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UFCについて
私は日本のPRIDEをけっこう初期の頃から観ていて、現在DREAM、戦極など観ています。 アメリカのUFCは世界最高峰と言われることもあるようですが、ほとんど観た事がありません。観る手段が限られていたり無かったりというのもありますが、たまに目にする限りではどうも個人的には好ましい感じではありません。観客の違いもあるのでしょうが、派手な殴り合いや単純明快な試合が受けているような気がします。そもそもあの金網というのも何だか見世物のようで好きになれません。 グラウンドの攻防でも良い展開だとおおいに沸く日本の観客や雰囲気の方が総合格闘技のあるべき姿だと個人的には思っているのですが、実際のところUFCというのはどうなのでしょうか?
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こんばんは。 UFCもPRIDEも好きな者です。 質問者様が認めるかどうかは別として、MMAという競技でのレベルでは今現在確実にUFCが世界最高峰です。今の北米のMMAのレベルは半端じゃないです。 どちらかというとUFCの方が競技重視、日本の方がエンターテイメントです。現に日本で活躍した多くの選手がUFCで通用していない現実があります。 金網に関してはMMAはその特性上、寝技の攻防がありますがロープ際でロープが邪魔でいちいち「ストップ・ドント・ムーブ」と言って試合を止めて真ん中に戻すという行為は、見る側の集中力が欠けたり、それによって不利な選手が外部の力でその局面を脱出するのはフェアだと思わないです。なによりもその間大抵タイムストップしないのもどうかなと。 金網の場合は下の選手は自力でその局面を打開しなければいけないし、レフリーが余分に介入しないのも好ましい。 質問者様が野蛮と仰るUFCルールですが、野蛮だった時代はとうの昔でグランド状態の相手の頭部への蹴りが認められたりする日本のメジャー団体系のルールの方が格闘技を知らない女性等が見たら野蛮に感じるように思います(UFCではグランド状態への相手の蹴りは反則)。 厳密にはUFCルールというものは存在せず、アメリカ各州政府の法務省管内にアスレチックコミッション(AC)という部署が存在しており、ACが大会を管理しルールを定めるという法律があります。 ルールはMMAを合法化している全ての州で統一ルールが定められており、どこの州で試合をしても通常は全員が統一ルールで行われます。 日本では団体によってルールがかなり違いますし、何よりもドーピングチェックやメディカル検査がかなり怪しい場合があり、選手よりもイベント主体の考えが理解できないこともあります。アメリカではメディカルの結果を公にしなければいけません。 プロモーションよりも選手の方が立場が上になりお茶を濁すような試合を組んだり、大晦日にわけのわからないカードを発表したりする日本。 かたやトップファイターでもつまらない試合をしたり、少しでも負けが込むと解雇されてしまう生存競争の激しいUFC。 スポーツとして捉えたいのならばむしろUFCの方がスポーツとしての要素が多く揃っていることは間違いないでしょう。 ちなみにUFCが独占交渉権を手に入れただけで、まだ正式には石井は契約していませんよ^^
- sherwood
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総合格闘技という競技としてのレベルはUFCが一際抜きん出ているというのが実情であると思います。とはいえUFCも長らくの低迷期があり、その間に日本で熟成された部分もありますので単純な優劣を決めにくいのですが、UFCが経営を安定化させ、そして優秀な選手を確保し続け、またTUFというTV企画で若手選手の育成にも成功し今は一人勝ち状態です。 実際寝技の強い選手もこれまでPRIDE等に来日したトップ級クラスがUFCにも沢山います。ただUFCにおいて寝技一辺倒では厳しい事情の一つにスタンド・グラウンドの両方で肘打ちが認められている為、単純に引き込むような寝技にリスクが大きい事、金網のオクタゴンリングは、いわゆるロープを張った四角形リングと違い体が外に出る事や、ロープ際におけるブレイクが無い分膠着した際の下側での危険性などもあります。 ヒョードルに唯一勝利した高坂剛選手もUFCでは5戦を戦ったキャリアがあり、今では日本向けのUFC解説などもされていますが、氏が仰るにはUFCで勝ち残るためには最低でも決められる武器を3~4つ持たねば通用しないとの事です。 日本の格闘技ファンにはノゲイラ=寝技のイメージが強いですが、ノゲイラはボクシングスキルでもトップ級のスキルを持っています。今回の対戦相手であるフランク・ミアはノゲイラと寝技の強さでは拮抗している選手でした。ただタイプとしてミアは「一発で決める寝技」、ノゲイラは何度も仕掛けて3つ4つ目で決める「粘る寝技」です。ですのでノゲイラが打撃を中心に組み立てた戦略はそこまで不可解なものではありませんでした(結果打撃でミアに圧倒されましたが、ノゲイラの腹回りを見るに調整失敗の方が影響していそうです) 競い合う、技術の研鑽といった日本的な価値観よりも、単純にどちらが勝っているのかが伝わりやすいKO・一本による決着を好むファンがUFCには多いのは間違いない所ですね。
- my3027
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この前のノゲイラがKO負けした試合、YOU TUBE で観ましたがどうしてスタンドにこだわったか理解できませんでしたが・・・。 >私は見ていませんが負けたんですか…。推測ですが以前から立ち技の練習に力を入れてたそうで、それに拘ったか(体格的には立ち技向きですよね)、やはり寝技オンリーでは客受けしないからという事かもしれません。そういう意味でヒクソンやホイスも余り客受けしないかもしれませんね(UFCでの試合を見た事ないのでわかりませんが)。
お礼
難しいところですよね。プロである以上、全くファンを無視したただ勝てばよいという試合はどうかと思いますものね。 やはり、ノゲイラは日本の観客の前の方が本領発揮できる気がします。 PRIDE無差別級GPでのジョシュ・バーネットとのグランドでの見事な攻防が懐かしいです。
- my3027
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在米の者です。 UFCは確かに見世物っぽい雰囲気があります。元々アメリカでは武術(格闘技)という様な考え方でなく、ストリートファイトの延長みたいな感じです。技術的な物を楽しむというより、派手な殴りあいとかを好む人が大部分ですね。私のアパートの黒人の人もUFC見て大声上げています。だからUCFは喧嘩屋上がりみたいな人が多いですよね。 ただ、あの殺伐とした雰囲気で戦うのは相当のプレッシャーだと思います。とんでもない事してくる奴もいますから。ですので総合格闘技というより、ストリートファイトに近いものだと思います。
お礼
ありがとうございます。在米の方ですか! 私の印象も全く的外れではなかったようですね。 この前のノゲイラがKO負けした試合、YOU TUBE で観ましたがどうしてスタンドにこだわったか理解できませんでしたが・・・。
お礼
大変詳しい解説ありがとうございます。 やはり、日本の総合格闘技とは別物と認識しました。ですからUFCが世界最高峰とはやはり思えません。PRIDEルールのサッカーボールキックが危険とか言われていましたが、それ以前にUFCのルールは”野蛮”そのものではないでしょうか?格闘技とは言えスポーツと捉えたい私としてはやはり日本の総合格闘技の姿の方が好ましく思えます。 石井選手がUFCと契約してしまったのが残念でなりません。