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プロになるには
現在ピアノを17年続けています。最終学歴は高卒です。現在は社会人・22歳です。 アマチュアでピアノを17年続けており、今でもピアノ教室に週一で通っています。高校は音楽とはもったく関係の無い、工業高校に通っていました。もし、私が今からピアノのプロになる事は可能でしょうか?また、可能であるのならその方法はどういった物ですか? 参考までに、今年国際音楽コンクールアマの部で3位の実力です。 もし、プロになれるなら本気でなりたいと考えているのでぜひ教えてください。またプロの生活は厳しい等のお話もあれば、合わせてお教えください。
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No.1の者です。 質問者様が真剣そうなので、あくまで補足なのですが。 例えば、我々の周囲に満ち溢れる商品を考えてみますと。 「品質」も然り。 しかし、それ以上に「ブランド力」「知名度」というのがあります。 何故、量販店のカバンは2,000円でも高いと思うのに、シャネルの カバンは10万円で安いと思えるのか。 何故、100円ショップのシャンプーは悪いかもと思えるのに、TSUBAKI というシャンプーは1000円払っても欲しいと思うのか。 何故、アマチュアのコンサートは3000円払うのを惜しむのに、プロの 芸能人のコンサートは6000円払っても欲しい…けど席が取れないのか。 何故、何とか電気の商品は高いと思うのに、SONYならま、ええかと 思えるのか。 これは、その商品価値を決めるブランド力があり。 僕らは、「ユニクロ」、「NIKE」、「ファンタ」、「うまい棒」、 「バーバリー」、「熱海温泉」、「スターバックス」、「ブラック ジャック」、「東京大学卒業」…。 より安価な同等商品がたくさんあるのに対し、我々はあえてそちらを 選び、この「名前」に対し安心感や、優越感、満足感を覚え、多めに お金を出してまで欲しいと思わせる仕掛けがあるからです。 ひょっとすると、その商品はその会社のOEM(自社製品ではなく転売) かもしれませんし、アジア産かもしれないですし、それ以外のノン ブランドのモノの方が高品質、美味しくて、気持ちいいものかもしれ ないのにです。 こう考えますと、とある芸能や商品に対し、技能、テクニック、品質 というのは当然重要ですが、それ以上にそれを周囲に広めてくれる 広報の力や、マーケティング、演出という別要素も絡んでくるわけで その要素は、技能に溺れるほど見えないんですけど、実はかなり重要 な要素であります。 (ここが判るかどうかも、アマとプロの違い) さて。 一方で、ここからあくまで露骨な架空のシミュレーションを立てて みます。 例えば、一般企業の事業を起こすとして、最低ライン年収1000万円 稼ごうとする場合、経費を含め通常は原価の3倍稼がないといけない というのがセオリーですので、全体の水揚げが3000万が必要であると。 で、週に1回コンサートを販売するなら、54週なので1回あたり55 万円。クラッシックなら「のだめ」ブームもだいぶ冷めてきたので 高い金額は取れないので、1人3500円として、最低でも毎回157人は 動員しないといけませんよね?簡単な算数。 さて、ここで。 例えば本当にプロを目指すとして、きっちりそれだけで食べるとして。 上記のブランドの話や、事業の話を実現するにはどうしたらいいかと 考えますと。 いちばん手っ取り早いのは、 ・それを既にやった人と知り合いになり、やり方を直接聞く。 ・その人の力を借りてコンサートに混ぜてもらい紹介してもらったり M1グランプリのような晴れ舞台のチャンスを得やすくする。 → 貴方というブランド価値を上げる。 …単純に手っとりばやいと思いませんか?(笑) 貴方の現職でもそれが成功しているのでビジネスが成り立っていると 思います。 このように、人の力なくしては、余程個性的なことをしないか、 貴方に超幸運がおとずれない限り、私がTVのCMに出るくらい難しい と思います。(笑) ちなみに、私は音楽系ではありませんが。 周囲にいろいろな道のセミプロレベルの方がいらっしゃいますので 何となくそう感じています。 実際に、私の周りで、私よりITの知識はあまりありませんが、PC上 の航空力学計算だけ、ものすごい能力をお持ちのプログラマの方が いらっしゃいましたが、このヒト。アメリカの航空機メーカー、 ダグラス社から直接オファーが来てました。(笑) また、弊社もとても小さい会社ですが、とある戦略で大企業や 一流ブランドをお客様にしています。 それを傍らに見て、そういうことのお手伝いをさせていただく日々に おいて、自然とそういうものも重要だなと感じています。 ま、いろいろなやり方があると思います。 ひょっとすると、個性的な演奏や演出でもして、英語でYouTubeで 公開したらアメリカからオファーが来るかもしれませんし。 そこらの公民館で趣味で演奏していたら、大手のプロダクションの 方がいらっしゃるかも知れません。 ひょっとするとアマのほうが幸せかもしれませんし。 そこからは貴方の感性であり、運と縁が決めることではないかな と思います。
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こんにちは。 私も前の回答者の方々と同じような意見です。 質問者様が目指す『プロ』の意味が 文章からですと伺い知る事ができませんので なんとも言えないのですが…。私は演奏で人様からお金を頂けるような実力など全くなく^^;辛うじて人様に指導してお金を頂くのが精一杯…。ですがこの世界(どの世界?)に長くいるので 演奏でお金を稼ぐ事がいかに大変か…という事は実感しています。質問者様の考える『プロ』が 指導者として…という感じには解釈出来ないので 演奏者として…という観点から言わせて頂くと 演奏だけで生計を立てるのは かなり難しいと思います。私も若き頃?人様に演奏を聴いて頂きたくて ピアノ演奏のあるレストラン系で 弾き語りをした事がありましたが 即興能力がなく、お客さんに『あれ弾いて!これ弾いて!何々系の弾き語りして!』とリクエストされても対応できず 半年くらいで諦めました^^; 又、ほんの短期間留学した経験からですが 世の中広いです。目が点・・・でしたね。6歳の時オケとコンチェルトした…とか(笑)そんな話し当たり前のようにしてましたし…でもその後 その人たちがプロの演奏家で活躍している姿を拝見する機会は ほぼ0。今年ニューイヤーオペラで テノールの加茂下稔さんを拝見し 留学で知り合った(あちらは覚えてないと思いますが)方々で 初めてプロとしてご活躍されてる姿を拝見し『 努力なさったんだなぁ』と 涙ぐみましたけど…留学から20年も経ってからです。私は夢を持つ事は大変素晴らしい事だと思います。厳しい事は間違いないですが ご自分で納得されるまで色々な形で 積極的にトライして下さい。…余談ですが。私はピアノを教えている(クラシック中心に)=クラシックのカテでは 専門家って言わなきゃいけないかな?と単純に思っていましたが 大きな勘違いでした。クラシック全般の知識は全くのど素人ですので^^;これからは一般人として参加します(世の中広いという実例です)
お礼
鋭いご指摘ありがとうございます。 まさにその世界(どの世界?)の方であるからこそ伝わる文面の重さでした。しかし、私が欲していた情報なのでとても感謝しています。 やはり何であろうと「努力」が必要である世界なんですね。3位(銅メダル(笑))程度が何を言っているんだ…ですね。とりあえず1位になれる弾き方になってからプロ云々っと事ですね。 アマチュアは所詮アマチュアである…という言葉によりプロになりたいと思った訳ですが…。 まだまだ視野が狭いので、こういった情報は感謝です。
「プロ」の定義次第だと思います。 クラシックでやっていくなら コンテストや学歴が重要かもしれません。 (腕前を証明するもの) 収入に結びつけばよいという意味のプロなら演奏家ではない人も含まれますよね? サロンでなんとなく奏でる人、結婚式場などのイベントで演奏する人もいます。これは~求められる演奏が出来ればいいので学歴は関係ありません。 音楽教室の講師なら免許は必要ありません。個人で教える分には勝手です。 _でも最終的には「XX音大卒ですって!」ってところが”保障”になることも多いですよね… 質問者さんがどういう状況を「プロ」と考えているのかで方向性は360度ありますよ
お礼
ご指摘のとうり、あたしの中の「プロ」の定義がしっかりしていません。 ただ、指摘された後感じたことは収入に結び付ければよいと感じています。鋭いご指摘ありがとうございます。
思うに。 直接プロの方へコンタクトをとって、お金を払ってでも直接教えて もらう方がいいと思います。 本当にプロでやってきている方で、特にPioneerの方は、独自の道を、 Try & Errorを重ね、独力で、手探りで、自分に自信を持って、なん とか今の地位にきていると思います。 私も趣味で楽器はしますし、職業もどちらかというと職人肌の分野 なので雰囲気は判るのですが。 こういうアート系の道は、偉大な先輩に直接会って教えてもらうのが 一番早い。 ご両親や、ご友人、このサイトでに聞いても、きっと無難な道しか 知らないので教えてくれない、ないしは遠回りになるでしょう。 なので、勇気を出して、一度、直接、モデルとなるプロご本人に 聞いてみた方がいいと思いますし、そこで一歩踏み出せないようで あれば辞めておいた方が無難だと思います。 なお、プロとアマの違いは。 私は貴方ほど凄くないので偉そうなことは言えませんが。 ・今の自分程度のことはできて普通。できる人は1000人も2000人も 山ほどいる。(漫才のM1グランプリ、予選みたいなもの) できることは基本の一つ。 ・常に、それ以上の新しいことを考えておく必要がある。 自分にお金を払ってくれている客をリピーターにする工夫は必須。 ・メリハリを重視する。 納期は絶対に守らないと自分のブランドはすぐに落ちる。 ・お金の概念をしっかりする。 かけるところには思いっきりかけて、かけない所はケチる。 …という感じでしょうか? 人様からお金をもらってすることと趣味とは大きく差があります。 音楽であれば、どこかの講演会を聴きに行った時、たくさん別コン サートのパンフレットをもらいますが、貴方のパンフをもらった 客が金を払ってでも聞きに行きたいと思わせなければなりません から。 なお、弊社には社会人のコンテストで優勝したバンドの方がいらっ しゃいまずが、彼らはアマチュアでも思いきり練習しまくって、 酒場で披露して、それでも仕事と両立しています。 あれでもデビューはないのですから、それなりに全身で楽しみつつ、 腹はくくらないといけないんじゃないでしょうか?
お礼
早いご返信ありがとうございます。 腹をくくる…ですか。覚悟を決めかねていたのでここに投稿したのがバレバレですね(笑)。厳しいご意見ありがとうございます。 投稿者様は音楽関係の仕事なのでしょうか?鋭い指摘を感じました。また、プロにコンタクトを取る発想は無かったです。今後の選択肢が増えました。ありがとうございます。
お礼
返信遅くなって済みません。 大変丁寧な返信ありがとうございます。おかげで、私のこの先の目標が決まりました。 まず来年のピアノコンクールを2つ受け、どちらも1位になれるようにします。もし、1位をとれないならそれまでの腕だったと思い、プロを諦めます。 次にピアノの腕を磨けれたら、次のステップに進みましす。次のステップとは広報の力や、マーケティング、演出、プロの演奏家にアプローチなど…。まだ研究不足のためハッキリとしたビジョンは描けてませんが…等行っていきます。 今まで大変ありがとうございました。貴重なお時間をいただ大変感謝しています。