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リーマン・ブラザーズ倒産 経済音痴の質問
経済音痴の質問です。 リーマン・ブラザーズの倒産で、大変なことになっていますね。 ただ総資産が72兆円もあって、4200億円位の赤字で倒産?! 私の感覚では、サッパリ分かりません。 どなたか、分かりやすく解説していただけないでしょうか? よろしくお願いします。
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noname#140971
回答No.1
リーマン・ブラザーズの総資産も大きいですが総負債も大きい。 ニュースでは64兆円の負債と言っていましたね。 ですから、倒産は総資産に匹敵する負債の存在を考えれば当然のことですね。 で、そこに至る過程を話せば長いことになりますが・・・。 少し、簡単に。 1986年に英国のサッチャーが金融ビッグバンと称される制度改革を断行。 その後、金融業界はセキュリタイゼーションを推し進めてきた訳です。 この証券の形でお金が流れる証券化は、もちろん、金が金を産むマネーゲーム。 で、この英国でのマネーゲームを堪能した投機資金は、10数年前に東南アジアを席巻。 で、そこで肥え太った投機資金は、バブル崩壊後の日本で濡れ手に粟の大儲け。 日本でハゲタカファンドなる言葉が飛び交ったのは、ほんの少し前のこと。 その投機資金は、更に一口10億円というリーマン・ブラザーズの土地証券に殺到。 ところが、所詮は儲け場所を求めて渡っていく投機資金。 サブプライムローンが怪しいと判断するや否や、原油市場と穀物市場へと。 ハゲタカが貪り喰った後は、正に、食い荒らされた荒野が広がるだけ。 荒野と化した土地証券市場では、一口10億円の証券ももはやただの紙切れ。 こうして64兆円という膨大な負債を抱えてセキュリタイゼーションの旗手はあえなく倒産。 まあ、こういうことじゃーないでしょうか?
お礼
早速の回答、ありがとうございます。 負債に関しては、「2008年6~8月期に39億ドル(約4200億円)の純損失を計上するとの見通しを発表」という記事を誤解していたようです。 分かりやすい説明、ありがとうございました。