- ベストアンサー
前置詞についてなのですが
例えばtoとforなのですが、どちらも辞書を引くと「方向」という意味があります。 toの場合to the station、 forの場合for Osaka とか例文が載ってますが、違いはなんなのでしょうか? inも方向という意味がありますし・・。 ニュアンスの違いでしょうか? でしたらニュアンスの違いを教えていただけたらうれしいです。 よろしくお願いしますm(_)m
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
アメリカに35年ほど住んでいる者です。 私なりに説明させてもらいますね。 まず。根本的な理解がここでは必要なんですね。 leaveとは行く事ではないんですね。 なにかをのこす、とか、どこかへ出かける為に誰かを残していく、と言う意味なんですね。 これは、日本語にはないので、いく、と訳す辞書が多いんですね。 この意味が分かれば、辞書に書いてあるいろいろな意味が、そうなんだ、と分かると思います。 出て行って、という意味で、I want you to leave! いつ他の人を残して出発するの?という意味で、What time does the bus leave? 仕事(職)自体を残して自分だけやめること(退職しました)を、He left the job. ホットいてよ、という意味で、Leave me alone! 俺にそのことは置いていけ(つまり、俺に任せろ)という意味で、Leave it to me. そして、I have to leave Tokyo for New York today.つまり、東京を残したままで、ニューヨークへ行く、となります。 そして、ここでなぜ、forなんだという事が、ここでの質問ですね。 もう、分かりましたか? つまり、ここでは、ニューヨークの為に、東京をおいていく。となり、日本語に訳すと、東京を発って、ニューヨークに今日行かなくてはなりません。となるんですね。 leave forのforは行き先が決まっており、到着点も決まっています。 I leave for school. I left for a lover. とかですね。 toも同じような使い方をします。 ただ、この単語を使う動詞がleaveでは~に残していく、という意味になってしまいますが、go, depart, come, など、方向にむけて動く動作の動詞では、toが使われるんですね。 同じような単語として、towardがあります。 I go toward New Yorkというと、ニューヨークの方向へ行く、という意味になり、到着点がニューヨークとは限らなく、その途中かもしれません。 inは中へ、ですね。 Go for a driveドライブするために行く、つまり、ドライブに出かける、 Go in the room 部屋の中にいく。 Go to the room 部屋に行く Go toward the room 部屋の方向に行く、つまり、部屋に向かっていく という言い方になるんですね。 ですから、leave forはへ(に)いく、というのは、本当はちょっと違うフィーリングなんですね。 だからこそ、I leave for New Yorkというと、without youのフィーリングが入ってくるわけで、Don't leave!と言うと、行かないで、じゃなく、私を残していかないで、なんですね。 つまり、leaveはフィーリングの単語である、ともいえますね。 このnuance(ちょっとした違い)がお分かりになりましたでしょうか。 これでいいでしょうか。 分からない点がありましたら、補足質問してください。
その他の回答 (3)
- dripdrop
- ベストアンサー率78% (149/191)
たしかに辞書の説明を読んでも分かりにくいと思います。 というのは、to も for も、本来は「方向」を表す言葉ではないからです。 1.to は本来 from と対になる言葉で、fromが「~から」であるのに対して、 toは「~まで」という到達点を表します。つまり、to ~は、go,get,moveなど場所の移動を表す動詞とともに使われて、「~まで移動する」というニュアンスを表します。 一方 forの元々の意味は「目的」です。for~は、go,look,searchなど、いろいろな動詞とともに使われて、「~のために」、「~を探して」、「~を求めて」といった意味を表します。 だから、移動を表す動詞と一緒に使われるときは、 「~まで行く」という意味のときは to 「~のために行く」「~を探しに行く」というときは for というのが原則です。 go to the station (駅へ行く、駅まで行く) go for a walk(散歩に行く) go for a doctor(医者を呼びに行く) というふうに使われます。 2.よく問題になるのは、go to と leave for の違いです。 He went to New York.と He left for New York.とどう違うのか。 (1)まず、どういう前置詞を使うかは動詞によってだいたい決まっていて、 He went for New York.とか He left to New York.とはふつう言いません。 (2)went to New York といえば、「ニューヨークまで移動した」(そこに到着した)というニュアンスが含まれます。だから、He went to New York but he did not get there.とはいえません。 (3)left for New York の for は、方向を示すものでも到達地点を表すものでもなく、目的を表す for が転じて「目的地」を表すことになったものです。 leftという動詞は、出発点を離れたことを表現しているだけで、「到着」については何も述べていません。だから left for New York といえば、「ニューヨークを目的地として出発したが、まだニューヨークには到着していない」というニュアンスを含むことになります。だからHe left for New York,but he did not get there.といってもおかしくありません。 3.このように、to も for も、本来の意味はそれぞれ「到達点」や「目的」を示すもので、「方向」を示すものではありません。では、英語で方向を示すときにはどうするかといえば、「方向を示す言葉」を前置詞と組み合わせて用いるのです。 たとえば、turn to the left(左に曲がる)とか go to the south(南へ行く) という場合、この to は、辞書では「方向を表す」と説明されていますが、実は to が方向を表すというよりも、left とか south とかいう言葉に「左の方向」「南の方向」という意味が含まれているのです。 それはここで to を省略して turn left とか、go south ということができることからもわかります。 この方向を表す言葉と前置詞の組み合わせはいろいろあって、前置詞の意味のニュアンスがどうこう言うよりも、慣用表現として覚えたほうがいいと思います。 たとえば to the left, to the north、 toward ~(もともとto+ward(方へ)) in the direction of (~の方向に) head for(~に向かう) などです。
お礼
詳しくありがとうございます。 とてもわかりやすかったです。 参考になりました。
- Yukiohiroshima
- ベストアンサー率8% (10/114)
他の方々がご質問について詳しく説明されているので、「前置詞」についての私見。 「前置詞だけ」を見ると、ご質問のようになってしまうと思います。やはり、動詞とのコロケーション、熟語、あるいは塊としてのチャンクとして捉えることが必要でしょう。さらに、コンテクストにも目を向けると、使い方が見えてくるのではないでしょうか。
お礼
ニュアンスがわからないと熟語を覚えるだけになってしまうかなと思ったのでニュアンスを知りたかったのです。 動詞とのつながりと一緒にかたまりとして捉えていけたらいいなと思います。 ありがとうございました。
細かな違いは別として基本的にはtoは目指す到着地点が本人の頭の中ではっきりしている時に使います。一方forは目指す方向を示しているに過ぎずleave for Osakaといった場合、大阪のどこへ行くのか、或いは大阪の少し手前なのか、或いは大阪方面であってもともと大阪へ行くつもりはなく、例えば鹿児島から大阪へは向かったが広島で下車することもありえるわけです。しかし、toにも方向だけを指す用法も在ります。例。 turn to the left(左へという方向だけを示している) inも方向を表しますが基本的な意味は「何かの中」にあることを表すのでAからBへの向かうではなく、移る、入るというニュアンスになります。例 Come in(お入り)get in the car(車に乗る) let's go in the house(お家に入りましょう)など。
お礼
参考になりました。 どうもありがとうございました。
お礼
辞書に載ってる前置詞の意味は、組み合わせる動詞によってはこういう意味になりますよ、ということですかね。 とてもわかりやすかったです。 どうもありがとうございました。