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微分式とドーマーの定理
ドーマーの定理と言えば財政関連の話題ではおなじみの単語で ニュースやシンクタンクの分析記事にもたびたび登場しますが ドーマーの定理って要するに微分式ですよね。 △(D/Y)=△D/Y-D/Y・△Y/Y ならDとYは独立していなければなりません。しかし、国債が GDPに全く影響を与えないというのはあり得ません。 つまり双方は独立していないということですよね。 だったらドーマーの定理は成立しないことになるのですが でもドーマーの定理の条件を満たした前提で計算すれば GDP比で債務が発散することはありません。 この矛盾がどうにも理解できません。
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回答ありがとうございます >1 そうですね。まぁ結局計算に用いる数字は「その年の結果」ですから「成長率」「金利」「GDP」とかいうラベルを外して考えればいいのかもしれません。国債によってもたらされた成長だろうがイノベーションによりもたらされた成長だろうが、増えるGDPは同じですからね。 >2 それに関して言えば見解は真っ二つですね。「金利>成長がデフォだ」って人もいれば、竹中氏など上げ潮派のように「成長>金利がデフォだ」って人もいる。まぁどうなるかわからないってことですね。財務省は推計の際には「金利>成長」って前提でやってるみたいです。金利が超過した際GDP比で均衡を保つには、その分PBを黒字にする必要があります。 >4 需要は何も市場の懐の温かさだけで決まるわけではありませんからね。今の日本の低金利は海外の連中から見ればかなり異様な光景に映るのだそうですね。無税国家論なんて話が出るくらいに。 >5 みずほ総研の試算ですが、まったくの無策だと2020年代には潜在成長率がゼロになってしまうのだそうです。回避策として、移民受け入れや外資の呼び込みなどが挙げられていましたが、最近になってそれらに向けた動きが加速してきていますね。特に移民受け入れなんかを与党の有力者が本格的に提言するようになったのは大きな変化だと思います。賛否両論あるようですが、私は移民受け入れには賛成の立場です。 >6 まぁいざなぎ超えと言ってもデフレのせいで平均名目成長率は1パーセント程度でしたからね。それでも10兆円を超える大幅な赤字削減を達成できたのは大きな成果だと思いますし、政治家が本格的に放漫財政の撲滅に向けて動き出すようになったのも、この5年で得た大きな成果の一つでしょう。財政再建が進むにつれ危機感がなくなってしまわないか心配ですが・・・ 質問の内容と少し逸れてしまいますが、財政先行きに関しては、そこまで私は心配していません。