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マスタリングソフトの重要性と特徴について
- マスタリングソフトについて教えてください。情報が少なく実態をつかみにくい状態になっています。
- マスタリングソフトはDAWのマスタリングより優れた機能を持っており、特にコンプやEQ、マキシマイザーの最適化がされている。また、DAWにはない独自の機能も搭載されている。
- マスタリングソフトは音楽制作の重要な要素であり、レコーディングからマスタリングまで一貫して行えるため効率的。また、音楽の仕上げをよりクオリティの高いものにするために欠かせない。
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マスタリングソフトと呼んでらっしゃるものは、一般に波形編集ソフトと呼ばれています。 具体的にはWaveLab、Sound Forgeなどですね。 DAWが音楽製作ツールであるのに対し、波形編集ソフトは音楽製作のためだけでなく、音を扱う業界全般(効果音作成、放送関係の業界、録音ファイルの分析、教材作成など)をターゲットに作られているという住み分けがまず存在します。 ここではマスタリングの観点で書きます。 ・マスタリングソフトがDAWのマスタリングより優れている点 1.インターフェースや機能がマスタリングに特化されており、動作も軽いので作業がやりやすい。結果的に作業スピードが速くなります。エフェクトをかけてレンダーしたものの、前の状態に戻したいな…という場合でも一瞬で戻せるようなファイル管理方法が採用されていますし、操作が視覚的・直感的です。 2.マスタリングは1発で完成ということはなく、いくつかのパターンを試行錯誤しますが、DAWだとマスタリングの複数パターンを同時に扱う操作が煩雑になります。 仕事になるとクオリティだけでなくスピードも要求されるので、特化したソフトが必要になると考えてもらえれば分かりやすいでしょうか。 3.部分的にエフェクトをかけるなどの編集が楽。DAWだとクリップ単位やトラック単位でのレンダーになってしまいますが、波形編集ソフトであれば狙ったピンポイントを選択して操作するだけです。 4.ピッチシフトやタイムストレッチなどのアルゴリズムがDAWソフトよりも優れている。ただしMelodyneなどの音声編集に特化したソフトには敵いませんが。 ・DAWにはないマスタリングソフトならではの機能 CDを作成する際に、CD全体を見渡したバランス調整ができます。ファイルをいくつも並べてここからここまではトラック1、という具合です。 また2つ以上のトラックがつながっているようなCDや、全体の音量バランスを考えたCD作成はDAWソフトでは限界があります。 あとはサンプラー用のファイル編集。特に自分でループサンプルを作成するには波形編集ソフトが必要です。 波形編集ソフトの意義は言葉にするとこの程度なのですが、私は持っていると便利なものだと思います。 上に述べたスピードやCD作成などが必要でなければ波形編集ソフトに数万円を費やす価値はありませんが、最近は1万円程度のエントリーモデルも売られていますので、「百聞は一見にしかず」です。一度便利さに気づくと手放せなくなると思います。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 >マスタリングソフトと呼んでらっしゃるものは、一般に波形編集ソフトと呼ばれています。 以前デジレコでSound it!のことをマスタリングソフトと呼んでいたので、波形編集ソフト=マスタリングソフトなのかなぁ・・・とうっすらとは思っていました。 おかげさまで確信できました。 つい先日発売された全知識シリーズの「マスタリングの全知識」なんかを読んで勉強中です。 私は本などで読んで予備知識はあるものの、実際に使用したことがないものも多いので、実態をつかみにくい状態も多々あります。 金銭・環境的に難しいというのもあるのですが、エントリーモデル等下位版より、最初からフラッグシップモデルを求める良いのか悪いのかよくわからないクセ(汗)もあります。 おっしゃるとおり「百聞は一見にしかず」な部分が多いので、検討してみたいと思います。 ご回答いただきありがとうございました。