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蒸気機関車の前方の板は?

先日、蒸気機関車の映像をみていたのですが、前方の両サイドについている板は、何の為についているのでしょうか?ついているタイプとついていないタイプがあるようですが…教えてください。

みんなの回答

  • PAP
  • ベストアンサー率62% (1578/2526)
回答No.5

除煙板あるいはデフレクタ(略してデフ)というものです。 煙突の煙を上に流れるようにするのが役目です。 列車が走るとき、そこにある空気を押しのけて走ることになりますね。 押しのけられた空気は列車のまわりを後方に流れていきます。(本当は列車の方が動いているわけですが、列車に対する空気の流れで見ると空気が風となって後ろに流れていくわけです。) このように列車のまわりを流れていく流れにまかせると、いくら煙突が上にあって煙が上に上がると言っても、列車の速度が上がればたくさんの煙が列車にまとわりつくようになって、運転や乗客は大変です。 このためにご質問の除煙板がついているわけで、これで煙突から上の方に向かう気流を作り出して、煙突の煙を上空の方に運ぶことで、列車にまとわりつく煙を減らしているわけです。 さて、この除煙板は、ものにもよりますが、ざっくり言うと時速30km程度から徐々に効果を発揮し出します。 また、除煙板が新製時からつくようになったのは、昭和6年のC54形からです。除煙板とは風の流れを変えるわけですから、除煙板そのものにも結構な力がかかりますので、走行中に外れないようにしっかりつけなければなりませんから、もともとついていないものに簡単に設置するわけにもいきません。 また、きちんと取り付けるにはそれなりの重量も必要です。 たとえば、8620形や9600形は昭和6年には製造が終了していましたから、後付をしたものとしないものがあります。 B20形は戦時中という特殊事情で登場したスタイルなのでデフはついていません。 C12形は軽量化のためにデフはついていません。この軽量化は速度を上げるためではなく、線路規格の低い路線(簡単に言うと強度が低い線路ですね)でも問題なく使用するためのものです。 E10形は登場時には運転席を前としていたので(普通は煙突のある方が前で運転席が後ろになります)、デフはつけられませんでした。その後は一般と同様に煙突側が前となりましたが、デフはつけられませんでした。 このように、基本的にはついていると言う認識でかまいませんが、製造時期や使用目的、使用方法、戦争などと言ったいろいろな理由でついていない場合もあります。

noname#109588
noname#109588
回答No.4

除煙板です。 除煙板はボイラー前端または煙突の左右両側に設置され、走行時に車両前方に発生する空気圧力(空気抵抗)を上向きに導くことで、 煙突から排出される煤煙を上へ流し、運転室からの前方視界を改善する目的で設置している。 ただし、運転速度が低い機関車でかつ逆向運転の多い小形機では新製時には省かれている。

noname#79142
noname#79142
回答No.3

除煙板・デフレクターと言って、他の回答者の方と同じ答えですがわかりやすく言うと、 機関車前部の斜め・曲線板(丸いボイラー缶胴前面下部と連結器とかが付いている台枠の間)とセットで、走行時に気流を上方にたくさん逃がし、その勢いで煙をなるべく上の方へ高く遠くへ飛ばし、視界を確保して火の粉の火を消すものです。 日本では付いてない機関車の方が珍しく、海外では付いているほうが珍しいですが、日本は線路の線形や機関車の大きさとスピード(遅ければ効果なく不要で、本当に早ければ煙はあっという間に拡散してしまう)とかの条件がよく適合したと言います。日本でも遅い機関車には付いていなく、C53(昭和初期の東海道線特急専用)のような条件の良い線路を高速で走る機関車には不要と考えられしばらくついていなかったといいます。 ちなみにこの除煙板・デフレクターの働き、自動車レース(F1とか)のウィングの側面版も全く同じです。ウイングとセットで、車を下向きに押さえつける気流を効率よく作るものです。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.2

詳細は不明ですが、何かの折に 『煙突からの煙の流れが乱れて、機関室かの前方視界を妨げないようにスムーズに排煙するよう空気の流れを整える』と聞いた記憶が 整流器としての機能なのかな? 付いているの機種と付いていないモノの違いは走行速度などの違いか?

  • URD
  • ベストアンサー率21% (1105/5238)
回答No.1

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%A4%E7%85%99%E6%9D%BF 除煙板、あるいはデフレクターと呼ばれます 用途などはリンク先でどうぞ

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