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物語の成り行き
この物語の主人公は、20代の男の子の話しです。彼は3兄弟の末っ子です。 彼には10歳年上の姉と兄がいて2人のことが大好きです。 両親はあまり仲良くなかったので、姉と兄が両親の代わりでした。 姉と兄の性格は全くの正反対でしたが、 姉は腹黒い性格なんですが、それを周りには出さずに気の利く世渡り上手です。姉はそんな自分のことが大好きです。 兄は純粋で、まっすぐな人で、他人のことを一生懸命に考えられる人です。 彼の性格はどちらかというと姉より。 しかし、彼は兄のことを尊敬していたため、腹黒い自分が大嫌いでした。 そのことを兄に相談しようかと思いましたが、兄は彼のことを 腹黒いとは思っていないと思っていて、相談すると嫌われてしまうのではないかと思って相談できないでいます。 この物語がハッピーエンドになるには、彼にどのようなことが起きて どのようになっていけばいいでしょうか? 私が考えると、どうしても彼は自分のことに耐え切れなくなって 自殺してしまいます。 やはり第三者が介入してくる必要があるのでしょうか?
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こんにちは。 「姉」の価値観と「兄」の価値観のあいだでゆれる主人公が、「兄」のようになりたいと思いつつも、「姉」と同じものを自分の中に感じて自己嫌悪に陥ってしまう、という話を自分が書くとするならばどうするかな、と考えてみました。 まず、彼は「姉に似ている自分が嫌い」「兄のようになれない自分が嫌い」と考えてるところをすこし単純化して、嫌悪感をストレートに姉にむかわせます。自己嫌悪以前の、根っこの部分としてまず姉を嫌悪しているわけですから、まずはそこをじっくり描きます。 その過程で大好きな兄の純粋さをゆるがせにするエピソードを考えます。「純粋さ」「善良さ」はかならずある種の「残酷さ」とセットです。純粋で優しく正しい人間は、彼がそこにいるというだけで多くの人を傷つけるからです。この「兄」のような人が一人いると、そばにいる人は全員腹黒くなるでしょうね。ある人が、ものごとの良い面だけを見つめていたら、他の人はその分、そうではない、辛いところ、暗いところを指摘せざるをえなくなるからです。 おそらく、この「兄」と「姉」の関係を維持しているのは「姉」の方だと思いますよ。「姉」は役割として、「兄」がカバーしていない、そして決して見逃してはならない、ものごとの暗い面、辛い面を拾って生きてきたのでしょう。「兄」は「姉」のおかげで「純粋」でいられるのです。その「姉」の人生の苦みみたいなものにふれたとき、主人公も自分自身の中にある「腹黒さ」を肯定的にとらえられるようになる、と「物語」ならば、そういう風にしめます。 私なら「自分の腹黒さに悩む弟」に、「相談すると嫌われてしまうのではないか」などと気を使われているような「兄」は好きではないですね。こいつをものすごく悪役に描くと思います。こいつがいるから家族が苦しむんだ、くらいに。
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- suunan
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内面ばかりをテーマにした話なので第三者が介入しても 変わりません。内面は変わらないからです。 兄に相談するか否かに意味がありません。 自分が腹黒いことは誰に相談しても解決しないからです。 物語は読者が楽しむためのものであり 悪人がひどい目にあうのは楽しいので、 腹黒い奴つまり悪い奴が自殺するのは ハッピーエンドですよ。 そいつが腹黒いまま幸福になったら 読者はハッピーではありません。 ハッピーエンドは 悪い奴が報いを受けるか、 悪い奴が報いを受けた後、良くなることです。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、ストーリー的にはワルモノが報いを受ける、 というストーリーはハッピーエンドかも知れないのですが、 他の皆様のおっしゃっているように、完全な悪という人間は 存在しないようです。 ということは、誰しもが善と悪を兼ね備えている、ということですよね? この物語に悪人が出てくるとしたら、誰になるのでしょう? 腹黒く自分大好きな姉か 子どものように純粋でまっすぐな兄(他人にとっては悪となりうる存在) 腹黒さを自覚し、そんな自分を認められない弟、 誰も悪いやつは存在していないような気がするのです。 たてついて申し訳ないです。
- bonobonobooono
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何かの弾みで兄の自分勝手なところや少し計算高いところを見てしまう(または気づいてしまう) 同様に、姉の純粋な一面にも気づく 人はどんな人であれいい面と悪い面を持っている。100%天使の人や完全な悪魔もいない。99%とかならいるかもしれないけど(w ということに気づいて、自分の腹黒いところも許せるようになる。 実は兄は彼の腹黒いところに気づいていたけどそれでも主人公のことが好きだった。兄の懐の深さに、兄を信じて相談できなかった自分を恥じる。 結局表面だけ見ていれば悪い人、いい人、にクッキリ分かれるのかもしれないけど、深くふかーく付き合ったり観察してみると、みんな完璧ではない&完全な悪ではないのだ。 自分自身も、腹黒い自分を嫌悪するのではなく、気負わず自分なりの理想の自分に近づけるように少しずつ努力して行けばいいと、前向きになる。 腹黒い自分が嫌いだけど、改心して、一日一回何か小さいことでいいのでいいことをする事から改善していこうとがんばり始めた。(ありの行列を踏み潰したくなった衝動を止めたなど)とかどうでしょう。 物語なので、兄や姉の違う一面を見る話はドラマチックまたは奇抜な方が読み手は楽しめるかな。
お礼
回答ありがとうございます! 非常に参考になります。 実は、主人公は兄の自分勝手なところを知っているのです。 この情報はこの場では初めての情報となることをお許しください。 質問にも書きましたが、両親が仲良くなかったため、 幼い頃の兄弟はなかなかぎすぎすしていたのです。 兄や姉が中学生、高校生の頃は兄弟もそこまで仲良くなく、 喧嘩ばかりの日々が続いていました。 中学生の頃の兄は特にひどく、兄の友達が主人公の家(兄の家でもありますが)に遊びにくると「オマエが弟だなんて皆に見せたくないんだ。お前は部屋にいってろよ」などといわれていました。 主人公はそのようなことに傷ついていました。 ところが、兄は子どものような純粋で、明るい性格からか周りの 友達からはおおいに好かれていました。 しかし「子どものように純粋」とは時に残酷でもあります。 兄は自分の思ったことを、嫌悪した気持ちをとてもストレートに 表現していたため、弟を受け入れられなかったのだと思います。 主人公はそんな自由奔放に生きることができる兄の姿にあこがれていたのかもしれません。 しかし、兄は大学生頃に激変し、子どものように何でも感じたままのことを表現することが「正しい」のではないということに気が付きます。兄の中では、子どもの純粋さを残し、且つオトナとしての常識も兼ね備えた人間になりたかったようです。 そして、主人公に対する兄の態度は変わっていきます。 ようやく兄は主人公を認めることができるようになっていきます。 また、姉も同様に、幼い頃は妹と喧嘩ばかりしていました。 しかし、両親との方が仲が悪かったため、主人公も「喧嘩ばかりしているけど、両親よりは自分のことをわかってくれている存在だ」と認識していたようです。 つまり、主人公はある程度、兄のことも姉のこともいい面ばかりを知っているわけではないのです。 そのような背景があるためか、主人公は兄を信じきることができず 自分のことを相談できないのかもしれません。 なんだか設定が細かすぎて申し訳ないです。 しかし、どうしてもハッピーエンドにしたいのです。 それにしても、主人公は、どうしても兄をワルモノにはしたくないようです。 おそらく、主人公を一番認めてくれている存在だと認識している からだと思いますが・・・・。
正反対の性質を包括してしまって自分で自分を責めているんでしょうか。 第三者に彼の性格を受け入れてくれる人がいれば解決ですね。 末っ子って我儘で甘えた、傍若無人のように言われますけど、周囲の顔色を見て育つぶん結構繊細なんです。 そこを支えてくれる人に出会えれば良いですよね。 たぶん依存ではなく良い関係が築けると思います。 視点を変えてみるのも良いでしょう。 お姉さんお兄さんは自分の性格で本当に満足しているのか? どちらも生きにくい性格だと思いますよ。 極端なんです。 通常はどちらも兼ね備えた人が一番トク、なんですけどね。 きっかけはどうであれ 自分で自分を好きになることが大切でしょうね。 あたりまえの回答でごめんなさい。
お礼
回答ありがとうございました!! やはり、自分で自分を受け入れるのが一番良い解決方法ですよね。 自分自身を受け入れることほど難しいことはないと思っています。 すんなりとできる人は、問題なく自分を受け入れられるのに・・・。 兄が自分の性格に満足しているかは不明ですが、自分大好きな人です。 姉も自分大好きで、彼の中では2人とも自分の性格に大いに満足 していると解釈しているようです。 本当のところは不明ですが・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 そうなんです。 私も、質問を書きつつ気がつかなかったのですが、 兄を純粋でまっすぐであると認識している主人公が、なぜ兄に 相談できないのかという矛盾点にです。 おそらく、主人公は兄のことを信じ切れていません。 しかし、兄を理想化しており、決して「悪」という存在にしたくないようです。 主人公は兄の腹黒い場面、自分勝手な場面を散々見てきていたにも 関わらず、なぜここまで理想化してしまうのか 私には分かりません。 しかし、考えれば考えるだけ、弟は兄を悪い人にはしてくれないのです。 家族の中で、初めて自分を認めて受け入れてくれたのが 兄だったのかも知れません。 そう考えると、兄は親代わり。 親には嫌われたくない、自分を認めてい続けてほしい という気持ちが働いているとも捉えられます。 弟はなかなか人から認められてこなかったんですね。