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中学生に読ませたい本
中学3年生はこの時期、高校入試の面接で「最近読んだ本は?」という質問に答える回答で頭を悩ませています。(最近の中学生は、ホント、本を読まない) 「ハリーポッター」とか「五体不満足」と答えるのは簡単ですが、やはりありきたりの感を拭えません。 読んでもいない本を答えれば、面接官に突っ込まれてボロが出ます。 やはり、自らが楽しく読んだ本でなければ! 私は「愛のひだりがわ」(筒井康隆)などを薦めていますが、他によい本が思い浮かべません。 夏目漱石とか宮沢賢治を薦めても、彼ら彼女らは読みません(経験的に)。 中学生が楽しんで読める良い本があれば、教えてください。
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JPIC読書アドバイザー兼書店員です。 朝の10分間読書を実行していた中学生のアンケートを見て、 だいたいのことがわかってしまいます。 「好きな作家は?」などという設問に、 「飯島愛」「つんく」などと答える子もいました。 (本を出しているからといって、作家とは限らないのに) いかにもな文学作品の著者を挙げている子には、 (kito2002さんも書いていらっしゃる、漱石とか賢治とか太宰とか・・・) 「授業でしかたなく読んだのかな?(それしか読んでないんじゃ?)」 という印象を、私は受けてしまいました。 中には本当に漱石が好きで読破している子もいるかもしれませんが。 「こういう作者(こういう作品)は、本当に好きでなきゃ読まないよね」 と感じるものは、 おさだまりのロングセラーでもなく、(教科書に載るような文芸作品) 話題のベストセラーでもなく、(ハリポタや五体不満足など) 本当に、その子が自分で見つけて好きになったようなものですよね。 だから逆に、「こんなもの」と一言では言い切れないような気がしますが。 薦める相手の趣味にもよるのですが、 私が「本を読まない息子」に薦めたものは、 TVドラマ化される以前に、ですが「アルジャーノンに花束を」です。 でも、もう今はそれもダメ。 「ドラマで見て買いに来た」という人が多くて、 「飯島愛」や「つんく」の本の様相を呈しています。 このへんの作家はどうかな、ちょっと本好きでないと読まないかも・・・ と思えるのは、 森絵都、佐藤愛子、清水義範、恩田陸、北杜夫、 重松清などは、いかにも中学生向きかも。 私は一人の作者にはまる方で、 江戸川乱歩や、横溝正史の全集を読んでいました。 こんなことを面接で言うと警戒されそうですね。 まず「みんなが読んでいるようなベストセラー」だけは、 避けた方がいいと思います。 本当はそれぞれが、自分で本当に好きで読んだものがあればいいのですが。 そういうウチも、高校受験勉強の真っ最中です。 息子は「考えとく」と言ってますので、 つまり全然、最近本を読んでいないということですね。
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- ti-zu
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宮沢賢治の作品は、とても良いのに中学生は読まないのですか?私は好きですけどね。。。私が通っていた中学校では毎朝「読書の時間」があったので、どの生徒も熱心に読書をしていました。ちなみに、今通っている高校も「読書の時間」が設けられています。 みんなが読んでいた本はというと、宗田理さんの「ぼくらシリーズ」?が人気でした。少しあやふやですが、男子が面白いと言っていました。あと、推理小説もよく読んでいたと思います。「シャーロックホームズ」は短編だから読みやすいと思います。 高校の面接のことを考えると、嫌でも伝記を読んでいたほうがいいと私は思います。勿論、名作も。志賀直哉、芥川龍之介は読みやすいと思いますよ! うーん、やっぱり本好きで在りたいものです。結局、難しい本を推薦しちゃいました。少しでも役に立てると幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 私自身には懐かしい本ばかりです。 <宗田理さんの「ぼくらシリーズ」 そう、その手がありましたよね! 「ぼくらの7日間戦争」は私の心の中で燦然と輝く傑作です。ぜひ薦めてみたいと思います! ホームズに関してなのですが、なぜか分かりませんが小学生男子には人気があるのですが、中学生に訊くとフンと鼻で笑います。 なぜなんでしょうかねえ… コナン・ドイルは、子供とオジサン専用の本とは思いたくありませんが。 <高校の面接のことを考えると、嫌でも伝記を読んでいたほうがいいと私は思います。 ホント、読んでおいた方がいい本がたくさんあるのですが、今の中学生は好きじゃないことはしないのがカッコイイと信じています。 それを助長する社会的雰囲気もあるのですよねえ…
- songbook
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正直に、読んでいる本のことを言えばよいと思うのですが、確かに、本を読まない学生は多いでしょう。忙しいし、テレビなどの画像を見たほうが楽しいし、小学校の頃から、彼らが薦められてきた本というのは、多くが、「文学って難しい。読書なんて、俺には向いていないな。」と思わせるようなものばかり。 そんな中で、中学生が、今読み始めても興味をもって読んでくれそうなものといえば…思いつくまま挙げますと、 「本当は恐ろしいグリム童話」(ちょっとエッチな描写もありますが、読み物としては抜群に面白い) 「声に出して読みたい日本語」(日本語の名作のさわりばかり。どのページからでもよめます。) 「だめだこりゃ:いかりや長介」(いや、個人的に大好きな本なので…つまり、有名人による、真剣にかかれたエッセイならば、読もうとする子も多いかも、ということです。) 「空想科学○○シリーズ」(文句なしに面白く、笑えます) 高校の面接官がどう思うかはわかりませんが、中学生本人がのめりこんで読める本は、週刊誌ばかりではないはず。上記を参考に、それに類する本などを、書店で探させてみてはいかがでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 <「声に出して読みたい日本語」 ベストセラーだとは知っているのですが、フツーの中学生にも読破できる』内容なのでしょうか? <「本当は恐ろしいグリム童話」 私自身は読んでないのですが、ある生徒が熱心に読んでいたのを覚えています。 (但し、その生徒はかなり優秀な“読書好き”の生徒でしたが) 私も読んだ上で、薦めてみたいと思います。
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お礼
回答ありがとうございます。 実は「アルジャーノン」は過去に5、6人の生徒に貸し与えてみました。 ひとりだけ女子が「感動して涙が出た」と言ってましたが、あとは「難しすぎる(>_<)」と即返本。 あの小説は最後の一行まで読まないとねえ… どうも子供向けを除く翻訳モノには抵抗が強いようです。