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ピアノの高音質録音
- ピアノの高音質録音について、カワイのピレコとコンデンサーマイクとMTRの比較を検討しています。
- カワイのピレコは手間が掛からず扱いやすいですが、コンデンサーマイクとMTRはマイクの位置や録音後の編集が可能でクリアな音を録音できます。
- 予算的には6万円程度で、他にも高音質録音の方法を知っている方がいればアドバイスをお願いします。
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素人ですが、ピアノ録音の経験は少しある者です。 「ピレコ」ですか、こんなのできてるんですね! 「ピレコ」を使った事はありませんので、参考意見程度しか言えませんが… 通常のマイクでピアノ録音をする時に響板下にマイクを据える事は普通はありません。普通のマイクでは、響板の共鳴を局部的にしか録れないので、バランス良く録りきれないからです。 ただ、ピアノメーカーがそんなこと知らないわけはないですから、「ピレコ」では、かなり考えぬかれた特性の専用マイクが使われていると思われます。素人が下手なセッティングで通常マイクを据える事を思えば、結構いい感じに録音できるのではないかと思いますね。 ちなみに、これは私の経験則ですが、RODE NT5クラスのマイク2本だけでピアノを録るとなると、大屋根を開け、マイクを大屋根に向けて大屋根からの反射音を録るか、ピアノから数メートル離れたところに「ステレオマイク」の形で据えてピアノ全体の音を録るようにするか…しかありません。 ピアノから離して録る方法の方が、ピアノの音のまとまりはよいのですが、NT5クラスのマイクでは会場内の音も結構マイクに入ってきますので、純粋にピアノの音だけを録りたい場合では、静粛な場所で録るか、指向性の鋭いマイクを使って適切なマイクセッティング位置を時間をかけて探すか…といことになり、結構やっかいです。 しかし、大屋根の反響を近距離で直接録る方法でも、2本で全体の音をバランス良く拾うのは難しいので、私は大屋根からの音は高域をうまく掴める位置に2本(私の腕では、それでも2本必要)据えて、低域側を録るためにフレームの中に突っ込み気味にもう1~2本のマイクを設える方法をよく取ります。 ただ、マイクの本数が増えるほど、DAWで処理する時にマイク間の干渉音が増えるので、ミキシングがどんどん難しくなるのが難点です。 なので、特に後からDAWで処理しなければならないという積極的な理由がないなら、ピレコは魅力がありますね。
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- kenta58e2
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No.1です。 なるほど、マイクの方がよろしいですか。 まぁ、ほんのご参考なんですが、私も実はNo.2の方ご紹介のサイトで勉強してきた口です。 私の場合は、NT5クラス2本+αのマイクで録る時は、「マイキング例3」か「マイキング例4」を基本にしています。 「マイキング例1」も使いますが、これはサイトに説明もあるように、他の楽器が結構大音量なPAの時向きで、純粋にピアノ音ほ録音する時には、いまいち『らしさ』が出ません。 「マイキング例2」も、これもサイトに解説があるとおりで、比較的指向範囲がワイドなマイクを上手く配置できる場合を除いては、マイク2~3本では全音域をカバーしきれません。ただ、「ママさんコーラスの伴奏」的な、ビアのの中でも狭い範囲の音域しか使わない演奏だと、むしろ「マイキング例2」基本に置いて、欲しい弦だけ狙うのは結構うまくいきます。 また、ワンポイントステレオマイクが2本使える時は、私は「マイキング例2」式もよく使います。ワンポイントステレオマイクだと、結構妥協点を探しやすいので。ただ、録音機器側ではマイクの本数は4本扱いですけどね。 もちろん、ワンポイントマイクは同じ型式の物でないと、すんげえややこしくなりますが(^^ゞ 問題は、「マイキング例3」「マイキング例4」で、サイトの写真くらい大屋根を開く事ができるなら、このまんま真似しても良い(特にマイキング例3では、大屋根の反響ではなく弦を直で狙う事になる)のですが、私は会場の都合やピアニストさんの要望に阻まれて?、これだけ大屋根を開けさせて貰える事は滅多にありません。でも、写真くらい開けないと、「マイキング例3」の解説どおりのマイク効果は狙えません。 そうなると、「マイキング例4」に使い方法で、補完マイクも欲しくなります。 「マイキング例4」では、中に突っ込んでいる補完マイクの役割は『ハンマー部分の音と胴の鳴りをそれぞれ狙ったマイキングなど』と語られていますが、これもまぁ私には理想論に過ぎず、大屋根反響音で弱い音域の音を拾うために、もう1~2本を大屋根の隙間からブームアームを使って突っ込んで狙う…という感じになります。 なお、写真では大屋根からの反響を狙うマイクがフレームより中に入っていますが、大屋根がこの半分くらいしか開いていない場合は、反響狙いのマイクはフレームより外(つまり、マイクの上に大屋根が被らないように…サイトの写真も、大屋根がガバッと開いているのでわかりにくいが、そのルールは守っている)に置かないと、マイクが何重もの反響音に囲まれる事になってしまい、クリア感が大きくスポイルされます。 また、補完用に突っ込むマイクは、低域狙いにしてダイナミックマイク(サイトでもSM57使ってますが)を使う方が、高域感度が鈍い分余計な被りが無くてよろしいです。ただ、補完用マイクを低域狙いにするが故に、反響板狙いのマイクは高域よりの音を録れるようセッティングしておかないと、後の処理でめっちゃ悩む事になります。 なお、NT5クラスのマイクでは、私の経験上は「マイキング例5」「マイキング例6」は、やらない方が良いですね。 特に「マイキング例5」は、サイトのようにダイナミックのSM57だから通用するワザで、NT5クラスのコンデンサ使ったら、ピアノによっては頭が割れそうなくらいキンキンした音になってしまいます。 「マイキング例6」の弊害は、既に質問者の方がお気づきのとおりです。 以上、単なる私の経験則ですが、ご参考になりましたら(^^ゞ
お礼
ありがとうございます。参考になりました!! やはり、ピアノの録音ってそう簡単に出来るようなものでは無いんですね。経験者の方の詳しい意見をお聞きすることができ、とても参考になりました。 いろんな録り方があって鉄則的なものは無いんですね。 ただ、サウンド・ホールに突っ込むやり方は、モロ音にムラが出そうなので、アドバイス通り無難なやり方ではじめの内は試してみようと思います。 マイクも高価なものは○十万としますし、お金といい楽器を使えば、それなりの音は録れるのでしょうが、低コストでもある程度の高音質録音が出来れば満足です。
- mozofunk
- ベストアンサー率39% (503/1279)
マイキングについて非常に詳しく紹介されている方がいらっしゃいます。 写真や図解が丁寧なので、良い勉強になるとおもいます。 http://ottotto.com/sound/02/index.htm
お礼
ありがとうございます。こちらのサイトではかなり詳しく研究されていますね。いろいろな録り方があることが分かり、勉強になりました。マイキングのことについてこれ以上詳しく書かれたサイトは無さそうですね。手持ちのレコーディングの書籍よりも丁寧でした;。
お礼
ピレコで実際に自分の演奏を録音したことがあります。感想は簡単に録音出来て、音もそれなりに良くて録音時にあまりストレスを感じません。ただ、その反面、 ・CDに即録音される ・通常は響板下からの音しか録れない… とあくまでアコースティックピアノのみの録音用機材といった感じが、否めません。また、値段も7万程度とけっして安いとは言えない代物です。 実際、ピアノの音は残響設定とかもいろいろ出来るようですが、もう少しはっきりしたクリアな音が欲しいと思いました。スタジオでオフマイクで録音した時よりノイズは入らずピアノだけの音が録音出来ていて良かったのですが、ただ臨場感というかその場の空気が伝わってこない「のべ」っとした感じ(表情に乏しい、あくまで機械的に録れたような感じの音のように主観ですがそう思いました;)が自分の求める音と違っていたので、(2)に決定しつつあります。 また何かあれば、アドバイスください。