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激安アウトボードエフェクターと高級品の差

こんばんは。 現在アウトボードエフェクターについていろいろ調べています。 エフェクターといってもギター用ではなくPA用や音楽制作用のものですのでご注意ください。 激安品と高級品の差についてお尋ねしたいと思います。 プロの現場を見ると高級品が目立ち、安いものでもせいぜい5~10万円ぐらいですよね。 そういうのを見てると気が遠くなっちゃますし、やはりなかなか手が出ません。 そこで気になるのが激安商品です。 ですがEDIROL UA-25からMOTU 828mk3に買い替えたことのある私は「値段が高い=数字に表れない部分が高クオリティ」であることを強く実感した経験があり、激安エフェクターをなかなか信頼して買うことができません。 UA-25のように(環境によっては)盛大なノイズが出るものや、露骨に音質劣化なんてことがあっては困ります。 サウンドハウスなどのレビューでは激安エフェクターを大絶賛しているものもありますが、私としては「もっと高クオリティを知らないからそう思うだけじゃないの?」という気がしなくもありません。 そこで激安エフェクターと高級品両方を使ったことのある方にお尋ねしたいのですが、どれぐらい差がありますか? 感じたこと等を自由にご回答していただければ幸いです。 なお、「そんなのメーカーや機種によって違うんだから一概に答えられません」といった内容のご回答はご遠慮願います。

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  • kenta58e2
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回答No.3

自称、プロからも意見を求められる「激安PA機材の専門家」です(爆) (なお、プロが私に意見を求めてくる時は、プロ側が「素面ではない」席に限られていますので、くれぐれも誤解無きよう(^^ゞ) うーん、でも、実際難しい質問ですねぇ。 何より、私自身、『高級側』の機材で、ちょっとは語れる程度に使った事あるのは、YAMAHA、dbx、TC ELECTRONIC、LEXICON、FOCUSRITE、PRESONUSって程度ですし、価格ランク的にもこれらメーカーの『中級機』(単体価格10万円程度まで)なので、そもそもこちらの質問に「回答権」自体が無いかも…ですけどね。 ただ、私の専門?(^^ゞであるBehringerを、あえて『実用最低ランク』と位置づけた場合、当たり前ですがいわゆる『老舗』のメーカー品であれば、ノイズや単純な音質面ではBehringer製は凌駕していますから、あとはメーカー固有の、あるいはメーカーの設計方針による『音質の傾向』をどう取るか…単純には、どのメーカーカラーの音が好きか? 欲しいか?…という選択になるとは思うんです。 リバーブなんか特にその傾向が強く、プロ現場でもLEXICONとYAMAHAが2大巨頭だと私は思うんですが、この2社製は、アマ向きモデルでもプロ用モデルでも「我が社のリバーブのあるべき姿はこれです」という、聞いてハッキリわかる『方向性』があります。なので、専門家でもメーカーの好き嫌いで意見は分かれますねぇ。 あと、コンプレッサなんかは、私は『他に持ってないので』どんな音源に対しても、手持ちのYAMAHAかBehringer使うわけですが、プロの領域だと、「ボーカルはこれ」「打楽器系はこれ」「生ストリングスならこれ」みたいに、その音源を得意とする機種を使い分ける…というレベルにいきなり行ってしまいますね。 もう、こうなると私ではお手上げ(^^ゞ。せいぜいSound & Recording誌でも眺めながら、「へー」「ほー」と、わかったような嘆息吐くのが関の山です。 では、私が唯一語れる『最低標準原器?』のBehringer製と、老舗他社同等品(正確には、Behringerのパクり元(^^ゞ)の差で、自分の体感の範囲だと… 機器固有の残留ノイズの面では、いわゆる「Behringerのハズレを引いてしまった」ということさえ無ければですが、やはり総じてゲインを上げ気味にすると、Behringerは老舗よりはノイズ大きいです。適正許容範囲がやや狭いと言うべきか。ただ、その狭い許容範囲に収めて使えれば、極端な遜色は無いと私は思っています。(といっても、最低限の業務規格は満たしている手前、少なくとも入出力0dBmまでは全く問題なし。0dBmまでにノイズが我慢ならない場合は「ハズレ」を引いているので、クレーム付けて交換させるべきですね。私の手持ちは、+6dBmくらいまでは「自分の許容範囲」には収まってますが…) 問題は、よく言われる「音の線が細い」「音が痩せる」等々の問題。 これはまぁ、確かにありますね。少なくとも老舗製品の方が、いわゆる「Dry+Wet」で音を取りだした時の「Dry音」は、原音に近いです。Behringer製は、確かにDry音はちょいと痩せますねぇ(^^ゞ ただまぁ、PAミキシングなら、機器からはWet音だけ引っ張ってくるセッティングにする方が多いので、Wet音が及第点ならまぁ使えるというのが、私の採点方法です。 (これは私事ですが、そういうことなので、どうしてもチャンネルインサートでDry+Wetで使う事になるコンプ系は、徐々にBehringerから老舗の廉価版に乗り換え中です(^^ゞ。) ただ、特にミキシングコンソール系製品で「Behringerは音が細い」「"M**KY"社や"S倉"社が音が太くて良い」などと揶揄される事が多いですが、対抗価格帯同士の比較の限りでは、私は文句言う奴に対して『それは、お前の趣味の話やろう!』と思っています。(質問者さんが言われる所の、『もっと高クオリティ製品もわかった上での発言か?』というのと近い感情ですね(^^ゞ…私は、一応、『スーパーカー(古!)買える値段』のシステムは、たま~に触らせてもらえるので(^^ゞ) "S倉"社は、プロスタジオ用の高級機も作ってる上での「素人が小遣いで買える廉価版シリーズ」投入ですから、安いなりに「老舗の威厳」も感じますけど、『"S倉"社のほんまもん』に比べれば「廉価版」は相応にチープですし、"M**KY"社に至っては私の感覚では「これ、原音と全然違う音やんけ」「原音との比較やったら、ベリの方がマシやんけ」と思います。 …と、ちょっと質問の意図と話がずれましたが、「比較の傾向」としては、上のミキサー製品に近い側面は、アウトボードにもあります。 話をまとめるわけじゃないですが(^^ゞ、「自称:Behringerの専門家」な私の個人的考察の限りでは、 ・そりゃ、アウトボードも老舗品に手が出せりゃ、それに超した事はない。 ・ただ、プロ御用達になるほどに、音の「メーカー色」や「機種色」が表に出てくるので、選定にはますます泥濘が待っている(^^ゞ ・[重要!]たとえ老舗品でも、モロに「打倒Behringer価格」の位置づけの物は要注意。 (老舗が無理して作った安物は、Behringerにすら劣る場合が多い。なんだかんだ言っても、安物なりの製造ノウハウはあるみたい。Behringerと定価価格差2万円以内の老舗品は要検討) ・[重要!]Behringerより(日本市場で)後発の安物メーカー品は、Behringerより高級高音質を唱っている製品でも眉唾が多い。 …と、私は本気で思っております(^^ゞ 蛇足ですが、 >サウンドハウスなどのレビューでは激安エフェクターを大絶賛しているものもありますが、 >私としては「もっと高クオリティを知らないからそう思うだけじゃないの?」という >気がしなくもありません。 それはごもっともですね。 書いてる人が「もっと下のクラスから上がってきた人か」「もっと上のクラスも使用経験のある人か」の判断は重要です。 といっても、短い文章でなかなかわかるモンじゃないんですが、 ・投稿常連さんなら、他の製品に対してどんなコメントしてるか見てみる。 ・文章中の専門用語?の使い回し方をよくよく読む。 なんてことは、私はよくやります。 常連さんが大体どういう立場、レベルの人か想像が付き、上手い具合に自分の知ってる機器に投稿されてるのを読めたりすると、ある程度は「相手と自分の感覚差」が感じられるので、自分の未知の製品に対する投稿でも、おぼろげながら「あの人がこう評価するなら、多分こんな感じかな?」と推察できる事はありますね。 あと、一般的に専門家の方なら、専門用語は文章中ではとことん「単純名詞扱い」で、変な修飾無くサラっと書かれますが、変に用語の意味する所に変な考察や注釈・補足めいた物が書かれていたり、『単純な名詞ではない書き方』をしてたりすると、「あー、この人は多分『知ったか君』だ」とわかることも多いですね。 そういう風に読んでいくと、レビューも結構楽しいです(^^ゞ 例によって、質問の意図ちょっとずれてますが、ご勘弁下さいm(__)m

noname#101325
質問者

お礼

>書いてる人が「もっと下のクラスから上がってきた人か」「もっと上のクラスも使用経験のある人か」の判断は重要です。 「この価格でこのレベルなら納得です!」という声も「この価格しか知らんのでは?」なんてよく疑っていました…汗 企業カラーや機種差みたいなものは(プラグインでですが)実感したばかりです。 元々SONARバンドルのsonitusFXしかリバーブは使わなかったのですが、お店でPEをいじらせてもらったとき「あー、こんなに違うんだ」と実感したりしました。 ってわけで8PEの優待販売を申し込もうと思いつつ、実機のほうも物色しているところです。 レビューの見極め方も参考にさせていただきます。 とりあえずメーカーカラーとかはまださっぱりわからないので、最初の一個は好きなクリエイターに合わせるというのもありかなーなんて思っています。 ご回答いただきありがとうございました。

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noname#130062
noname#130062
回答No.4

#1です。 業務用機器の信頼性で一番大きい要素は耐久性だと思います。 音質に関してはアウトボードのみを云々してもあまり意味を感じません。これもアナログオーディオでのたとえですが信号の入り口から出口までで一番品質の低い製品のレベルを全体の音質として考えるべきだ、というものです。 比較すれば違いがわかる機器であってもそれを生かせるだけの環境を揃えるとなると個人のサイフでは非現実的と言えるくらいアナログはコストがかかりますので効果的なポイントを絞って予算を立ててくださいね(その点でオーディオ・インターフェイスにいいものを使うのは大正解だと思います)。

noname#101325
質問者

お礼

補足回答いただきありがとうございます。 耐久性に関してのご意見大変納得できました。 予備があるとも限らないし、ここぞという時に壊れてしまっては元も子もないですね。 私は結構「安いのを買って損するよりは最初から高いものを」という考え方をするので、適度な妥協といいますか、そのような予算編成も参考になりました。 ご回答いただきありがとうございました。

  • maconism
  • ベストアンサー率69% (9/13)
回答No.2

確かに、高い安いよりも「本当に自分に必要な音か」これが一番重要だとは思います。 ただ、それを求めると結果的に安いアウトボードは淘汰され、結局高価なものが現場で使われるわけです。 音にこだわりを持っているプロは「高いアウトボードはもちろん、安いアウトボードの良さも理解して使う」とよく言われますが、プロの世界の「安い」はせいぜい5万前後が目安です。 アウトボードの話ではないのですが、音質より実用性を取った例としては坂本龍一がべリンガーの小さいミキサーをライブで使っていたのを覚えています。でも、マイクやピアノは高級だったりします。 >サウンドハウスなどのレビューでは激安エフェクターを大絶賛しているものもありますが、私としては「もっと高クオリティを知らないからそう思うだけじゃないの?」という気がしなくもありません。 恐らくその通りです。どういう人がレビューを書いているのかよく見極めるべきで、そんなに良い製品なら安くともプロの現場にも置いてあるはずですよ。普段無料のプラグインを使っていたビギナーが激安でもアウトボードに手を出したらそれは絶賛するでしょう。 その激安エフェクターはプロの方も使っているのですか?それが答えです。 特に差が出るのが空間系エフェクター(ディレイ、リバーブ)で、安いものは音が荒く、高音域のシャリシャリが目立ち、聴くのが辛い音です。高級なものは音の粒が見えるような、シルクのような質感があります。 コンプについては音質の差が明確に出るのは5~20万までで、それ以上は音の傾向や好みのレベルになってきます。 ソフトエフェクターに不満を持ってエフェクターを買うというのであれば、空間系については激安でもある程度満足できる可能性があります。ソフトの空間系は音がスカスカなので。 コンプやイコライザはソフトとハードの差は、空間系ほど明瞭ではありません。 --------- …と、ここまでレベルの高い話をしましたが、最後にちょっと現実的な話を。 エフェクターはメーカーによって音の傾向が全く異なりますので、高くとも傾向が自分の求める音に合わない機種は買っても意味がありません。 音がいいからというだけで高いエフェクターを使っている人よりも、激安エフェクターの音を理解して効果的に使っている人の方が、アーティストとして優秀であることは言うまでもありません。 プロがアマチュアの頃から高級アウトボードを使っていたかというと、そんなわけはないのです。アマチュアであれば、無理してプロレベルに合わせるのではなく、安めのアウトボードを使って、「どこが悪いのか」「このメーカーはどういう音の傾向か」「ソフトとの音の違いはどのあたりか」を自分の耳で判断できるようになることの方がまずは重要だと思います。 激安がどの価格帯を指すか分かりませんが、828mk3をお持ちでしたら3万くらいのアウトボードから入ったほうがいいと思います。

noname#101325
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 >特に差が出るのが空間系エフェクター(ディレイ、リバーブ)で、安いものは音が荒く、高音域のシャリシャリが目立ち、聴くのが辛い音です。高級なものは音の粒が見えるような、シルクのような質感があります。 私も以前とあるエンジニアさんのインタビューで「コンパクトな作業を好むのでエフェクトはプラグインがほとんどだが、ディレイだけはアウトボードを使っている」とおっしゃっていたのを覚えています。 ご回答いただきありがとうございました。

noname#130062
noname#130062
回答No.1

そういう差が自分にとって意味のある人以外にはあまり差はありません。 音質は2の次とは言いませんが信頼性の方がプロの現場では重要です。信頼性をクリアして初めて音質の話になりますので業務用機器と民生用は信頼性が一番違うと思います。つまり高級品ではなく実用品なのです。音質に関してもそれは必要があるから選ばれるのですからやっぱり実用性が第一ということになります。 逆に言えば民生品でも現場の使用に耐えるものなら用途に合えば使われます。 オーディオでも高級品は主に民生機器に使われる言葉です。そういう意味では高級品も激安品も業務用とは違う民生用という面では一緒です。

noname#101325
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 質問返しで申し訳ありませんが、workinさんのおっしゃる信頼性とはどういった点での信頼性でしょうか? 耐久性や操作性、ユーザーサポートや狙った効果が素直に出るかなどいろいろ思いつきましたが具体的にこれというのは申し訳ありませんがイマイチピンと来ませんでした。 もしよろしければ補足回答よろしくお願いします。

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