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阪神・淡路大震災 デマ?
阪神・淡路大震災の折、私は西宮に住んでいて災害の渦中にいました。 殆んどのライフラインがストップしていたために、頼りは電池式のラジオだけ、という状況で、ずいぶんいろいろなデマや憶測が飛び交いました。 あれから時が経っても、未だにデマだったのか本当だったのか判然としないものが私の記憶しているものだけでも多々あります。 まあ、「自衛隊出動が遅れに遅れたのは当時の知事が、自身のイデオロギーと相反したために要請をためらい続けたためだ。」という有名な?ものは語られつくしている上に、本人が認めることは無いでしょうから置いておいて、 1.有馬温泉付近の宿泊施設及び近隣のゴルフ場が、保有している宿泊施設を無料開放するので、被災者の方々に来て欲しいと打診したが、「被災者を選定できない」、つまり優先されるべき被災者のランク付けが不可能で、どうやっても不公平が生じるので行政側が斡旋できないとして断った。同様の理由で、米軍の空母を神戸港に接岸して空母内の施設を利用してくれと米軍が打診したが断った。 2.東灘区の新明和工業に、森林火災を沈下するための飛行艇(P-21?) の現物が当時あり、長田区の火災等に使用してくれと同社が打診したが、 「前例が無い」「二次被害が懸念される、責任が取れない」として断った。 3.「地震保険に加入していなくても、火をつけて全焼させてしまえば火災保険が下りる」(これ自体はデマです)として心無い人が自宅に放火したことから長田区の火災は始まった。 4.比較的被害の軽かった尼崎市では、阪神尼崎駅周辺のパチンコ店が簡易トイレを持ち込んで当日から営業。結構人が入っていた。 5.長田区で自宅が倒壊したので近くの小学校に避難したら、地元のイカツイ人たちが早速炊き出しをしていたが、そのさまは炊き出しというよりは「焼肉パーティ」で、一般の人たちは近寄れなかった。肉も盗品ぽかった。 等々…、これらの真贋についてお知りの方、または「聞いたことがある」、「こんなのも聞いた」等、関連していれば結構ですのでご回答ください。 よろしくお願いします。
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この地震の時は各地から応援が来ましたが 最先着の応援隊は兵庫県三田市消防本部 到着時間11.00 県外最先着大阪市消防局 到着時間13.00頃 三田消防隊に関しては完全に自己判断の現場出動(応援要請発信前) 当日地震発生後管内の緊急処置等を非常召集できた隊員らと実施 午前8時過ぎ停電復帰 その際テレビで神戸市の火災を確認し 本部長判断で水槽付きポンプ車<三田1号>8時49分発進 その時点で現場等不明 午前10時過ぎ神戸消防より電話で応援要請 <すでに一隊向かっています県内共通波で現場指示願う>との返信 そのご連絡を受け派遣された現場は長田区の火災現場でした 大阪隊は幹部同士の個人的つながりから連絡を受け まず10台を派遣その後増強しました 消防車の燃料も足りなくなる車両が続出し長田管内では一時は ガス欠寸前の危機に陥りましたが昭和シェル石油のスタンドの所長の決断で燃料の寄付を受け窮地を脱しました その後出光石油姫路事業所からタンクローリー4台で 軽油 ガソリンの緊急補給を受け(姫路消防隊の先導にて) 供給しましたがタンクローリーから車両等への供給方法がなく 混乱しましたが新開地の関西アポロ給油所の協力で 地下タンクにいったん投入し小分けしました
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- Ja97KG
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震災時の神戸消防の記録として 阪神淡路大震災における消防活動の記録(神戸市域編) ぎょうせい刊 もっと多くの命を救いたかった 労働旬報社刊 ご覧ください あの時北は北海道札幌市消防局 南は九州 鹿児島市消防局 と全国から消防隊が駆け付け消火救助にあたりました 札幌救助隊は民間航空機を利用し大阪空港からレンタカーのトラックで 東京消防八王子レスキュー隊は東京から直接AS332ヘリコプターで 神戸ヘリポートに駆け付けそこから不眠不休で活動 横浜市消防局には救助工作車10台の要請がありそれに応えて ポンプ車5台水槽付きポンプ車5台を準備し それに横浜市消防局国際緊急援助隊要員30名 市内レスキュー隊選抜20名を載せて神戸に派遣しました 横浜市のポンプ車には震災対策としてエンジンカッター等の救助工作資機材が搭載されていたためそのまま出動したものです あと消防職員の食事が手配できなくなり横浜市から2回 約2000人分の食事を届けました 一回目は朝食用の握り飯3個パックとウーロン茶 横浜市内の仕出し屋さんが緊急注文に応えて徹夜で作ってくれました 二度目は夕食 某有名弁当屋さんのシューマイ弁当 緊急に数そろえられるのがシューマイ弁当だけでした それをトラックに積み込み 横浜市の消防車が先導して(査察用の車)神戸まで走りました
お礼
本当に何度もありがとうございます。 早速取り寄せます。 あのときの、全国の皆様のお助けで今の我々があるのだと実感しますね。 ただ、ふと思うのは、全国から駆けつけてくださった消防隊の方々が普段受け持っていた地元の地域が手薄になってしまうということはなかったのでしょうか。もしそんなことがあったなら大変申し訳ないことです。
- opechorse
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3について 中央防災会議の資料によると http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/shutochokka/7/shiryou1.pdf 長田区とは特定していませんが 電気復旧後、電線や電化製品等の破損による出火が 11.7%ありますので 地震後の火災はこれが主要因だと思われます
お礼
回答ありがとうございます。 個人的にも「いくらなんでもそれはヒドイ」と思っていたので救われる思いです。倒壊・破損した家屋に通電してしまったために起きたのですね。
- Ja97KG
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4の追加事項 現在は神戸市街地の消防団にも可搬動力ポンプが全分団に 配置されています。 積載車とリヤカー搭載の二種類です。 これら震災後サントリーが兵庫県下で毎年実施している女子ゴルフをその年は中止しその開催費用で消防ポンプを一括購入し神戸市消防団に寄贈したものがベースになっています
お礼
再々度の回答ありがとうございます。 >これら震災後サントリーが兵庫県下で毎年実施している女子ゴルフをその年は中止しその開催費用で消防ポンプを一括購入し神戸市消防団に寄贈したものがベースになっています 初めて聞きました。人知れずこういった貢献をされている企業は奥ゆかしくて気高く感じます。サントリーという企業を見直しました。
- Ja97KG
- ベストアンサー率26% (222/840)
3の追加事項 大阪府の保有していた消火装置は山林火災用の物です。 そのご高知県で市街地火災に際して空中消火が実施されたケースがあります。 おっしゃる通り空中消火実施していたら多少は火災の進行は止められたかもしれません少なくとも地上の消防隊の時間稼ぎ等は出来たのではないかと思います。 大型の自立型消火用水槽を搭載したヘリコプターで神戸港の海水をくみ上げて散水すればまだましだったかも? 海水使うと後のメンテナンス等大変ですがそんなこと言っていられる状態ではなかったと思います。 それに神戸市内の消防団には震災当時ほとんど消防ポンプが配備されていませんでした。 垂水区と西区の消防団には積載車が配置されていましたが 市街地の消防団には不要との判断で(任務は後方支援)配置されていなかったのです。 ポンプなしでは消火活動等ほとんどできず団員達はそれでも必死に救出活動 バケツリレーによる消火活動に当たったのです 実際バケツリレーで町を守った実例もあります。 地震直後発生した火災の消火で駆け付けた消防団員が <<バケツ持って集まれ>>と叫んで人を集め 公衆浴場からバケツリレーして消し止めた事例が報告されています
お礼
再度の回答ありがとうございます。 そういったケーススタディが行政の枠を超えて共有されるようにならないといけませんね。 バケツリレーのお話は感動です。
- Ja97KG
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新明和の飛行艇は地震当時すでに実験完了で 消火装置取り外してあったから機体自体が存在しなかったはずです。 実験機も海自から借りた機体だったはずです 空中消火は陸自が大阪府の保有する消火装置4基を借り受けて 第五管区海上保安本部の巡視船を基地にして 実行しようとしていましたが前例なしとのことで 実現できませんでした
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 ふむふむ。まるっきりのデマというわけでもなかったと言えますね。 伝達される間に改ざんされていったというわけでしょうか。 >大阪府の保有する消火装置4基を借り受けて 大阪府は大規模な火災に備えてこのような設備を持っていたということでしょうか? それとも森林火災等の非市街地に向けてのもので、大阪府も市街地での使用を考えていたわけではないのでしょうか? 数あるデマの中で一番「残念」なのはこの空中消化の件なので、とても気になります。どんな形であれ、実行されていれば(二次被害もあったかもしれませんが)いくらかの人々は助かったんじゃないかと今でも思うからです。 お詳しい方がいらっしゃいましたら、ご回答くださいますと幸いです。
- anachronism
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当時の自衛隊の方面総監が、著書の中でいくつか披露しているエピソードがありますので紹介します。 ~ 自衛隊がお風呂を仮設して運用しようとしたところ、「公衆浴場規定違反だ」とかで止めてくれといわれた。役所を説得して運用したという。ちなみに、それで自衛隊員のお風呂を全部使ってしまったので、自衛官は神戸港に停泊している自衛艦の風呂を借りたとか。 自衛隊には温かいご飯をどこでも炊ける「屋外炊事車」という装備があるが、温かいご飯を出すと冷たいご飯で我慢している人に対して不公平になるからといって、炊き出しの中止を要請されたという。ちなみに、その理由はテレビで湯気の上がっているご飯を食べているところが放送されて、冷たいご飯で我慢している人たちから苦情が出たからだとか。 水道が大きな打撃を受け、消火活動が難航し市街地が燃え盛る中で、自衛隊は山火事等で使用してきた空中消火設備の使用を申し入れたが、神戸市消防局は効果のほどを疑問視し、市街地では危険だという理由で拒否したという。 ~「自衛隊員も知らなかった自衛隊」松島悠佐著・ゴマブックスより ご参考まで。
お礼
回答ありがとうございます。 なかなか興味深い内容の本があるのですね。早速よんでみたいと思います。 >自衛隊は山火事等で使用してきた空中消火設備の使用を申し入れたが、神戸市消防局は効果のほどを疑問視し、市街地では危険だという理由で拒否したという。 新明和工業の話はこれに尾ひれがついたのでしょうか。もう少し他のご回答を待ってみたいと思います。
- 0621p
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5について 盗品かどうかは別にして。 地震当日や翌日あたりの大騒ぎが一段落したあたりで、家も失って今さらじたばたしても仕方ないし・・・というような開き直りのような気持ちもあり、家もないので外でちょっと宴会的な食事をしていた。なんてことはあったと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 や、少しデリカシーに欠ける質問だったかもしれません。確かにあの時は逆に開き直るくらいの強さがないとやっていけませんでしたね。
お礼
度々の回答ありがとうございます。 >三田消防隊に関しては完全に自己判断の現場出動(応援要請発信前) 素晴らしい機動力ですね。あの震災時、最も必要とされたのは臨機応変な判断力だったと思います。 燃料調達にも市民の協力があったのですね。初耳でした。