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 古新聞を盗んだ廃品回収業者?

 先日地域のリサイクルの古新聞を盗んだ件で廃品回収業者が逮捕されたニュースを聞きました。  確かに法律を厳格に適用するとリサイクルに出されたものは市町村の財産だし、それを盗むのは立派な犯罪だと思います。  でも廃品回収業者は自治体がリサイクルを始める何十年も昔からリサイクル支えてきた人たちであり今でもリサイクルには欠かせない人たちだと思います。そんな廃品回収業の方が生活が出来ないので古新聞を持っていくぐらい目くじらを立てるようなことではないと思います。  誰が持っていってもリサイクルの目的は十分に果たしています。自治体にとって古新聞の代金は収入のごく一部ですが廃品回収業者にとっては生活費のほとんどだと思います。  もう少し融通を利かせて廃品回収業者を助けることはできませんか?

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  • ベストアンサー
  • issaku
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回答No.5

まず、商行為におけるルールの必要性というものがあります。 廃品回収業は、他の自営業となんら異ならない、独立した事業者です。 まっとうな業者は、自治会と交渉したり訪問回収をしたりして、それなりの経費をかけて回収を自前で行っています。 自治体が自治会を通じて費用や手間をかけて整備したごみステーションから何の努力もなく、しかも価値の高い廃棄物だけをかすめ取るというのは、事業者としてのルール違反です。 もしこの行為が放置されると、正当な回収を行っている業者が駆逐されてしまいます。 つまり、個人リサイクル事業という事業形態が正当な商行為において成立しなくなってしまいます。 廃品回収業者は弱小だから大目に見よ、という主張は、この業種を一個の事業者としてみておらず、つまるところ「見下げた」意見ではないかと危惧します。 もうひとつ、自治体のリサイクル事業も決して余裕のあるものではありません。 自治体は個人リサイクル業と異なり、可燃ゴミや粗大・危険ゴミなどの「赤字商品」も義務的に扱わなければならず、とうぜんその分は税金を投入していますが、膨大なコストを吸収するためにリサイクル可能廃棄物の回収は欠かせません。 自治体は自治会への補助だけでなく分別回収自体にもかなりの経費をかけていますが、焼却埋設処分費の軽減と資源ごみ売却収入による費用対効果が、廃棄物処理行政をかろうじて支えている状況です。 また、実際に処理にあたる事業者は非公務員化された受託事業者であることが多く、経常経費については委託料の範囲内で賄う原則ですから、リサイクル収入が減少すれば従業員の人件費に影響が生じます。 つまり、給料が減らされたり解雇されることもあるわけです。 融通というのは便利な言葉ですが、それは円滑な運営や健全化に寄与するという前提でこそ意味があります。しかし、廃棄物処理のような余裕の無い業界で誰かに融通すればそのしわ寄せがどこかに生じます。 さらにそれがルール違反を見逃すという点での融通であれば、業界のシステム自体を損ねることになり、手足を喰らって命をつなぐようなもので、まったく意味がありません。 とはいえ、個人リサイクル業が不安定かつ重労働な零細経営ながらも廃棄物行政を陰で支える公共的に重要な業種であることは事実ですから、これに対する経営健全化のための助成制度や、公共回収との連携対策などをもっと充実させる必要があると思います。 そういう意味での「融通」なら歓迎です。

papabeatles
質問者

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 廃品回収業にも勝ち組と負け組があるのですね。自治体と連携している業者は勝ち組でこっそり古新聞を持っていくような業者は負け組ですか?  私の不勉強を認めなければなりません。  リサイクルのルールを守らないと自治体のリサイクル事業が上手く進まないことはよく分かりました。しかし、犯罪と分かっていても古新聞を持っていく業者にも本当に同情します。なんとかなんとかならないものでしょうか?  

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その他の回答 (7)

  • 63ma
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回答No.8

63maです。 大変優しい心の持ち主で感心します。 今は古紙に値段が付いてますので、盗難騒ぎまで起きるほど人気がありますが、それも一時の事で、値が下がれば、見向きもしないのが彼らです。 しかし自治体のリサイクル事業は、古紙の値段に関係なく継続する必要があります。 また、彼らは盗んだ古新聞の中に、リサイクル出来ない粗悪な異物がある場合は、引き取り業者が買い取りませんので、結局何処かに不法投棄します。 一時騒がれた鉄くず盗難が良い例です。 北京オリンピックの終了と共に鉄くずの引取りが激減し、集めた鉄くずが野ざらしになってますし、盗難騒ぎも激減しました。 どうして自治体が税金を使って、融通を利かせて、この様な無責任な廃品回収業者を助ける必要があるのでしょうか。

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回答No.7

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/57831 これでしょうか。 この件の実体はよく分かりませんが、資源ゴミの大々的持ち去りは儲かる仕事なのです。トラックで、指定業者を装って、回収時間の数時間前に持って行くだけですからね。 とは言え、トラックを持っておらず自転車やリヤカーで持って行く個人(利益の全てを生活費に充てると思われ収集能力にも限界有り)は罰金も払えないでしょうし逮捕の意味はほとんどありません。 最近は、出す側も、市が指定した業者に渡すつもりで出しているので、 ちり紙交換の交換契約なしに黙って持って行く業者は、信義に反するし、何よりもリサイクルの円滑な流れを阻害することになると思いますよ。市民が、「どうせ、持ち去り業者を儲けさせるだけだから、分別なんかやってられるか」と思いだしたら大変です。 融通という面では、行政の業者指定の排他性を極力なくして、幅を広げるということだと思いますね。

papabeatles
質問者

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私の不勉強を認めなければなりません。  リサイクルのルールを守らないと自治体のリサイクル事業が上手く進まないことはよく分かりました。しかし、犯罪と分かっていても古新聞を持っていく業者にも本当に同情します。なんとかなんとかならないものでしょうか?

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  • 63ma
  • ベストアンサー率20% (265/1321)
回答No.6

>自治体にとって古新聞の代金は収入のごく一部ですが< 誤解されてます。 一般的に古新聞の流れは、各地元町内会で集めた古新聞は、自治体と契約した廃品回収業者が回収し、自治体から回収量に応じた助成金を貰います。 また、地元町内会も自治体から回収量に応じた助成金を貰います。 なお、廃品回収業者は回収した古新聞を古紙買取り業者に売り、収入を得てます。 そして、古紙買取り業者が製紙企業に古新聞を売却し、そこでリサイクルされます。 ということで、無断で回収する事は窃盗に当たる事になります。

papabeatles
質問者

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私の不勉強を認めなければなりません。  リサイクルのルールを守らないと自治体のリサイクル事業が上手く進まないことはよく分かりました。しかし、犯罪と分かっていても古新聞を持っていく業者にも本当に同情します。なんとかなんとかならないものでしょうか?

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  • nidonen
  • ベストアンサー率55% (3658/6607)
回答No.4

> 何か廃品回収業者に恨みでもあるのですか?  別に。ただ、彼らが違法行為を行なっているのは確かです。 むしろあなたは、彼らがリサイクルのノウハウを持っている という証明を提示していませんね。彼らに肩入れする理由が なにかあるのでしょうか? > それが悪いことなのですか?  悪いのは業種を替えることではなく、違法に資源ごみを 漁ることですね。問題を摩り替えないようにしてください。  また彼らが業種を替えるのは自由ですが、だからといって 資源ごみの収集を中断するわけには行きません。リサイクル 資源の相場が上がろうが下がろうが、ごみ収集は中断すること なく続けられなければなりません。その観点で、業種替えする 業者にごみ収集を任せられないのは当然の帰結です。 > どの自治体のリサイクル事業も間にリサイクル業者が > 間に入って事業が継続されています。  リサイクル業者と、違法なごみ収集業者は、まったく 異なります。自治体が認定しているリサイクル業者は 違法な資源ごみ漁りなどしませんよ。まったく異なる 二者を、あたかも同一のように語るのは不当です。 > 官営の事業が民営の授業よりも効率が良いなんて > 旧ソ連のような考えを持っている方ではありませんよね?  念のため書き添えれば、私は社会主義は大嫌いです。 なお、官営で行なうべき事業というのは存在します。 たとえば水道事業はどこでも官営ですね。なんでも かんでも民営にできるならそもそも市役所なんて必 要なくなるわけで、官営に適した業務もあるのです。

papabeatles
質問者

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私の不勉強を認めなければなりません。  リサイクルのルールを守らないと自治体のリサイクル事業が上手く進まないことはよく分かりました。しかし、犯罪と分かっていても古新聞を持っていく業者にも本当に同情します。なんとかなんとかならないものでしょうか?

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  • nidonen
  • ベストアンサー率55% (3658/6607)
回答No.3

> リサイクルのノウハウも誰よりも持っています。  ノウハウなんて、業者は持っていませんよ。彼らは 空き缶や古新聞を買ってくれる業者のところに持ち込む だけです。所有権が判然としないものを自分勝手に拾い、 他の誰かに買ってもらっているだけなんですよ。  廃品回収業者の最大の問題点は、彼らは儲からないなら やめてしまうということです。たとえばガソリン代が出ない ほどに廃品( 回収資源 )が安くなったら、彼らは別の商売に 鞍替えします。これでは安定した資源ごみ回収が成り立ちません。  ちなみに、自治体がかつて資源ごみを回収していなかった のは、単に燃えないゴミとして処理していたからに過ぎません。 高度成長期は世界中で、それが通用していました。行政の怠慢 でもなんでもなく、それが世界標準だったんですよ。 > 廃品回収業者がいなければ日本のリサイクル事業が進まない  そんなことはまったくありません。それが本当なら具体的に 根拠を示してください。資源ごみを勝手に持ち去る業者に、 ちゃんと看板を挙げて営業している業者がいない理由を説明 していただきたいものです。

papabeatles
質問者

お礼

 何か廃品回収業者に恨みでもあるのですか? 彼らも生活がかかっているのですから儲からなければ仕事を変えるのは何も問題はありません。それが悪いことなのですか?  「これでは安定した資源ごみ回収が成り立ちません。」  それを安定した事業にするのは行政の責任だと思います。  たとえば私鉄事業が経営が不安定なら行政は放っておきますか?  どの自治体のリサイクル事業も間にリサイクル業者が間に入って事業が継続されています。  官営の事業が民営の授業よりも効率が良いなんて旧ソ連のような考えを持っている方ではありませんよね?  ただ民営の廃品業者は自治体のように何日にここに新聞紙を出してくださいと言えないことがつらいところです。  

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  • kalze
  • ベストアンサー率47% (522/1092)
回答No.2

廃品回収業者もリサイクルという概念ではなく儲かるからやっていただけのこと たしかに結果としてリサイクルという考えに当てはまっていたということはあります で、今廃品回収業者が欠かせないかといえば、自治体の制度も含めて廃品回収業者がいなくなっても成立すると思うので、淘汰されても仕方がないと思います 住民の出す資源ゴミの収入で自治体の収入が増える(予算計上されているので、盗まれたら自治体赤字)、その分税金が安くてすむということ、紙はあまり知らないけど、その回収した資源が国内でリサイクルされるという利点もあります。 廃品を出す住民にとっては、廃品を処分できればいいのでは?というのであれば、業者がしっかり営業して集めて回ればいいだけでしょう。 営業努力すればいい。 それをした上で、業者がどうしても必要だという根拠があれば、税金で支える(持ってっても罪に問わないとかでも)ということもありかなとおもいます

papabeatles
質問者

お礼

 経営が苦しい会社の皆さんを営業努力が足りないと切り捨てるのは簡単です。それは小泉改革の流れです。しかし、市町村がリサイクル事業をしなかった昔は日本のリサイクルを支えてきた人たちなのです。リサイクルのノウハウも誰よりも持っています。自治体はもっと廃品回収業者と協力して事業を進めればこんなことにはならなかったと思います。  廃品回収業者がいなければ日本のリサイクル事業が進まないのは今も変わりません。税金を投入しろとは言いませんが、法律を杓子定規に運用することはないと思います。  厳密に法律を運用するならパチンコで換金することも立派な犯罪です。  回答ありがとうございました。

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  • shintaro-2
  • ベストアンサー率36% (2266/6245)
回答No.1

>もう少し融通を利かせて廃品回収業者を助けることはできませんか? 何も名案は思いつきませんが、批判は確かにあるようです。 http://www.tkclex.ne.jp/commentary/pdf/z18817009-00-010200227_tkc.pdf

papabeatles
質問者

お礼

 司法の現場でもいろいろな意見があるのですね。大変勉強になりました。ありがとうございました。

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