化学で言う酸性アルカリ性はその液体のpHを指します。リトマス試験紙に付けて色が変わるとかですね。7が中性、1に近づく7以下が酸性、14に近づく7以上がアルカリ性と習ったと思います。
栄養学的に言われる酸性食品、アルカリ性食品はそのもののpHを指すのではなく、体内に入って消化吸収された後に体内の血液を酸性側に傾けるかアルカリ性側に傾けるかという性質を示します。
薬剤師が言いたかったのは、pHの酸性アルカリ性に当たります。
コーヒーはpHは弱酸性ですが栄養学的な性質はアルカリ性食品となります。
なので溶ける溶けないの問題ではコーヒーでは薬は溶けません。
ただし、コーヒー(紅茶、日本茶、ウーロン茶なども含む)はカフェインが含まれているので薬と相性が悪い場合が多く、同時に飲むのには適していません。
薬は食後服用が指示されていると思いますが、例えば食事と同時にコーヒーを飲んで30分後に水道水で薬を飲んで、そのあと30分だけコーヒーを飲むのを控えれば大丈夫です。そうすれば薬を飲んでもコーヒーも飲むことがうまくできます。
飲み物でpHがアルカリ性のものはほとんどないです。アルカリイオン水などの特別なミネラルウオーターやにがりなど。あとは胃薬の中によくあるのですが、重曹が入っているものはアルカリ性になるので薬との同時服用は避けましょう。30分以上離していただければ問題ないです。
ちなみに酸性の飲み物は摂っちゃだめという飲み薬はないです。だって胃酸の方がすごい酸性ですからww
お礼
丁寧なご解説、ありがとうございました。 最後の「胃酸の方がすごい酸性」の部分にハッとしました。 コーヒーが胃酸を中和するのか?促進するのか?で考えれば おっしゃる通り弱酸性のコーヒーは「促進する」事になりますが 申し訳ないのですが釈然とせず、メーカーに訊いてみました。 (先日やっと、問い合わせ先の電話番号を知りました。) 「ダーゼンは小腸で溶けて薬効を発揮するようになっていますが 胃酸で溶けてしまわないように、コーティングしてあります。 薬剤師が言った事はおそらく、 コーヒーなどの酸性に傾いた飲料でそれが溶けてしまう、 と言いたかったのでしょう。 しかしコーヒー位では溶けませんのでご安心下さい。」 との事でした。 ちなみに私は知りませんでしたが、 小腸はアルカリ性の分泌液を出して消化するそうです。 お陰様でもやもやがスッキリしました。 皆様ここまでお付き合い頂き、大変有難うございました。