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NHKはなぜMicrosoft製品販促を進めるのか?
NHKが"NHKオンデマンド"サービスを開始しました。 以前からのGyaOでの配信同様、Microsoft製品が前提のシステム設計です。 (WindowsとMWPでしか使えません) たとえば、現在パソコンを部品を揃えて組み立てるとしたら 新品部品でも、3万円程度でそれなりのものができます。 しかし、Microsoft社の寡占商品Windowsは安くしても一万円程度かかります。 もし、Windowsパソコンを自作するとしたら もっとも高価な部品はMicrosoft Windowsです。 そして、そういった状況でWindowsの寡占を推めている組織の一つがNHKです。 寡占技術に社会が依存することによって、違法コピーしてでも Windowsを使わなければならないと考える人がいます。 サポート期間の切れた古いWindowsを使い続けている人もいます。 とても悲しいことだと思います。 MacBookでも、Windowsが入っていないネットブックでもニコニコ動画は見られます。 でも、NHKオンデマンドを見たければ、Microsoft製品を購入するしか無いのです。 放送技術を研究する役目があるはずのNHKには 有料動画配信技術を研究する必要は無いのでしょうか? また、無いとしたら、なぜ有料動画配信をはじめるのでしょうか? MS DRM技術は、Windowsのための技術だと言えます。 もしNHKがMS DRMに変わる、より公的な技術を提供すれば インターネット全体に対して、公平なビジネスが成り立つはずです。
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NHKがMSのDRMでサービスインに至った理由と今後の対応に関しては、↓を読んでください。 http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2300#comment-20563 要するに、日本の著作権法の枠内で、極力複製を防ぐネット配信をやろうと思ったら、現状ではMSのDRMに頼らざるを得ないという結論になるようです。 NHKは、あくまでも放送局であり、ネットやPCの企業ではありませんから、その分野の開発にまで関わると、「マスメディア集中排除原則」から逸脱する可能性も出てきますので難しいでしょう。 http://e-words.jp/w/E3839EE382B9E383A1E38387E382A3E382A2E99B86E4B8ADE68E92E999A4E58E9FE58987.html 最大の問題は、BBCのような形で配信が出来ない日本の法律にあると、私は考えてます。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20081121/319735/ 今でこそBBCは極力枠を作らず無料配信してますが、サービス開始当初はMSに依存した配信形式だったので、国民がそれに対して不満をぶつけた事で現状の形に落ち着いたと聞いてます。 もっと国民がNHKや権利を所有する諸団体に対して声を挙げなければ、現状を変える事は出来ないのではないでしょうか。 (最終的には、著作権の問題に行き当たりますので。) 結局のところ、欧米と比べて保守的な国民性の反映だと言えるでしょう。
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- tyr134
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NHKは、確かに「公共放送機関」であり一部の企業に寄りかかるのはどうかな~と私もか思います。 ただ、日本というよりは世界のPCの世界では、どうしてもMicrosoft依存になってる面は否めないです。 世界でのOSのシェアを調査した各機関の結果によると 米・Net Applications Windows 91.46% Mac OS 7.57% Linux 0.35% http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/05/045/index.html 蘭・OneStat.com 1 Windows 96.72% 2 Macintosh 2.70% 3 Linux 0.36% http://www.onestat.com/html/aboutus_pressbox54-windows-vista-global-usage-share.html となっています。 つまり、ほとんどがWindowsユーザーなのです。 確かに、欧米でMicrosoftが独禁法で有罪判決を受けてからや、アップル社のiPodの成功で、徐々にマックOSやLinuxもシェアを増やしつつありますが、依然Windows優位は変わりません。 となると、各コンテンツ提供企業はWindowsに対応した方がより多くのユーザーを獲得できるのは道理というものです。 また、NHKが一番懸念している「著作権保護技術」に関しても、再生機の普及度ではダントツにMWPが多いのも事実です。 「DRM技術」というのは、コンテンツに暗号化などの加工を施し、それを解読する「専用のプレーヤー」でしか再生出来ないようにして著作権を守ろうとういう技術です。 ということは、「DRM」をかけたコンテンツをより多くの人に見てもらうには、より多くの人が持ってる「プレーヤー」に対応する必要があります。 なので、結果として一番普及しているWindows Media Playerを選ばざるを得ない状況にあるのも事実です。 >もしNHKがMS DRMに変わる、より公的な技術を提供すれば >インターネット全体に対して、公平なビジネスが成り立つはずです。 これは、微妙な線ですね。 NHKには「NHK放送技術研究所」という部門が存在します。 その名の通り、大規模に放送技術を研究する日本唯一の機関です。 「スーパーハープ管」や「高信頼性ハイビジョンカメラ」などの放送機器を民間企業と研究開発したり、「薄型ディスプレイ」の予備研究を行って今あるシャープやパナソニックが液晶テレビやプラズマテレビを開発する下地を作ったりと多くの成果を上げています。 その一方で、受信料で運営されているので、予算的な限界があるといわれているのも事実です。 また、インターネット技術は果たして「放送にあたるのか?」という根本的な問いも、まだ答えが見えていません。 むしろ、インターネットは通信技術なのでNTTやKDDIなどの通信事業会社の分野にはいるのかもしれません。 Microsoft社に反発を覚える気持ちは分かりますが、まだまだ独占状態にある現状では、NHKとしては致し方ない結論だったのかもしれません。
- ryuken_dec
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>NHKには有料動画配信技術を研究する必要は無いのでしょうか? ありません。CNBC、BBC、FOX、ABC、アルジャジーラ、その他各国国営放送、どの放送局にもそんな義務はありません。 >また、無いとしたら、なぜ有料動画配信をはじめるのでしょうか? 視聴者獲得のためです。 もともとは、テレビでの視聴しかできなかったところに新たに器具をそろえることで使える追加サービスが加わっただけです。既存サービスが縮小されたわけでもないので嫌なら使わなければいいというものです。 >もしNHKがMS DRMに変わる、より公的な技術を提供すれば >インターネット全体に対して、公平なビジネスが成り立つはずです。 もちろん、実現できればその通りです。でも残念ながらそれはNHKの役目ではありません。そんな投資はできません。どこぞの他の情報通信技術を研究する企業がやることです。TVの技術の開発は東芝やシャープなどといった企業がやっています。これと同じです。 >寡占技術に社会が依存することによって そんなことを言えば、インターネットという寡占技術に社会は依存しています。このOkwaveもインターネットに依存しています。インターネット以外で参照できるようにするように研究開発する必要はあるのか?という話になってしまいます。 いずれにしても、企業のサービスなのですから、それを入手するには何らかの投資や費用の支払いが発生するのは仕方ないことです。
- koketa58
- ベストアンサー率18% (355/1961)
すぐに商売を始めたければWindows系と相場は決まっています。 だれが好き好んで「もしNHKがMS DRMに変わる、より公的な技術を提供すれば」こんなボンクラ営業しますか。