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CDの音と宅録DAWミックスダウン・マスタリングの

※はじめに書いておきますが、この質問に答えられる人はほとんどいないと思います。 「CDの音(プロの音)と宅録DAWミックスダウン・マスタリングの音の違い」についてです。 結果からいうと、どうしてもプロの音に近づきません。 スタジオに入ってアシスタントなどもしていなく、インディーズで独学で宅録で音楽制作してきましたが、いつになってもなにをやっても「あの音」にならずにもう嫌気がさしています。 個人なのでそんな商業スタジオのような設備投資はできない、というところがあります。 はっきりいってその時点で無理なのかもしれません。 ですが、あの音にならずとも少し近づきたいんです。 具体的に何が違うのか、本質は分かりませんが、プロの音はノイズが無くクリアでレゾナンスもなく、とにかく聴き心地が良い。 一音一音が粒立って聴こえて、一番感じる違いは、 「音が少し奥にある」というところです。 普通の人ならそんなの感じないと思います。 でも、本当にここが違います。 音が少し奥にあるのに迫力はあるし、決して奥まっている訳では無いです。音量を上げていってもなんだかうるさくならないんです。 いわば角が取れて洗礼された球体のような音。 これまでありとあらゆるプラグインを使用し、真空管のH/A、トランス、アウトボード、テープなど、個人で試せる物(金額的に)はすべて使用してきました。 EQやコンプの使用も研究してきました。 だいぶ当初よりも音は良くなりましたが、まだまだ全然です。 スピーカーも沢山使ってきて、今はかなり全体を見渡せて特性もきちっとチューニングしています。 リファレンス環境自体は満足してます。 それが故にプロの音がよく分かります。 最近思うのは、やはり根本的に機材が悪いのかと思います。 よく言われる「あの音」「製品の音」というのはコンソールの音と言われますが、やはりそういうことなのでしょうか。 プロの音はSSLやNEVEの卓を通っているはずなので、その影響が大きいのか。 マスターテープかと一時期思いましたがどうも違うようです。 ボーカルもノイマンの87のAIとかじゃなくヴィンテージの87にヴィンテージNEVEの音じゃないとあれは出ないのか・・・ 87AIの音聴いたことありますが、全然良いと思いませんでした。 とはいえ当時の音源、特にUSのHIPHOPなんかはマイクは800Gにdbx 160というのが鉄板だったようなので、使用機材はやはりまちまちにも関わらず、最終的には同じような雰囲気の音になっているので、やはりSSL卓の影響が大きいのか・・。 まあ宅は無理なので個人ならぎりぎりSSLのSUPER ANALOG CHANNELになりますが。(それ以降の機材は音がダメなようです) pultec eq、1176、LA2A、160、API2500、Fairchild、tubetech、focusrite、amek、ディストレッサーetc. プロが使用する定番のアウトボードにはいろいろとありますが、結局は全部通るSSLの卓が一番影響大きいような気がしています。 もしこの辺のことをわかる方が教えてもらいたいです。

みんなの回答

  • John_Papa
  • ベストアンサー率61% (1186/1936)
回答No.3

こんにちは。 たまにですけど、ライブPAとかライブ録音をやってます。 「そんな者んとはレベルが違うわい」という場合はスルーされて構いません。 ミュージシャンから『今日のPAはプロですから』とか『CDみたいな音』と言われるのは仕事が認められるという事なので嫌ではありません。BEHRINGERやYAMAHAの機材でもね。 どこが違うんでしょうか。 DAWやDTMの音源は、それなりに高品位機材で収録&加工されていますので、それなりに高品位です。プロ奏者のような細やかな鳴り分けはできませんけど。 30年ほど前、私が友人作曲の数曲(クラシックジャンル)をGM用SMFデータにしてパソコン通信に投稿しました。DTMやシーケンサー等の機械音楽(当時流行りのテクノポップなど)に付きまとう欠点に挑戦する目的で。 ダウンロード数はあまり伸びませんでしたが、数年後の市販GSデータに同じ手法を使ったピアノ曲データを見つけて、『同じ感覚を持つ人が他にも居た』とほくそ笑んだ記憶があります。 機械音楽に付きまとう欠点とは、正確過ぎて変動の無いリズム/テンポ感です。 私の手法とは、データのベロシティを64に統一し、拍の長さ音符の長さを細かく調節して音楽の表情や躍動感が音量だけに因るのではない、という実験・証明でした。 日本でいうところのノリや、米国ジャズで強調されたスイングや、後に言われるようになったグルーブの実験・証明だった訳です。 これには直接習った訳ではないが、先生がいます。 ドイツのオルガニスト、ヘルムート・リリング師。 50年程前にFMの対談で流れてきた強烈な一言『大事な音は長いのよ』 ドイツの指揮者、カール・ベーム師。 言わずと知れたベーム節(前のめりだがテンポは揺らがない拍割り) 質問にある『とにかく聴き心地が良い。』 それって、ノリに逆らわないってことじゃないですか? PAする時も、ノリを考えます。ノリやすいモニター音量、ノリやすいモニター位置。 全てが叶えられる訳ではありません、アクターの表情動作を読んで微調整を入れますが、その時の最善を尽くしてパフォーマンスをサポートします。 エンジニアとしての私は、出てきた音を美音に加工するのではなく(するけど)、アクターが納得のゆく、できれば最高のパフォーマンスを演じられる環境を提供してゆく役割だと考えています。 普通なら自分だけの企業秘密としたいところ、を暴露しましたが、初公開でもないし、私も年だしそろそろ役割も終わりいつまで健康で生きているか判らないので、次の世代の人がこれを読んで参考となり発展してゆくと良いかなと思います。

回答No.2

私は中学生の頃から Audio にのめり込み、俗に紐派と呼ばれる生録小僧で、デンスケと呼ばれる Cassette Recorder を担いで除夜の鐘を録音したり、録音したいがために Jazz Quartet を組んで学校に 2tr38 Open Reel Tape Recorder を担いで行って録音しまくっていました(^^;)。 幸い、仲間には Studio 屋だったり楽器屋だったりした者がいたので Pro' 用 Microphone を試す機会が何度もありました(^_^)/。……私が感動したのは Neuman U87 ではなく Schoeps CMC54u でしたね(^^;)。 そんな経験から、渡米してからは Hard Core Punk Band を組んでいた友人達の演奏を 8tr38 dbx 機で録音して Mix Down、独逸に送って CD Debut させた事もあります。 友人の中には Pro' の Recording Engineer もいて、よく教わりましたね(^_^)/。 Engineer の友人ほどではないものの、趣味の生録に事足りる程の腕に自信が付いた頃に私の定番 Microphone となったのは EV 社の RE20 でしたね……落としても踏んでも壊れない (実際、凹ませましたが(笑)) 頑丈な Mic' で、ちょいと Equalizer (当時は Bias 量も) 弄ってやると御機嫌な音にできましたし……。 でも学生時代は御質問者さんと同じ悩みを抱えていたものです。 どんなに良い機材を用いようとも狙った音にはならず、同じ楽器に Mic' を 4 本立てて 2 台の Recorder を交互に使って録音、どの位置でどの方向に Mic' を向けるのが良いかを探る実験なんかも Mic' 毎に行った事もありましたね。……そうやって楽器と Mic' の性格を覚えたものです。 帰国してからは録音は殆どせず、Speaker 作りばかりして再生一本になってしまいましたが、Audio とは異なる、Camera に興味が出て Compact Digital Camera から Digital SLR (Single Lens Reflection:一眼レフ) Camera まで 10 台以上乗り継ぎ、今や交換 Lens も 10 本を超えました。 その Camera 趣味で興味深い経験があります。 Pro' Cameraman の友人を含む友人達と山に写真を撮りに行った際、たまたま Pro' Cameraman の友人と並んで、同じ方向の景色を撮影したものを Web に上げて見較べた事があります。 友人は奥さんの CANON EOS Kiss 標準 Zoom Lens 仕様、私は PENTAX K100D に SIGMA 17-70mm Zoom Lens を用い、Camera の値段も Lens の性能もほぼ同じか、やや私の方が上回る程度で、Zoom 画角、Shutter Button を押した時間もほぼ同じ、Data を見る限りは絞りも Shutter 速度も ISO 感度もほぼ同じ、現像処理も大きく違うものではありません。 でも、決定的に違ったのは樹々の隙間から漏れ出す光の捉え方で、ほんの数秒もない一瞬の違い、或いは Camera を向けた方向がほんの数度違うだけで「うわぁっ!」としか言いようがないほど、友人の画は光と影の Balance が美しいのです(^^;)。 帰りがけに寄った喫茶店で友人の奥さんが Cake Set を撮ろうとして苦労しているのを見て「この暗さでは AF (Auto Focus) が迷うよね」と Camera を取り上げて Manual でパチリと撮った写真も一瞬で光の当たり加減を判断して最適な方向から撮ったものでした。 年に何万枚も撮る Pro' Cameraman ですから考えるまでもなく、光を読む感覚が身に付いているのでしょうけれど、私が必死に考え抜いても到底追い付かない Level の技量を羨ましく思ったものでしたね。 録音に関してですが、現在の私は Music Data を全て PC (Personal Computer) より出力させており、Data の殆どは AUDACITY といった Software で大きく弄っています。 寄る年波で聴覚が大きく変わっている事もあるのでしょうが、一般の Audio Mania の常識からはかけ離れた量にまで調整する事も多く、Classic Music Source に Equalizer を±12dB 以上、Compressor や Reverb までかけてしまうなんて時もあります(笑)。……頭で考えずにその時その時の最も良い感じに Feeling で弄っていると頭では「これはマズイんじゃないの(笑)?」ってくらいの設定もありますね(^^;)。 でも生録やっていた頃は Mic' Setting でそれくらい音響環境が変化する Setting 法を躊躇無く行っていましたので「御機嫌な音になればそれで良し(^_^)/」と気にしない事にしています。 現代の音楽の作り方では MIDI Synthesizer が当たり前でしょうから、音源の Modulation Control と Effecter の使い方に相当の熟練を要するだろうと思います。……私も Macintosh の Garage Band で偶に遊ぶので MIDI Breath Controller を持っているのですが、尺八の音が出せずに何度放り出した事やら(笑)……。 結局のところ、何事も経験を積むしかなく、多くの経験と学習した知識とで考える事無く最適な状態に身体が動く技を磨くしかないのだろうと思います。……それが門前の小僧と熟練の Pro' との違いなのでしょうね(^^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/

回答No.1

「この質問に答えられる人はほとんどいないと思います」 と言っておきながら質問するのは、どういう了見なんだいって思うが・・・(怒ってはいないけど) まあ、それはともかくも ざっくばらんに言えば 「プロの機材、環境(スタジオ)、経験(テクニック)」 とアマチュアの宅録・DAWとは明らかに違うんだから、遜色あるのは仕方がないことだ。 あるボーカロイド(初音ミク)作品を、プロのエンジニアの手によりマスタリングしたら、やっぱり全然違うんだよね。 これは偶々初出が配信や同人CDで発売されたのを聞いたことがあるもので、後にメジャー発売される際にマスタリングエンジニアに小池光夫氏という大ベテランを起用したら、やっぱ音が全然違う。 いい意味で。 https://www.hmv.co.jp/artist_HMO%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%82-PAw-Laboratory_000000000419661/item_%E5%88%9D%E9%9F%B3%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9_3614168 ※小池光夫氏は、元ネタになったいくつかの作品のリリース当時に手がけている。「神々の悪戯」もいいところだ(褒め言葉)。 こういうのって、機材や小手先のテクだけでは満足できない、経験が物を言う世界だと思う。 日々是精進。 あと、70-80年代の宅録のそれと、DAWで出来た今の音とで比べると、今のはパワーが無いというか、芯がないと言うか。 あの時代は機材も記録もアナログで、今のよりもスペック上は全然劣るはずけど、でもあの音のパワー・太さが「いかにも楽器が鳴っている」感じがして心地よかった。 いちリスナーがそう思うだけだろうと思ったら、プロの音楽家も同意見なのを耳にした。 「(思いつきでライブの直前にオーバーハイムシンセサイザーを)ほんと30年前に使っていたアナログシンセを探し出して持ってきてもらってですね、それも使ったりとか。やっぱり耳に心地いいし、パワーもあるし、なんかやっぱりデジタル系のシンセの音は、芯がないというか、モノが鳴ってる感じが、あまりしないんですよね。」 と10年前に述べたのは、あの坂本龍一氏。 この時のラジオ「RADIOSAKAMOTO」の放送回全文起こしは、今もJ-WAVEのサイトにある。 https://www.j-wave.co.jp/original/radiosakamoto/program/120902.htm ちなみにこの番組では「デモテープコーナー」があり、投稿された作品が放送されるが、放送局のプロセッサ(optimod)を通っているとは言え、作品毎のマスタリングの違いもよくわかる面もある。 ※次回は明日(2022.3.7)放送だが、本人は病気治療中のため昨年来出演休止中。 筆者は屋外の生録音を趣味で手がけていたが、基本は1970年代末から80年代半ばにかけて読んだ電子工作雑誌(初歩のラジオ・ラジオの製作)や、当時読んだ生録音テクニックの書籍がベースになっている。 当時のそれら雑誌には屋外生録音テクニックに限らず、ギターの宅録やエフェクターの製作記事もあって、そっち方面の人にも役に立つ記事が多かった(特に「初歩のラジオ」が)。 「基本のキホン」が、10代にも解るように丁寧に記事にされていた時代だった。 90年代後半以降MDやDAT等のデジタル録音になって、帯域もダイナミックレンジが広がり高音もちゃんと記録できるようになったけれども、「子供の時に聞かされた先輩のノーマルテープに記録された生録音の音のような感動が無い、何でこんなに痩せたつまらない音になるんだ」と。 ならばとヤケクソでDATの音源を安物のノーマルテープに録音したら、あの当時の音に近くなって、アナログテープのサチュレーションとかトラック間のクロストークとかワウ・フラッター、ヒスノイズとかの良い影響(?)なのかなと。 メタルテープもダビング先に使ったけど、これはこれで全体の迫力が増して艶のある音になった。 VSTでアナログテープを模したプラグインも結構いい線いってたのもあったけど、本物のアナログテープはひと味違う。 振り返れば、CD発売当時もそんな体験があったっけ。 当時のマルチを使用したリマスターCDが今多数発売されているが、これでようやくCDで満足に聴ける音になったものも多い。 機材の高性能化もあるけど、エンジニアの人達の体験と経験も蓄積され、技術の継承もあるのだろう、このような音に仕上がることができる時代になった、と。 前述の小池氏も、LPレコード当時を知る現役だ。 経験はこれから積むとして、レコーディングの歴史や古のテクニックを探るのも、もしかしたら解があるのかもしれない。 あの時代の書籍・雑誌は、国会図書館に沢山所蔵されているので、今でも目にすることができる。 (長文失礼) ※ 筆者:高校時代に第三級ラジオ音響技能検定取得済

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