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成犬の全歯抜歯手術
超大型犬の雄が家族に対して噛み付きがひどかった為に飼い主さんが訓練所の所長さんに全歯を抜歯手術するように進められ、かわいそうな事に実現となりました。 その仔がまだ1歳半という事で、躾をし直してうちで引き取ろうと思いますが、果たして人間不信になっているその仔を幸せに出来るかどうか、正直不安でいっぱいです。 どなたか、同類のケース知りませんか?何とかその仔が今まで人間の手によって脅かされた分、これから残された人生を安心できる環境下で愛情いっぱいに過ごしてもらいたいのですが・・・
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体重35Kgのシベリアンハスキー犬のオス。 飼い主は、何を思ったのか棒で叩いて散歩させていました。 で、2年目を迎えた或る日、ついに、ハスキー犬は棒に噛み付いて逃走。 自転車で通りがかったご婦人に体当たりしてさらに逃走。 救急車やパトカーが出動し、やっと、御用になりました。 この事件でハスキー犬を怖くなった飼い主は、家から離れた空地に檻を設けて幽閉。 水も食料の2、3日に一度という状態が長らく続きました。 私が、このハスキー犬の存在を知ったのは幽閉から5年目。 糞尿にまみれ狼さながらの形相で近寄ると牙を剥いて激しく威嚇。 私の家から20Kmも離れた部落の檻に幽閉されているシベリアンハスキー犬。 もはや、飼い主も檻の扉を開けることができないまでの荒れよう。 新しい首輪とリードを持った私は、しばし、檻の前で沈思黙考。 しかし、こういう場合には、考えていてもどうにもなるもんでもありません。 ツカツカと檻に近づいて扉を開けて、一気に中に入りました。 ガウーッ!ガウーッ!と牙を剥いて噛みつこうとするハスキー。 構わずにハスキーの前にしゃがみ込みました。 で、素早く首輪をしリードをかけて「アト!」と命じました。 で、我に返ったハスキー犬は、檻を脱兎のように飛び出しました。 そうして、5年振りの散歩を私とタップリと満喫しました。 複数の獣医師も2m以内に近づけないシベリアンハスキー犬。 でも、このハスキー犬、僅かに一度の散歩だけで私を受け入れました。 次の週の土曜日、檻のある空地に車を止めて降り立つと正に狂喜乱舞。 5年振りの二度目の散歩を私と再び満喫しました。 ここまで人間不信になっていれば、下手な訓練は百害あって一理なしです。 ですから、私は、先ず、2畳の犬小屋を建ててやり、その中で一緒に過ごすことから。 もちろん、逃げ場のない犬小屋の中で共に過ごすのは一大決心でした。 でも、お互いが警戒心を解きお互いを信頼しないことには始りません。 私の家から20Kmですから、月に3度程度、1時間の散歩と15分のお話が精一杯。 でも、1ヶ月もすれば、散歩の終点である空地で共に腰を下ろして話し合える仲に。 で、私の顔をペロリ、ペロリとする間柄に。 多分、その大型犬は、もはや、飼い主には決して心を開きません。 5年後、立つこともままならぬハスキー犬は私と最後の散歩に出かけました。 そこに近づいてきた飼い主。 シベリアンハスキー犬は、最後の力を振り絞ってガウーッ! >躾をし直してうちで引き取ろうと思いますが・・・ 1、引き取るのが先決ですよ。 2、躾け云々よりも<慕う慕われる関係>の構築が先決。 3、いっぱい散歩させて、いっぱい話して、いっぱいスキンシップ。 4、で、ペロリ!ペロリ!と顔を舐められる間柄に。 あの忠犬ハチ公だって無訓練。 あの盲動犬クイールの訓練士さんの飼い犬だって無訓練。 <人間を慕う犬>にすることが最良の躾けであり訓練だと思えば容易いこと。 と、私は思いますね。
お礼
Husky2007様、 ご回答に感謝致しております。 あなたの勇気のある行動に頭を下げます・・・ 果たして、自分にもその力があればと思いました。 あなたのハスキーちゃんへの思いやりが伝わりました! 考慮にしたいと思います、 ありがとうございました。