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なぜコンニャクが存在するのか
加工されたコンニャク、およびコンニャクイモについての質問です。 コンニャクイモは普通の作物と異なり、収穫に三年以上必要とするうえ、栽培に特殊な環境が必要となります。 そして、生のままでは(えぐみのため)食用に出来ません。 さらに、加工したコンニャクはカロリーがほとんどない上、食物繊維しか有用成分がありません。 なぜ、先人たちはリターンの少ないこの植物を採集し、さらに作物として栽培しようと考えたのでしょうか? また、江戸時代からはあまねく全国にコンニャクの加工法が伝播し、食用となってきましたが、どうしてこれほど他地域に浸透できたのかも謎です。 たとえば、同じノンカロリーで括られていた海草には、カルシウムやカロテノイド、キノコには旨み成分など、先人たちに愛される要素があったといえます。 嗜好品としても、タバコや茶などのように特殊な化学物質が含まれておらず、微妙です。(食感?) 今でこそ健康食品としてもてはやされているコンニャクですが、幾度となく起こった飢饉に対して、全くの無力であったろうこの植物が、なぜ現代に至るまで庶民の食卓に供されているのか疑問です。 どなたかコンニャクに詳しい方、ご教授願います。
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- sanuki-udonn
- ベストアンサー率28% (14/50)
何年か前にNHKの“ためしてガッテン”の中でこんにゃくは他の食材を美味しくする作用があると、やっていた様な気がします…、確か、おでん、鍋物等、だしが食材に良くしみる様な事だったと思います 記憶があいまいですいません。
- Vwiyoonn
- ベストアンサー率35% (162/455)
私論ではありますが、いまでもさしみこんにゃくという商品があるように、精進料理における刺身の代用として僧の間に広まり。さらに信徒もそれを真似し(江戸期の人々は貧しくても洒落て粋なことが大好きでしたしね)伝播していったのではないかと思われます。江戸期において寺は地域の文化を担ってもいたので食文化においても強い影響力を持っていたのではないかと推測されます。 また、こんにゃくは耐水性の高い糊として和傘などに古くから使われており、食材としての用途ばかりではなく日用品を作ったり直すためにも必要な農産物だったのです。そういえば、風船爆弾を作る際に使われたのもこんにゃく糊でしたね。 ──実はこんにゃく、苦手なんです。
- TTOS
- ベストアンサー率40% (209/510)
最初は薬草として利用されたようです。 http://www.futabakanpo.co.jp/season/index.php?page=article&storyid=25 豆腐と同じように、料理の仕方でさまざまな変化を示すところが受けたのかもしれません。(蒟蒻百珍) http://www.kurashima-s-and-d.co.jp/hyakuchin/hyakuchin.htm 参考URLは卒論のようですね。
お礼
多くの資料の添付、ありがとうございます。 参考URLによると、中国から伝播したあと薬草として、やがてはその味が日本人好みであったことより食用として普及した、と読み取れますね。 食料として、というより、比較的平和な江戸時代において風情のある食べ物として都心部で広まって行ったのかも知れません。
- hoell
- ベストアンサー率17% (24/137)
栄養価、手間のかかる製造法… それに関わらずこんにゃく美味しいので好きです。 色んな料理に彩りとして良い物だと思ってます。 お好きじゃないですか?
お礼
誤解を招いてしまったようですが、コンニャクが嫌いで質問をしたのではありません。 おっしゃるとおり、コンニャクは現在様々な料理に使われており、豆腐や納豆のように、日本人に欠かせないものと言ってもよいでしょう。 だからこそ、なぜコンニャクのようにデメリットの多い作物が連綿と栽培され続け、それが江戸時代を機に全国で好んで食されるようになったのか。その理由が知りたいのです。 ちなみにおでんのしらたきが自分のフェイバリットです。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに精進料理には昔からカロリーの低いものが多いですね。 コンニャクは消化器で分解されず、腹持ちが良いので、節食が基本の僧たちに重宝されたのかもしれませんね。 園芸作物としての用途には気が付きませんでした。 耐水性の糊になるのですね。なるほど、他のデンプン糊には見られない働きです。 ゴボウや牛肉と糸コンを甘く煮ると、味がしみて食べやすいですよ。 こんにゃくゼリーもとってもおいし… 発売中止…?