ほとんどありません。
ただし、製造コストを下げるためのロボットは多いです。
溶接や塗装など、過酷な労働の多くはロボットに置き換わっています。
(日本は、産業用ロボットの生産も使用も世界一です)
私が設計したものも、手の早い職人が精一杯やって2.5~3時間かかる仕事を
30分強でこなします。1台で5人分の仕事を電気さえ食わせておけば続けます。
(これが雇用を奪っている面もありますが)
製造業における単純作業(繰返作業)は、
かなりの部分がロボットに置き換わっています。
一方、自律的に判断して行動するロボットは、技術的に難しいです。
人間のいる環境で同時に仕事するわけですから、極めて高い安全性が求められます。
(産業用ロボットの多くは、地面にアンカーでくくりつけられ動けませんし、
動作中は人間とロボットが隔離されるよう、法に定められています)
現実問題として、転んだときに自力で起きあがるきのうどころか、
重量を抑えること自体が、まだまだ困難なのです。