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変額年金について
最近生命保険分野で変額年金という商品名をよく耳にしますが具体的にどういう商品なのでしょうか?メリットとデメリットをわかりやすく教えてください。またお薦め商品があれば併せてお願いします。
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個人年金保険は、毎月いくらかずつ積み立てていって、将来の満期時(老後など)に年金として受け取る形式のものです。将来受け取る年金額が契約時にあらかじめ明確になっています。 また、保険会社はその積み立てられていく保険料を「一般勘定」で運用し、予測される運用効率より下回ってしまう場合でも、契約時に決めた年金額は支払わなければならないので、リスクは保険会社が負っていることになります。 契約者としては保険会社の破綻というリスクはありますが。 メリットとしては、年金額が確定していますので資金計画も立てやすく、経費もあまりかかりません。 デメリットとしては、年金額が決まっているとはいえ、数十年先の金額です。もし、インフレ(物価上昇)により現在の貨幣価値との差が出たら、損ではないですが、目減りしてしまいます。つまり、今は100万円で軽四自動車が買えますが、30年後は200万円でないと買えなくなる、実質価値が半減してしまうのではということです。 一方、変額個人年金保険は、積み立てることは同じですが(※積み立てより一時払いタイプのものが多いが)、保険会社はその積み立てられていく保険料を「特別勘定」で運用します。「投資信託」みたいなもので運用すると考えてよいでしょう。物価上昇によっては株価も連動する可能性が高いので、インフレには対応できそうでしょう。 メリット・デメリットは個人年金保険と逆で、その運用次第によっては、将来受け取る年金額が変わり、解約返戻金も同様に増減します。ただ死亡保険金は最低保証をしている商品もあります。 つまり、契約者の責任で運用し、リスクは契約者が負っていることになります。重ねて、保険会社の破綻というリスクも。 それでは、「投資信託」と「変額年金保険」と同じなのかということになりますが、やはり各々特徴が異なります。 ■投資信託 ファンド数(投資する対象)が多いので、自由に選べれる。約2,400種類。 証券会社の破綻によるリスクはない。 解約・追加などいつでもできる。 運営費用(手数料)も比較的小額。購入時にのみかかる購入手数料は多寡がしれています。 当然死亡時の保障はなく、死亡時にそのお金が要る場合(解約したい時も)に元本割れしていることも考えられる。 運用での利益はその都度課税される。 ■変額年金保険 期間中に死亡し、もしそのお金が要るとき、運用がマイナスになっていた場合でも払込保険料相当額は最低保証される。 運用での利益は課税されず、年金支払い時まで繰り延べとなる。複利運用みたく効率的。 死亡時のみですが、保険金に対する相続税非課税枠がある。 ファンド数がメチャクチャ少なく、多い会社でも十数社。 保険会社の破綻によるリスクがある。 一定期間解約できない条件もあり、換金性に乏しい。 会社によっては保険関係費用も多く、コストがかかる。 それぞれ一長一短ですが、将来のある若い方が「変額年金保険」を選択するメリットは少ないように思われます。こういう投資型商品は、目先の保険料の安さより運用実績が重要です。「変額年金保険」は選べれるファンドが少ないので、運用リスク回避からみると、ファンドの多い「投資信託」に分がありそうです。 最近、銀行の窓販が解禁され話題になっていますが、過去に投資信託の銀行窓販が比較的調子がよかったことによる便乗戦術?だけのような気がします。全然対応できない銀行員も多いのが、現状です。 お薦め商品ありませんが、その中でもいいのは、 スカンディア生命・アイエヌジー生命(実績・ファンド数から)、ソニー生命(積み立て額が小額から可能)、チューリッヒも意外といい。 あとはドングリの背比べで、国内生保やハー○○ォードなどは詳しく知らない人が、適当に入るものと感じる。
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一言で言うと、掛金の運用実績に応じて、将来もらえる年金額が変動する商品です。 もちろん保険としての機能も有ります。 詳細は、下記のページと参考urlをご覧ください。http://www.nikkei.co.jp/money3/
お礼
ありがとうございました。参考になりました。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。私なりに理解できたように感じます。いろいろ新しいモノが出てきて難しいですね。何が自分に適しているかよくわかりませんね。また勉強します。