本格的な影響は来年以降、ということだと思います。
私は昨年秋にリストラされて就職活動をしましたが、求人数は2008年前半の1/3に減ったと、コンサルタントから聞きました。
しかも、東京だけの現象でしょうが、リーマンショックの影響で高学歴者が職を探し、これまでの1000万円超の仕事を諦めて800万円クラスの仕事に就き、本来800万円もらえる人が600万円の仕事につかざるをえなくなり…という状況でした。
地方では、もともと職が限られているなかでの派遣切りですから、再就職は大変だろうと思います。
すると、来年は消費者からの所得税は間違いなく減ります。また、昨年までなんとか景気を支えていた好調な企業の多くは輸出型産業でしたから、トヨタの赤字が良い例のように法人税収入も激減するでしょう。
すると、来年は消費者は職を失うか、所得を少なくするのに、政府としては景気対策を行う財源が確保できないという状態に陥ります。
すると、景気がますます悪くなり銀行は貸し渋りを始め、自転車操業をしている中小企業の倒産も増えてくるでしょう。これが連鎖倒産にでもつながれば一種の恐慌にまで行きかねません。
ま、政府としてはこのような悪夢を引き起こさないために今から補正予算やら何やらで頑張っていますが。。。
日本はこれまで、輸出で稼いできましたが、アメリカをはじめ世界が不況では輸出も元気がないままです。何とか内需を拡大してお金が動いて景気があがり、雇用を増やさないと行けませんが…これまでの内需拡大策は大型土木事業中心の公共事業でここ10年はほとんど効果がありませんから、土木事業以外の産業振興を考えないとまずいと思います。
お礼
詳しく回答していただきありがとうございます。 不況を人ごとに感じている自分が恥ずかしいです・・。 私は東京在住の地方出身者ですが、地方・東京とも私の周りの友人知人で不況を感じさせる話をあまり聞きません。 残業ができなくなった、週休3日になってしまったという人はいますが、せいぜい2人くらいなもので・・。 また、私は教育関係で今まで少子化問題が今後の課題だと考えていました。教育の職場は一般企業と感覚のずれがあります(悪い意味で、です)。 なのでもっと現在の経済状況を身近に感じたく、質問させていただきました。 これからどんどん景気は悪くなるのでしょうか?すべての職種が悪くなるのでしょうか? 考えると少し不安です。 回答者様も大変な時期をむかえているようですが(再就職されていたらすみません)、良い方向に進んでいくことをお祈りいたします。