うちは60代の両親・独立自営業の38歳の兄・そして障害者で現在失業中の私(34歳)と、ひとつの団地の1室に4人3世帯が同居している状態です。
まず先に父の世帯から別れたのが私です。家族といることが病症悪化の原因と考えた当時の主治医が生活保護による1人暮らしを提言し、そのためには世帯分離が必要だったからです。
障害年金の申請が通るなど、結局収入が上限を上回ったために生活保護解除となり、別の要因もあり実家に戻ることになったのですが、そこで父の世帯に戻るか、それとも?と悩んだ時に、生活援護課の職員が
「yukoさんだけだと低所得世帯ですから、国民健康保険料とかが無理ない額になるから、分離したままの方が良いですね」
とアドバイスしていただき、分離したままとなりました。
その影響が露骨に出たのが、自立支援法による通院医療の助成制度が変わってからでした。これまで収入は特に問われなかったのに、障害年金含め「世帯の収入」による自己負担の上限が加わったのです。私は短時間のパートで働いてたのでずっと住民税非課税です。ので、事実上1割負担も無料、上限額も一番低いものです。母も障害者ではないですが長年通院していて同じ制度を利用してますが、働きながら年金をもらってる父の扶養のため、本人に収入がほぼゼロなのに、高い上限が設けられてます。
兄は6年ほど前に普通免許を取得したのをきっかけに脱サラして自営の宅配業になってその時に世帯分離。私とは逆に、収入は安定はしてませんがそれなりの収入にはなってるし、確定申告する時に父の世帯のままだと何かとややこしいから分離したのではと思ってます。
私は引越しと同時に世帯分離したので、住所そのままでする方法がわからないのであれですが、確かそんな手間はかからないと思います。ただ何となく、ではあれかもしれませんが、些細なことでも理由があれば簡単だと思いますよ(うちの兄のように)。
その後、少し症状が軽減されて自分の力で隣の県に引越しましたが、すでに世帯分離していたので、国保などの移動の手続きは楽でした。もっとも、今度はご近所さん問題で病症が悪化したのでまた実家に戻ったという落ちがありますが。