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形容詞と動詞で、あとに「ない」がくるときの前の活用形が異なるのはなぜ?
動詞「走る」に「ない」がつくと「走らない」となり、「走ら」は未然形。 形容詞「美しい」に「ない」がつくと「美しくない」となり、「美しく」は連用形。 この考え方は正しいでしょうか。 また、どうして動詞・形容詞によって「ない」に接続するときの活用が異なるのでしょうか。
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動詞「走る」は五段活用、つまり 走ら(走ろ)・走り・走る・走る・走れ・走れ となり、おっしゃる通り「ない」がつくと未然形です。 形容詞「美しい」はシク活用です。 美しく・美しく・美し・美しき・美しけれ よって、「美しくない」の「美しく」は未然形となると思います。 古文と現代文がごっちゃになってたらすみません。 ただ、考え方(?)はこれでいいと思います。
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- MockTurtle
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> この考え方は正しいでしょうか。 おっしゃる通りです。 > どうして動詞・形容詞によって「ない」に接続するときの活用が異なるのでしょうか。 (1) 走ら(動詞)・ない(助動詞) (2) 美しく(形容詞)・ない(補助形容詞) 他の方も書いておられますが、上記(1)と(2)では同じ「ない」でも品詞が違うからです。 - 助動詞「ない」と形容詞「ない」の見分け方 - (1)助動詞の場合は「ない」を「ぬ」に置換えて読むことが可能だが、形容詞の場合は不可。 「走ら・ない」 → 「走ら・ぬ」 ○ 「美しく・ない」 → 「美しく・ぬ」 × (2)形容詞の場合は直前に「は」などの助詞を入れることが可能だが、助動詞の場合は不可。 「美しく・ない」 → 「美しく・は・ない」 ○ 「走ら・ない」 → 「走ら・は・ない」 × > 形容詞の活用は「かろ・かっ、く・い・い・けれ・-」だと思っていたんですが違うんですね。 その理解で間違いありません。これは現代の口語文法です。 dora-s さんが説明された「シク活用」は、文語文法(昔の語法)になります。
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回答ありがとうございます
- suunan
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美しくないの古語は美しからずであり形容詞は未然形です。 しかし現代語の形容詞は「ぬ」「ず」「ん」などの消滅にともなって 未然形がありません。そして、 美しくないの「ない」は形式形容詞なので美しくは連用形であり、 活用「形」としても連用形です。 つまり、走らないの「ない」は「ず」と差し替えられたものなので 走らはそのまま未然形であり、 美しくは未然形が失われたあと〔同じ意味を別の構造で表現するため 形式形容詞と組んだ〕ので連用形なのです。
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- ysk26
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「走ら」は動詞「走る」の未然形、「美しく」は形容詞「美しい」の連用形で合ってますよ。 なぜ「ない」の前の活用形が違うのかというと、両者の「ない」は形が同じだけで、文法的には違う語だからです。 「走ら+ない」の「ない」は打消を表す助動詞です。したがって、動詞の未然形に付きます。同じ打消を表す助動詞「ぬ(ん)」に置き換えることができます。 走ら+ない = 走ら+ぬ 「美しく+ない」の「ない」は補助的な形容詞です。したがって、形容詞などの連用形に付きます。動詞「ある」の対になる語です。 美しく+ある ←→ 美しく+ない 同じ「ない」でも、「ぬ」に言い換えられるかどうか、「ない」の対として「ある」を付けられるかどうかをみれば、助動詞なのか補助形容詞なのかがすぐにわかります。
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回答ありがとうございます
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回答ありがとうございます 形容詞の活用は「かろ・かっ、く・い・い・けれ・-」だと思っていたんですが違うんですね。 ありがとうございました。