表にあまり出ませんが、やはり金正日とはちょっと違うような気がします。 何より彼の言葉には実感があり、うまく言えないのですが、ちゃんと自分の考えを述べているような気がします。 それに比べて、金正日の伝えられる発言は、紋切り型というか、だれかにセリフをつけてもらっているような感じがするのは偏見でしょうか? そう、独裁者のリストにカダフィ大佐も忘れてましたね。 彼は確かに肩書きを持たない、言ってみればローマ帝国のオクタビアヌスみたいに第一市民を気取っているのでしょうけど、リビアには他に肩書きを持った元首や公式のリーダーがいないので、陰の実力者とは呼べないと思います。 現に、外遊の際は国賓扱いになるらしいですし。 金正日が病気らしいのは事実でしょうけど、私が疑っているのは、就任当初から傀儡ではなかったかと言うことです。
- turquoisebird
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親朝(韓)ではありません。・・・・念のため。 金正日国家主席は、体調が悪いから最近あまり出ないのでしょう。顔色も悪いでしょうし。 独裁者とか悪人とか・・これはメディアが勝手に言っているに過ぎません。太平洋戦争時の日本国内の放送もそうでしたよ。敵は化け物扱いです。 拉致問題とか、国民の貧しさとか、核を放棄しないとか、負のイメージばかり流し、それを全て鵜呑みにすれば、洗脳されたも同然です。 亜〇〇加は自分からは戦争を仕掛けないですよ。仕掛けられて動きます。世界中を認めさせる大義名分を得るわけだから。 それに、情があるかどうか・・・。敗戦時、日本の天皇制を尊重し、国民の手によって国を復興さすべし・・・こう言ったのはかの国じゃありません。後の台湾に渡る蒋介石の言葉です。
お礼
さっそくの回答ありがとうございました。 ご忠告、身にしみます。 確かにマスコミ、特に日本のマスコミは北朝鮮報道が好む好まざるにかかわらず片寄っているようです。 これには拉致問題が表面化してからの国民のアンチ北朝鮮感情が大きく作用してるようで、その他の問題も理性的でないとは思います。 ただ、それを差し引いても、金正日が独裁者を演じているという印象は、当事国たる北朝鮮のメディアから伝わってきます。 もちろん、「独裁者」なんて言うはずもなく、英雄とか偉大な指導者と言った表現ですが、これはヒトラーやスターリンがメディアに流していたのと同じ表現ですので、「独裁者」と翻訳させてもらったわけです。 それが事実じゃないのかと疑うのは、質問に書いたとおりです。 また、彼が表に出ないのは最近になってからではなく、就任当初からそのようでした。 いずれにしてもネット情報も含め、メディアを鵜呑みにしないように注意しなければいけませんね。 敗戦時、情をもって日本の天皇制を尊重し…と進言したのは確かに蒋介石ですが、実行したのは米国です。 現実主義者である米国は、情からではなくて、それが実効性のある占領政策であることを見抜いていたんでしょうね。
お礼
再度の回答、ありがとうございます。 そういえば先代の金日成も、そういえばソ連に奉られて擁立されたんでしたね。(フランコも同様だったんですか。) しかし、先代は実に巧みにソ連のくびきから袂を分かって、中国の支配下にも入らず独自の道を歩んでますね。 今日の北朝鮮の外交政策のルーツは、ここにあるのかと思いますし、好き嫌いや善悪は別にして、よくも大国を振り回すくらいのことができていると、感心します。 あれだけの巧みな政策を、はたして今の金正日が自分で立案できるのか、はなはだ疑問です。 やはり、よほどの陰のブレインがいるとしか思えません。 それくらいの人物が、もしいれば、名前くらい話題になりそうなものですがねえ。 詳しい説明、大変参考になりました。