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第1段階で認定された方よりも第2段階で認定された方に若い認定番号(?)が割り振られている民族もあるのは何故ですか?
中国少数民族的認定過程(簡要) http://www.huizucn.com/show/content.asp?ArticleID=1386 上のサイトによると、中国56民族の認定順序は、漢族の他に 第1段階(1950~1954):39民族 朝鮮族、回族、満州族、蒙古族、苗族、維吾爾族、瑶族、彝族、藏族、白族、保安族、布依族、タイ族、東郷族、トン族、俄羅斯族、鄂倫春族、鄂温克族、高山族、哈尼族、哈薩克族、景頗族、柯爾克孜族、ラフ族、黎族、リス族、納西族、羌族、撒拉族、水族、塔吉克族、塔塔爾族、土族、ワ族、烏孜別克族、錫伯族、裕固族、壮族 第2段階(1954~1964):15民族 阿昌族、布朗族、達斡爾族、徳昂族、独龍族、コーラオ族、赫哲族、京族、毛南族、門巴族、ムーラオ族、怒族、普米族、ショオ族、土家族 第3段階(1965~現在):2民族 珞巴族、基諾族 となっていますが、 中国の民族 http://pddlib.v.wol.ne.jp/photo/stamp/china/china.htm (1)漢族、(2)蒙古族、(3)回族、(4)蔵族、 (5)維吾爾族、(6)苗族、(7)彝族、(8)壮族 (9)布依族、(10)朝鮮族、(11)満族、(12)トン族、 (13)瑶族、(14)白族、(15)土家族、(16)哈尼族 (17)哈薩克族、(18)タイ族、(19)黎族、(20)リス族、 (21)ワ族、(22)ショウ族、(23)高山族、(24)ラフ族 (25)水族、(26)東郷族、(27)納西族、(28)景頗族、 (29)柯爾克孜族、(30)土族、(31)達斡爾族、(32)ムーラオ族 (33)羌族、(34)布朗族、(35)撒拉族、(36)毛南族、 (37)コーラオ族、(38)錫伯族、(39)阿昌族、(40)普米族 (41)塔吉克族、(42)怒族、(43)烏孜別克族、(44)俄羅斯族、 (45)鄂温克族、(46)徳昴族、(47)保安族、(48)裕固族 (49)京族、(50)塔塔爾族、(51)独龍族、(52)鄂倫春族、 (53)赫哲族、(54)門巴族、(55)珞巴族、(56)基諾族 上記のように、恐らく中国政府が定めたであろう認定順の通りになっていません。 つまり、第1段階で認定された方よりも第2段階で認定された方に若い番号が割り振られている民族もあります。 これは何故でしょうか?理由が分かる方は御回答を宜しく御願い致します。
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- jayoosan
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なぜ国定公園の切手が指定順になっていないかと同じだと思います。 切手の制作には長い時間がかかっていますが、資料等が用意に集まる順序で作成したりもあるでしょうし、発行側がまずここから見せたいという、なにかの意図の順番にもなると思います。 もっとも中国の場合は、日本の国定公園の切手のように、地方自治体の要望や陳情で順番が変わるというようなものではなく、中央である中国の場合共産党側の判断になると思います。 想像の域を出ませんが、しかし切手の民族の説明を順に読んでいくと、ある意図が感じられます。 http://www.esgweb.net/Article/Class280/Class292/Class294/200603/2373_2.htm 漢族が最初なのは疑問の余地がないとして、次にかなり昔の時代に現在中国にいる蒙古族にもつながるモンゴル人による元朝が、ユーラシア大陸のかなりの部分に勢力を伸ばしたという中国としては誇らしい歴史を作った民族の一部を抱えているという意味で蒙古族が次順に。また民族問題に関してすでに欧米からの批判があったため、チベットやウイグル(隣国カザフなどと近いテュルク系多し)は中華民族を構成する民族と主張のために、前にもって来られたと感じます。イスラム系回族も含め、これらは中国西側に隣接する周辺国への主張にも見えます。 その後比較的人口の多いとされる苗族がでてきますが、それより多い満州族については順位が低くなっています。 これは漢族ではない満州族が、前時代の大王朝(内戦時代を省いた場合)である清を築いて漢族を支配下に置き、漢族も満州人の弁髪をさせられ文化的に異民族に支配された直前の時代を想起させることや、また中国が触れたくない満州国にもかかわった民族でもあります。、満州族は中国正史的にも評価を下げて描きたい時代をつくった民族だからかもしれません。 満族を同じ東北部の朝鮮族より下に置いているのは、意図的とも感じます。 ちなみに中国正史では通例的に前の時代の評価を下げたり操作し、現政権が意味があって建てられたことを主張しますが、まだ中国共産党政府は正史を発表していません(台湾の中華民国は60年代に清朝の時代をまとめた清史を発表したが、中国は認めず)。 東北部の満州人が満州語を忘れ書けなくなった今、現在でも満州文字が読めるシボ族が死に絶えるまでは、中華人民共和国としての中国正史は公表しないだろうと思います(研究はしていると思いますが出さないという意味)。 このあとの民族の順番には、あまり深い意味はないかもしれません。
お礼
回答有り難う御座いました。