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静岡では、人に物を上げる時に「くれてやる」と言いますが・・・
私の故郷の静岡では、人に物を上げる時に「くれてやる」と言います。 この言葉は、決して蔑んだ意味を含んでいるのではなく、「あなたにこれを上げるね」といった感じで至って普通に使われるのですが、他県生まれの妻は、初めてその言葉を聞いた時にかなりびっくりしたそうです。 実は、東京での生活が長い私ですが、妻がびっくりしたことにびっくりして、これが方言だと初めて気が付いた次第です(汗)。 皆さんは、こう言われたら、どんな感じを受けそうですか? 又、「びっくりされたことにびっくりした」という、あなたご自身の方言体験談があったら、教えていただけるとありがたいです。 宜しくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
静岡県内はかなり方言が細分化されています。 大まかにいっても東部、中部、西部では全く違うし、隣町ではまた違ったり、山を越えると違ったりもします。 私が住んでいた静岡県の中部地域の田舎では、確かに「くれてやる」を質問者様が使うような意味で使っていました。 それは本当に汚い言葉でもなんでもなく、方言として誰もが普通に昔から使っていたのです。 最初に聞いたときはびっくりしましたが、穏やかそうなおばあちゃんや物静かな奥さんも使っていたので、これは方言なのだと理解した次第です。 あと、私がいた所では柔らかいキャベツのことを「みるいキャベツ」と表現します。キャベツだけに使ういい意味の言葉です。 他の言葉では代用不可能な「みるい」と言う形容詞に出会って、私は八百屋さんの店頭で意味がわからず考え込んでしまいました。 私はそういう言葉の文化が残っているのは、楽しいものだなぁと思っています。
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埼玉です~群馬に近くて地元育ちの人が多いです(私は東京出身ですが…) 埼玉北部~群馬は確かに言葉が乱暴ですね 栃木にいくと発音とかで同じ言葉でも優しく聞こえるのですが。 「くれる」使いますね 自分の家の犬に「えさをくれる」のは全然構わないのです。 でも 他人の家の人間の赤ちゃんに「くれてやれ」って言われると非常に不快ですね! 確かに方言なんですが 育ちが良いお宅ではあまり使わないし(失礼…) 状況判断が的確にできる方(学歴とかじゃなくて)なら 人間相手には「くれて”やる”」的な使い方はしていません。 動物にエサはくれてやる と言っても 人間相手に言う場合は ”隣人だから社交辞令で(大きな声では言えないけど)『くれてきた』”時にわざと使う ようです。 あとはやっぱり相手が誰だろうと丁寧語が使えない人が使っています… (誰とでもタメ口のジジババ)
お礼
埼玉でも、群馬に近いところでは同じように「くれる」を使うんですね。 でも普通は、犬にえさを「くれる」という使い方でしょうから、赤ちゃんや子どもにお菓子を「くれる」と言われたら、やはり不快に感じるでしょうね。 静岡では、例えばお腹が空いていて泣いている赤ちゃんを見て、お母さんに「ミルクをくれてやりな」と言うんですよ。育ちがよかった私?の家でも、普通に言っていましたね(笑)。 まあ、育ちが悪いと思われても仕方がないくらい、他県人が聞いたらびっくりする言い方なんでしょうね。 ありがとうございました!
- kogechibi
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「くれてやる」という言葉は静岡の方言ではないと思います。単なる話し方の違い、感じ方の違いだと思います。「くれてやる」でも失礼と感じない土地柄だっただけではないかと思います。 少なくとも私が暮らした静岡の地域では、そんな言い方はしませんでした。ガラの悪い人が、「そんなに欲しけりゃくれてやらぁ」と捨てゼリフで使うことはありました。 私は「あげるね。」という言葉の使い方でも、相手を見下していて失礼だから、「差し上げます。」と言いなさい。と家族、隣近所から躾けを受け育ちましたが、今は違うのでしょうか。 正直に申し上げます。私は「くれてやる。」と話す人は、「なんて人を見下した失礼で教養のない人なんだ。」と感じます。 他県の方言で困ったのは「なおしておく」です。 私は、「修理せよ」という意味だと判断しましたが、「片付ける、整理する」という意味なのだそうで、正常な商品を修理に出してしまい、凄く怒られました。 ご参考までに。
お礼
静岡でも、方言にはかなりの地域差がありますね。ただ、この「くれてやる」がどの範囲で使われているのか分からなかったので、敢えて地域は書きませんでした。 ここで説明させていただくと、私の故郷は旧清水市(現在は合併して静岡市)ですが、知っている範囲では静岡市・焼津市・藤枝市・富士市・吉原市(現在は合併して富士市)あたりでは使われていました。 私が住んでいた頃は、このあたりでは、「あげる」というよりも「くれる」或いは「くれてやる」という言い方が普通でした。 イメージとしては、「くれてやる」は、ご回答いただいた「あげるね」に近そうです。ですから、人を見下すといった意識は全くなかったです。 それだけに、他県の人がそんなに失礼な言い方だと感じることが分かったときは、まさにびっくりしたものです。 「なおしておく」は、よく驚かされる代表的な方言ですよね。 知人の女性も、派遣先でお皿が割れてしまった時に、「なおしておいて」と言われてどうしたらいいのか途方にくれたそうです(笑)。 ありがとうございました!
- lirakko3g
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質問の趣旨とずれるかもしれませんが。 群馬なのですが、やはり「あげる・もらう・くれる」をどうも「くれる」の一言で表現することが多い気がしています(年配の人だけかもしれません)。 私は北国出身なので、やはり感覚が違うためちょっと驚きました。 たとえば「犬にエサをあげる」→「犬にエサをくれる」だったり、 「野菜をたくさんもらったから隣にあげてこよう」→「隣にくれてきよう」(来る・のカ行5段活用が違うのも方言らしい・こよう→きよう) また「それ、もらったの?」も→「それ、くれたのか?」 となるので、ちょっと頭が混乱します^^; まだ完全には慣れないですね。
お礼
群馬でも「くれる」という言い方をするんですね。 それに、静岡でも「それ、くれたのか?」というように、もらうことにも使いますから、殆ど同じかもしれませんね。 「犬にエサをくれる」という例を上げていただきましたが、妻が感じたのも「まるで、犬にでもものをあげるような言い方だ」ということでした。 確かに、犬に食べ物を上げる時にも「犬にえさをくれてやる」と言いますので、犬と人間と区別していない言い方ということなのかもしれませんね。 それに加えて、「やる」なんて念押し?したりする感じなので、余計に違和感があるんでしょうかね。 ありがとうございました!
お礼
そうですね、私の理解ですと「伊豆・駿河・遠江」という区分が大きいことと、「駿河~甲斐」という縦の共通言語があるように思っていました。 私の故郷も中部の旧清水市なので、この辺りではよく使われているということなんでしょうね。 ご回答のように、「穏やかそうなおばあちゃんや物静かな奥さん」も全く普通に使っているので、それだけに他県の人のびっくり度も高いんでしょうね。 「みるい」も、もう普通に使っているし、生粋の静岡人はこれを標準語だと思っているんですよ(笑)。 因みに、キャベツだけでなく、「このみかんはみるいねぇ~」というように、食べ物ならば何にでも使います。もっとも、普通は固めの食べ物で、柔らかいとおいしいという場合に使うとか、微妙な制限がありますが、そこら当たりは確かに説明しにくい言葉ですね。 全国区になってほしい方言の一つですね~ ありがとうございました!