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"on to"という表現に関して
読み飛ばしておりましたが、やはり気になったので教えてください。 今回もHarry potter and the philosopher's stoneに関してです。 UK版のp.76の真ん中あたりの文です。 HarryとRonはHogwartsに向かう列車にいます。 Harryは車内販売で食べ物を買うため廊下に出て、たくさんのお菓子と共にコンパートメントに買い、席の空きスペースにどさっと置いたので、Ronがびっくりしているという場面です。 "Ron stared as Harry brought it all back into the compartment and tipped it on to an empty seat." この文で、"on to"という表現に関して質問させてください。 "空きスペースに"というだけなら、"on an empty seat"と"on"だけでいいような気がしますが、どういうときに"on to"という表現を使えばいいのでしょうか? 教えてください。 よろしくお願いします。
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こんにちは! 私も初めて onto ないし on to に出くわしたときの驚きを今でも覚えています。 in と into の関係に似ています。 ア)He put his money in the box.(彼はお金を箱の中に入れた。) イ)He tipped his money into the box.(彼はお金を箱の中にザッと入れた。) in が static なのに対し、into を使うと、動きが感じられると思います。同じように―― ア)He put his money on the seat.(彼はお金を席の上に置いた。) イ)He tipped his money on to the seat.(彼はお金を席の上に放り出した。) on だけですと static ですが、to を添えると、動きが感じられると思います。前置詞は日本語の助詞と似て、微妙なニュアンスが籠められます。ある意味で、とても生き生きした効果を出すための機能を担っていると言ってもいいでしょう。on to が自在に使えるようになれば大したものですね。 以上、ご参考になれば幸いです!
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辞書を調べてみると、下記の文章に使われている”tip”の意味がontoを導いているようですね。 > Harry tipped it on to an empty seat. 上記の”tip”はEncarta World English Dictionaryによると、動詞(Verb)の3番使用でしょう。 3. transitive verb pour something out: to remove a container's contents by moving it from a level or upright position 例題:tipped the gravel onto the path この動詞はpourの同意語ですが、単に物を投げて~に置く(注ぐ)というのではなく、箱などから物をいったん取り出して~に置く(注ぐ)と言う意味のようです。 http://encarta.msn.com/encnet/features/dictionary/DictionaryResults.aspx?refid=1861720453 Cambridge International Dictionary of Englishを調べてみると、同様に物を箱から箱へ、もしくは、箱から平らな場所にに”onto”すると述べています。例題を見ても然り、ontoやintoのように動きを伴う意味の前置詞を使っています。 ですから、この動詞をpourと言う意味で使うのであればonではなくてontoもしくはon toとしなければいけないようです。 to pour a substance from one container into another or onto a surface: 例題: She tipped the contents of her purse out onto the table. He tipped his breakfast cereal into a bowl. The child picked up the box and tipped the toys out all over the floor. http://dictionary.cambridge.org/define.asp?key=83323&dict=CALD
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回答いただきありがとうございます。 やはり、"on to"には動きが感じられるニュアンスを表現するようですね。
- tonsaku
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"on" 単体でのニュアンスは「接触」とか「所属」など、平たく言えば「そこにあるという状態」を表します。 ところが、"onto" とすると、その状態への「変化・方向性」といったニュアンスになります。ここでは「空席の上という位置へ」という方向性が含まれているわけです。 ちなみに "onto" は "on to" と2語で書かれる場合があり、今回のケースがそれです。 ちなみに、厳密にはこういった違いがありますが、どうやら on でいい所も onto を使ったりすることもたまにはあるみたいですよ。
お礼
回答いただきありがとうございます。 "on"だけでは『状態』"on to"とtoが加わることで『方向性』が含まれるわけですね。
お礼
回答いただきありがとうございます。 "on"と"on to"は動きが感じられるニュアンスか否かと言うことですね。 確かに、日本語訳はgo_urnさんと同様に『放り出した』と言った感じで書かれていました。 "on"と"on to"、自在に操れるようになるにはもっと努力が必要ですね。