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財産放棄について質問です
こんにちは。父が八年ほど前に他界したのですが、その時は子供で手続きが良くわからず叔父の言うとおりに財産放棄をしました。父は、事業をやっていたため会社の負債が40億円ほどあり言う通りにしました。 その後に叔父が会社を引継ぎ今は叔父の親族が大株主となり会社を乗っ取られてしまった気がします。無知な自分が悪かったのですが、父が他界したときには会社の価値がゼロに近かったらしく会社の株券だけでも相続できたのですか?実は私の家にはまだ株券があります。今から会社を取り戻すことは可能でしょうか?
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NO1の方がかなり詳しく述べられていますが、私は、法律的(民法)な立場から述べたいと思います。 まず、質問者さんにお母さん(お父さん死亡時の配偶者)がいて、お父さんの子供は質問者さんだけだったと仮定した上で、話を進めていきます。この場合、お父さんが亡くなられた場合の相続人は、お母さんと質問者さんの2人だけになります。その叔父さんが「お父さん」の兄弟であったなら、お母さん及び質問者さんの2人が相続放棄をした場合、その時点でお父さんのご両親がすでに亡くなっていれば、この叔父さんが相続人となります(お父さんに他にも兄弟がいればその人も相続人となる)。したがって、法律的に何も知らないお母さんや、まだ子どもであった質問者さんたちに相続放棄をさせて、自分が相続人となるように仕向けた可能性は、少なからずあると考えられます。 ところで、いったん「相続放棄」をすると、それを撤回(取消)する事は原則できません(民法919条1項)。ただし、詐欺・強迫等により相続放棄した場合には、例外的に撤回(家裁への申述)できます(同919条2項)。ただし、この取消(撤回)権も追認できる時(質問者さんが詐欺の事実を知りかつ成年になった時)から6ヶ月、または相続放棄のときから10年で時効消滅してしまいます。 そもそも、叔父さんが会社を引き継げたのは、「叔父自身が相続人となったからだ」と考える事が自然です。しかし、「負債40億」だけでは、会社の本当の価値はわかりません。資産がどのくらいあるか・経営が健全か等がわからないからです。ですから結論としては、すでに質問者さんが行った「相続放棄」は、叔父さんが詐欺をしていてその手法等を今後確実に質問者さんが知りかつ立証できれば、相続放棄から10年以内なら取消しは不可能ではないと考えられます。しかし、「叔父さんが騙したのかどうか」は「文面だけでは不明である」という事になります。ただ、詐欺の立証は裁判上行うのですが、かなり困難を極めると思われます。
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- akak71
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現在でも無価値(赤字会社)の会社を存続させるために、外部の資本を入れることがよくあります。元の経営者は退陣、株主は譲渡。 大株主は父親の相続人でなければ、新規に資本を出したと思いますが、 個人経営(同族経営)で、40億円はおおいです。よく存続できたと思います。
お礼
akak71さん 回答を頂きまして有難うございました。大株主は資本を出してはおりません。内々の役員会議で株式譲渡をしたみたいです。実際に株券は昔父親から貰った分は僕が持っています。しかし書面で譲渡を証明するものはありません。ありがとうございました
あくまでも結果論ですよね。叔父さんが引き継ぎ頑張ったからとも思えます。倒産してもおかしくない状況のようですが、本当のところは分からないのですよね。倒産していれば、このような質問はされませんね。 家庭裁判所に相続放棄を申立て認められたら、無理じゃないですか。 八年前に子供だった、未成年という意味でしょうか。お母様は、その当時、いらしたのですか。 お役に立ちませんで、申しわけありません。
お礼
icu119さん 有難うございました。八年前は未成年で母親は離婚したので当時はおりませんでした。アドバイス有難うございました
- negitoro07
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質問文を見る限りは、叔父さんが悪い人に思えますね。 ただし、法的に争う場合、問題なのは叔父さんが嘘を言って、あなたを騙したかどうかが重要です。 ・負債は本当にその通りなのか ・会社には資産もあり、差し引きすれば債務超過ではなかったのか ・負債があっても経常黒字やキャッシュフローをみれば会社の経営は健全であり、負債を返済できる見込みは誰に目にも明らかだったのではないか 思いつく限りですが、これらの点を検証する必要があります。 それに、財産放棄するかの選択は、あなたやお母さんにあります。他人に頼ってはダメなんです。つまり、会社の資産や収支表を紙でもらっていたとすれば、叔父さんが何を言ったかどうかは、法的に争い難くなります。 また、手元にある株券の由来も問題なります。生前のお父さん(あるいは、ほかの誰か)から贈与されたものなら、問題ありません。しかし、放棄したのに、お父さんの遺産の一部を隠し持っていたとすれば、問題ありです。 もし、叔父さんが潰れかけた会社を自分の手腕や努力だけで立て直したのだとすれば、叔父さんの方は何の問題もありません。あなたがお父さんの遺産放棄に瑕疵があると訴えても、叔父さんの側は納得しないでしょう。負債超過から黒字転換させた自分の努力を無視しているし、子供のあなたは会社に対して何の貢献もしていないのに分け前を求めているという勝手な言い分だと反論されてしまいます。 そういうハードルを乗り越える自身があなたにありますか? さらに、次のようなことも考えて下さい。 ・あるいは、どんなに不利でも、出来るとことまで一緒に戦ってくれる弁護士がいますか?あるいは、探すことができますか?弁護士側からみると、成功報酬ももらいたいものです。あなたが裁判で会社を取り戻したら、その何%か、あるいは一定額を上乗せで報酬をしてもらうという契約を求められます。でも、最初から負けが分かっていたら、弁護士も嫌ですよね。 ・それとも、勝ち負けではなく、あなた自身が主体的に戦ったということで満足できますか?あなた自身や弁護士が上手く追求すれば、叔父さんも自己主張や弁明を求められるので、あなたの知らなかった事実が出てくる可能性は少なくないでしょう。それだけで満足できますか? ・もし裁判で負けたら、叔父さん側の弁護士費用もあなたが背負う必要があります。それでも良いですか? 子供だったから何も分からないまま、人の言う通りにしてしまったという悔しさは分かります。でも、厳しい言い方をすると、結果論だけで自己主張をすることも子供じみていると言われてしまう可能性もありますよね。 叔父さんの側にも言い分はあるでしょう。また、感情の矛先を叔父さんだけに向けて良いんでしょうか?お母さんはどうされていたんでしょうか?お母さんは素人だったのかもしれませんが、叔父さんには頼らず、念のため会社の財務諸表を自分で探した専門家(会計士や企業診断士)に見てもらい、セカンドオピニオンを求めるという方法もあったはずです。それをお母さんがしていなかったなら、お母さんにも責任がありませんか?
お礼
negitoro07さん 参考意見ありがとうございます。確かに結果論の自己主張です。当時、母がいなかったのと会社の資産や収支表を見せてもらってもいない自分の責任ですよね。実は、当初叔父は私が成人して経験を積んだら会社を譲ると言ってくれてたんです。それまでは財産放棄して故人の負債で会社に迷惑が掛からないようにする必要があると言ってました。その後に叔父も他界して今は叔父の親族が会社の経営権をもっています。その後、連絡をしたのですが連絡をしない様(もう関係ない)と言われております。株券は生前に父親から貰いましたが特に譲渡に関しても書類は無いし、叔父の親族等が株式の移動に関して役員会議をして既に書類上では私の持分の株券は無いです。自分の甘さが招いたことですし、無かったものと考えて頑張ります。はっきりと言って下さって本当に有難うございました。
お礼
businesslawyerさん わかりやすい回答を頂きまして本当に有難うございます。僕は何にも関係ない叔父の親族が大株主になり、親族の葬式にも呼ばれなくなり昔は仲の良い親族だったのに本当の理由を知りたくて質問させてもらいました。businesslawyerさんの回答はとても勉強になりました。有難うございました