中年ハンター(銃猟)です。
>狩猟圧とはどういう意味ですか?
バードウォッチャーやハンターなどは、通常「猟圧」と呼んでおります。
たとえば、多くの都道府県では11月15日に狩猟が解禁されますが、それまで各地の河川や池沼に飛来していたカモ類の場合、そこが保護区・禁猟区・銃猟禁止区域・休猟区等でない限り、連日のように散弾銃の襲撃を受けますから、否応なく散弾の飛来しない場所へと逃げざるをえなくなるわけです。
こうして、解禁日から二週間ほど経ると、ほとんどのカモ類は保護区の池沼等に集結し、可猟区には姿を見せなくなりますが、このことについて「これはカモ類が猟圧を受けたため」と説明するわけです。
カモ類以外では、やはり猟期に入ると、それまで比較的人間を怖がらなかったキジバトが徐々に警戒心旺盛になっていきますが、これも「猟圧」の影響です。
また、キジなどは「猟圧」を逃れて、逆に棲息地付近の農家の植え込みなどにねぐらを移し、悠然と庭先を闊歩しているのが観察されます。
他の鳥獣についても、同じように「猟圧」の影響を受け、猟期以前とは違った生態や行動を示すことが報告されております。