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日経新聞
2008.12/10 5面 経済2 WTO閣僚会合の開催 事務局長「数日協議し判断」 ドーハラウンドについて教示願います。 日本は8%は譲れないという立場ですが、重要品目が8%→6%になることで、国益を損なうのでしょうか。 サルにでもわかるように、やさしくお願い致します。
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- megira
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各国とも、重要物品には著しく高率の関税をかけて自国の産業を保護していますが、その重要物品の品数を制限しようという話です。 日本が200%以上の高率関税をかけている農産品は現在101品目あり、重要物品が8%なら107品目なのでその全部が保護できますが、 6%だと80品目、4%だと53品目しか保護できなくなり、重要品目からはみ出した農産物の関税を引き下げなければならなくなります。 今の案では、重要物品は原則4%で、ミニマムアクセス量の増加というペナルティーと引き換えに6%にできるというものですが、日本以外は既に原則4%・最大6%で合意していますから、もうどうしようもないでしょう。 WTOの枠組みからはみ出してしまえば、事実上、世界中どこの国にも輸出ができなくなってしまうので、国を維持するためには、最終的には受け入れざるを得ないでしょう。 なお、事故米の3割は国産米で、事故米=輸入米じゃありませんし、輸入米のうち事故米の比率は1~2%程度で、ほとんどは輸入後の保管が悪くてカビが生えたものや保管中の農薬残留基準改正で事故米となったもので、輸入時点から食用不適だったものは5年間で1千トンもありません。
- mat983
- ベストアンサー率39% (10265/25670)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081208ddm002020117000c.html 上のサイトがわかり易いです。 抜粋すると6%の場合 「コメに当てはめれば今の最低輸入義務を30万トン以上増やし、100万トン以上輸入しなければいけない。農業界を中心に反発が出ることは必至」 日本の年間の米の消費量は700万トンです。 安い米が国内市場に入れば農家の作る米は売れません。 これでは米の生産農家が減少し、食料自給率がまた下がります。 これが国益を損ないます。 また、大問題となった事故米問題も、農水省が農家を守るため 売れる米ではなく、最低レベルの売れない米を輸入した結果起きた「事件」です。
お礼
解説ありがとうございます。 米の例をあげてもらいましたが、牛肉場合ですと、アメリカ産は安くて 品質がいいですが、売れていません。 販売する企業側が売り上げさえあげればいいという売り上げ至上主義ではなく、売る側の責任をして、商品の価格の違いをわかり易く説明し納得させて 売る責任があると思います。 それよりも枠組みかわ外れるほうが国益を損なうと思います。 そのうえで販売して、食糧自給率はそれほど落ちないと思います。
お礼
解説ありがとうございます。 高率関税品目であるこんにゃく芋990%・落花生500%・コメ490%などを保護するのが国益につながるのでしょうか? 保護しないほうが長期的にみて国益につながるのではないでしょうか。