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マージソートの計算量について-O(n*logn)
- マージソートの計算量はO(n*logn)ですが、その理由を理解することができません。
- 要素数が2, 4, 8, 16, 32, 64...と増加すると二分割するのにかかる時間は1, 2, 3, 4, 5, 6..となります。
- 要素の比較コストが*nなのはなぜでしょうか。T(n)=2T(2/n)+O(n)という説明も理解できません。
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ソートの計算量を議論するときは、通常「比較回数」を考えます。 (正確には、全ての計算の手間を数えあげる必要がありますが、通常 ・計算処理の中で「比較回数」が最も多くなる ・計算量(オーダー)では次数の低い項は無視できる ので、比較回数以外は考える必要がなくなります) ですので、マージソートの計算量を考える場合、「分割にかかる時間」ではなく、「(比較しながら行う)分割した部分列を統合していくのにかかる時間」だけを考えます。 で、マージソートにおいて分割した部分列を統合するのにかかる時間ですが、 たとえば、16の要素をマージソートする場合を例にあげると、 ・要素数が1の部分列を要素数が2の部分列に統合する時の比較回数は1回です。要素数が2の部分列は全部で8個あるので、比較回数は8回。 ・要素数が2の部分列を要素数が4の部分列に統合する時の比較回数は3回です。要素数が4の部分列は全部で4個あるので、比較回数は12回。 ・要素数が4の部分列を要素数が8の部分列に統合する時の比較回数は7回です。要素数が8の部分列は全部で2個あるので、比較回数は14回。 ・要素数が8の部分列を要素数が16の列に統合する時の比較回数は15回です。要素数が16の列は全部で1個あるので、比較回数は15回。 以上合計すると、比較回数8+12+14+15=49回で64要素のマージソートができるわけです。 この「比較回数」を「要素数n」の式で表現するわけですが、 個々の部分列の統合時の比較回数は、要素数n、分割数kとすると、n-k回になりますから、n=2^x (x = log n) とすると、 総比較回数=Σ(k=0~x-1) (n-2^k) = n x - n + 1 = n log n - n + 1 になります。 計算量(オーダー)の議論では、次数の低い項は無視しますから、 O(n log n - n + 1) = O(n log n) になります。
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- Tacosan
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なぜ「要素数が2, 4, 8, 16, 32, 64...と増加すると二分割するのにかかる時間は1, 2, 3, 4, 5, 6..とな」るのか説明してみてください.
補足
2/2=1 4/2/2=1 8/2/2/2=1 16/2/2/2/2=1 32/2/2/2/2/2=1 64/2/2/2/2/2/2=1
お礼
ご丁寧な回答有り難うございました。